尾瀬ヶ原の現在の主役はヒオウギアヤメとカキツバタです。ニッコウキスゲは、あと1週間ほど先
天気・気温
山と周辺の状況
尾瀬ヶ原は7月に入り、花のメインは
ヒオウギアヤメ
ヒオウギアヤメ
とカキツバタになってきました。ここ数日で一気に開花して、尾瀬ヶ原の至る所で鑑賞することが出来ます。一番の見どころは下ノ大堀川付近で、春に水芭蕉で埋め尽くされていたビュースポットです。今はすっかり、アヤメとカキツバタの群生に変わっております。
また、少し前の主役だった
ワタスゲ
ワタスゲ
も、まだまだいたるところでみりゅことができます。ほか池塘の中では
ヒツジグサ
ヒツジグサ
がたくさん咲いています。
ほかにも、
ハクサンチドリ
ハクサンチドリ
、トキソウ、
レンゲツツジ
レンゲツツジ
、
コバイケイソウ
コバイケイソウ
などたくさんの花が咲いているのが今の尾瀬です。
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
は、早いものはいくつか咲き始めています。まだ蕾が多く、2~3割と言った感じです。夏の尾瀬を象徴する
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
の盛りは、あと1週間ほどではないでしょうか。
ほか、尾瀬ではトンボの姿を見かけるようになってきました。アキアカネ(赤とんぼ)、カオジロトンボ、日本一小さなトンボ、ハッチョウトンボ、イトトンボなどが飛んでいるのが確認できます。また、ホタルの目撃情報も寄せられており、尾瀬ヶ原は初夏の様相です。
登山道の状況
・鳩待峠から山ノ鼻、および尾瀬ヶ原周辺は、問題なく歩けます。
・見晴からアヤメ平に行く八木沢道、長沢新道、鳩待峠からアヤメ平までの登山道もすべて問題なく歩けます。
・見晴から三条の滝への登山道は、雨が降るとぬかるみが増します。防水性のある登山靴とゲーターを用意してください。
●至仏山登山道について
7/1より至仏山は登山可能となりました。ただし、東面登山道(尾瀬ヶ原~至仏山)は上り専用で、下山はできません。
現在はまだ、一部で残雪が残っています。東面登山道の至仏山山頂手前、および小至仏山~オヤマ沢田代間に残雪が多く残っています。雪歩きが不安な場合はアイゼンやストックを携行してください。
なお、雪渓を避けて湿原を歩くことのないようにお願いします。登山道や木道・木製階段と残雪上のみを通行してください。
現在、至仏山では
ユキワリソウ
ユキワリソウ
、ジョウシュウアズマギク、タカネシオガマ、ジョウエツ
キバナノコマノツメ
キバナノコマノツメ
、ホソバヒナ
ウスユキソウ
ウスユキソウ
、ハクサン
シャクナゲ
シャクナゲ
、アズマ
シャクナゲ
シャクナゲ
、
ハクサンイチゲ
ハクサンイチゲ
、
シナノキンバイ
シナノキンバイソウ
など、沢山の花が咲き始めています。
登山装備
濡れた木道やぬかるんだ登山道では転倒や滑落によるケガなどの危険が増大します。
また雨に濡れた衣服は容赦なく体温を奪います。尾瀬へお越しの際は天候に留意し、しっかりとした登山装備でお越しください。
注意点
ツキノワグマの目撃情報が増加しております。まずは熊鈴などを使用して、遭遇しないための工夫をお願いいたします。
万一遭遇してしまった場合は、静かに後ずさってその場を離れましょう。
お知らせ
群馬県尾瀬山の鼻ビジターセンターでは、週末を中心に各種イベントを開催しています。
7月のイベントは、以下URLをご確認下さい。
https://www.oze-fnd.or.jp/archives/92959/
昨年の今頃の様子は?
山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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- 連絡先住所: