谷川岳 | 谷川岳登山指導センター

稜線上にはたくさんの花が咲いています。登山道は雨で滑りやすくなっているので注意

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天気・気温

07/23(火) センター前 18:00現在 曇り。気温21℃。
みなかみ町の天気予報
明日
晴のち曇
21℃
7℃
明後日
曇時々晴
20℃
10℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 0:00発表
前橋市の天気予報
明日
晴のち曇
26℃
12℃
明後日
曇時々晴
22℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

午前は晴れ間が多くみられましたが、午後は一転激しい雷雨となりました。
雨は降りましたが気温が低いせいか、各沢などに雪渓がしっかり残っているところが多くみられます。

稜線はキスゲ、シオガマ、 ウスユキソウ ウスユキソウ シャクナゲ シャクナゲ 、ギボウシ、ジャコウソウ、 カラマツソウ カラマツソウ キオン キオン 、フウロ、 ダイモンジソウ ダイモンジソウ など、ガスを浴びて花だけが気持ちよさそうです。

登山道の状況

雨で濡れているため滑りやすくなっています。危険地区はテールリッジの取り付きの足場が悪くなっています。

[天神尾根]
ルート上からの雪は消え、アイゼンは必要なくなりました。

[西黒尾根、巖剛新道]
残雪は肩ノ小屋手前のみ。巖剛新道は崩壊箇所や倒木あり。通行可能ですが滑落に注意。

[田尻尾根]
滑りやすく転倒に注意してください。最近田尻尾根付近で熊の目撃情報がありました。

[新道芝倉沢]
雨後はすぐに増水するので渡渉注意。旧道芝倉沢から先は沢沿いにはまだ雪が残っており、滑落、スノーブリッジ崩壊などの恐れがあり経験者向きです。武能沢は特に危険。状況によりロープ、バイルが必要です。

[中芝新道]
芝倉沢に雪渓が多く、アイゼンがないと通行できません。雪渓の崩落、滑落、道迷いなどの危険が高く、特に一ノ倉岳からの安易な下山は遭難の可能性があります。

[蓬峠周辺]
蓬峠から白樺避難小屋間も沢に雪渓が残っているそうです。

[その他]
大障子避難小屋の入口扉が故障しているとの情報があります。扉半分から下が穴が開いてしまい、修理予定ですが日程は不明です。

登山装備

・急激に気温が上がるこの季節は毎年のように熱中症(時に重症)での救助要請が発生します。帽子で日よけ、水分は余分に持つなど熱中症対策は万全に!
・西黒尾根、巖剛新道、芝倉沢方面など、雪の残るルートではアイゼンなどの滑り止めが必要になります。
・光沢の残る鎖場の鎖は濡れていると滑りやすく危険です。ホームセンターなどに売っているグリップのいい薄手の手袋などがあると便利です。
・ブヨやメマトイは少なくなりましたが、気になる方は虫よけスプレーや防虫ネットをお持ちください。
・天気によっては濡れや風により、山頂付近では防寒が必要な時もあります。薄手のフリースやダウンなど、ザックに入れておくと休憩中なども快適で、怪我や遭難など万一の装備としても安心です。
・日帰りの登山であってもレインウェア、ヘッドランプ、防寒具等は必須です。

注意点

登山指導センターから一ノ倉沢までの道はマイカー規制中です。一般車の進入はできません。

お知らせ

登山指導センターの休憩舎は24時間利用できます。建物前の湧水は枯れる時があり水質も不安定です。登山用の飲み水は持参してください。また、休憩舎のトイレが利用できなくなる場合もあります。トイレは次の人のことも考え、皆さんでキレイに使いましょう。使用後は電気を消して、節電にもご協力ください。

登山される方はロープウェイ駐車場をご利用ください。

■小屋の情報
肩ノ小屋の宿泊は、基本的に予約が必要です。

昨年の今頃の様子は?

登山口付近の雪は少なくなってきましたが、稜線はまだ冬山装備が必須です2023.04.11

ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18

雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25

状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02

残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09

登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16

谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子

  • みんなの登山記録 山が好き! さんの投稿から
  • みんなの登山記録 茂やん さんの投稿から
  • 平標山(みんなの登山記録 yamakichiさんの投稿から)
  • 一ノ倉沢(みんなの登山記録 かつさん さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 ALPS1998さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 Jimny-Hikerさんの投稿から)
  • ガスも出ていましたが、綺麗な眺望でした(みんなの登山記録 gumigumigumiさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SAKIさんの投稿から)
  • オキの耳から南方面(みんなの登山記録 まさ0806さんの投稿から)
  • 谷川岳 山開きの日(みんなの登山記録 あーさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SSGさんの投稿から)
  • 谷川岳と一ノ倉岳(みんなの登山記録 サンシマ さんの投稿から)

谷川岳登山指導センター

電話番号:
0278-72-3688
連絡先住所:
〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽

地図で見る
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 越後山脈

谷川岳 標高 1,977m

 谷川岳は「耳二ツ」といわれ、沼田市や月夜野町(つきよのまち 現・みなかみ町月夜野)方面から見ると、ちょうどネコの耳のような双耳峰に見えるので、手前をトマの耳、奥の高い方の峰をオキの耳と呼びならわしている。  トマの耳は古くから薬師岳とも呼ばれ、山頂には石造りの薬師瑠璃光如来が祭られていたという。一方、オキの耳には、富士山の浅間菩薩が地元の人たちに福を与えんとして降臨したとの伝説も残り、別名谷川富士と呼ばれる。  元来谷川岳は、谷川本谷の北方にそびえる俎嵓を指していたのだが、陸地測量部が誤って、薬師岳に谷川岳と名称をつけた。ジャーナリズムが遭難の起こるたびに「谷川岳」の文字を使用した結果、今日では1963m峰(トマの耳)が谷川岳ということに定着したという。  昭和6年(1931)9月、上越線が開通した翌月、土樽(つちたる)側の万太郎谷で東京の一青年が疲労凍死し、登山者による遭難第1号となった。  谷川連峰の特異性については、次のような点が考えられる。  登山人口の多い首都圏に近くて交通の便がよく、アプローチが短いので、すぐに山に取り付ける。スポーツ登山や大衆登山の普及と相まって、絶好の登山地となった。  日本列島脊梁地の一部として、この山域の局地気象の複雑さは特異ともいえる。東京と清水峠の気温の差は、夏でも9~10度あり、加えて強風、豪雪、雪崩、濃霧といった悪条件が重なる。  標高は2000m内外であるが、峻険な岩壁を有し、高山性を帯びた山々である。地質も複雑で階層状をなし、多様な岩石が分布し、それが地形や植物分布に大きな影響を与えている。例えば、豪雪との関連もあるが、針葉樹林帯がほとんど見られない。  昭和42年(1967)から、群馬県の谷川岳遭難防止条例により、危険地区への入山の届出制や冬山の一時的登山自粛または禁止など規制が行われている。また、毎年融雪期にあたる3月末から5月中旬にかけては、気温上昇による雪崩の発生が予想されるため、危険地区の登山を禁止している。  昭和13年(1938)7月1日、スポーツ登山としての第1回山開きが行われた。西黒沢からガレ沢(当時の主要コース)をつめて尾根に登り、ザンゲ岩から山頂に出た。以後7月の第1日曜日は「安全登山の日」として、現在も山開きの日になっている。  ロープウェイを利用する天神平コースが所要2時間30分。厳剛新道コースは土合駅から4時間40分。西黒尾根コースは土合駅から4時間30分でそれぞれ山頂へ。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

一ノ倉岳 標高 1,974m

 谷川岳トマの耳の北1.8km、1時間の所にあり、東に一ノ倉尾根、北東にカタズミ岩の岩峰をその末端に起こす堅炭尾根(かたずみおね)を派生する。堅炭尾根には中芝新道が開かれている。  一ノ倉岳の東面は、剱岳、穂高岳と並んで、日本三大岩場の1つといわれ、あまりにも有名な存在である。オキの耳から一ノ倉岳に至る上越国境稜線の東側、湯桧曽川に向かって急峻になぎ落ちる沢は一ノ倉沢と呼ばれ、北を一ノ倉尾根、南を東尾根に挟まれた谷には、標高差800mを超す壮大で峻険な岩壁と、悪絶なルンゼが多く、谷川岳を代表する岩場である。  クラは岩壁の意で、この付近で最も大きな岩壁をもつ沢であることからこの名がある。  中でも、二ノ沢流域、滝沢下部と上部のA~Dルンゼ、本谷の第2~6ルンゼ、烏帽子岩、衝立岩(ついたていわ)、コップ状岩壁は、登攀の好対象とされ、現在も多くのクライマーを迎えている。その登攀の歴史は、わが国の近代登山の歴史といってもよく、この岩場の果たした役割は大きい。  頂上までは谷川岳トマの耳から所要1時間。土樽駅から茂倉新道経由5時間30分。蓬峠から縦走して3時間。中芝新道(芝倉沢旧道出合)から3時間。残雪期に芝倉沢から3時間30分。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

茂倉岳 標高 1,978m

茂倉岳は谷川連峰のほぼ真ん中に位置する山で、標高は谷川岳に勝る高さを持つが登山者はそれほど多くなく、静かな山旅が味わえる。 山頂付近には立派な避難小屋や近くに水場があるので、利用価値が高い。山頂からは平標山から谷川岳にかけて東西にのびる県境稜線の山々、湯檜曽川を囲む馬蹄形稜線の山々など、すばらしい展望が楽しめる。

ユーザーの登山記録から