いよいよニッコウキスゲの最盛期となりました。夏風に揺れるその姿はまるで「黄金の海」のよう
天気・気温
山と周辺の状況
大江湿原の
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
は、最盛期到来となりました。一昨年もたくさん咲きましたが、それよりもっと多く広範囲で咲いています。時折吹く夏風に揺れるその姿はまるで「黄金の海」のようです。
気温が高くなっています。登山装備をしっかりと揃えることはもちろん、日中は日射しが強いので「熱中症」にならないように充分な水分・塩分補給および休息をとりつつ、自分の体力にあった無理のない行程で、夏の「尾瀬」をお楽しみください。
過日(7/20)、ビジターセンターのイベントでナイトハイクと星空観察会を行いました。ビジターセンターから浅湖湿原までのハイキングでは、普段経験することのできない暗い湿原や森の散策を体験しました。何の動物か確認はできませんでしたが、光る眼も見ることができ満足していただけたようです。
秋くらいにナイトハイクを計画いたしますので、皆様の参加をお待ちしております。
登山道の状況
●沼山峠~大江湿原
沼山峠から大江湿原までの登山道は、問題なく通行できます。
●尾瀬沼周回
尾瀬沼の周回は、南岸側の道は、ぬかるみが多く、木道が破損している箇所があります。足元をよく確認して歩いてください。
●燧裏林道
燧裏林道はとくに問題箇所はありませんが、この時期は湿原に咲く花が多い季節です。
キンコウカ
キンコウカ
、
チングルマ
チングルマ
(花穂)、
ワタスゲ
ワタスゲ
、モウセンゴケなどにぎやかです。
●小沢平方面
沢沿いの登山道は雨天時は鉄砲水が発生する恐れがあります。ご注意ください。
●燧ヶ岳
・御池新道(御池~燧ヶ岳)
熊沢田代の先(上部)に、100mほど続く雪渓があります(7/23現在)。アイゼン無しで通過できますが、ストックがあると安心です。
・長英新道(尾瀬沼~燧ヶ岳)
問題なく歩けます。序盤は針葉樹の森を歩きますが、荒れている箇所があります。ぬかるみにご注意ください。
・見晴新道(見晴~燧ヶ岳)
粘土質の土で、雨天時は滑りやすくぬかるもます。段差も大きく歩きにくいです。
・ナデッ窪登山道(白砂湿原~燧ヶ岳)
管理者のいない登山道です。急登や岩場も多いので、経験者のみ利用してください。
※
キヌガサソウ
キヌガサソウ
、ハクサン
シャクナゲ
シャクナゲ
、
サンカヨウ
サンカヨウ
、イワオトギリなどが咲いていました。
登山装備
日中は日差しが強いので、サングラスや日焼け止めが必要です。熱中症対策が必要な時期です。
注意点
尾瀬内には病院などの施設はありません。事前に最新の情報を収集するとともに装備を整えて、安全第一でお越し下さい。
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
- 電話番号:
- 連絡先住所: