北八ヶ岳 | 北横岳ヒュッテ

夏山で眺望を楽しみやすいのは朝の時間帯です。夏の山小屋に宿泊する際は早朝の素晴らしい景観をお楽しみください

暮れゆく八ヶ岳(2019.08.17 北横岳ヒュッテ)
暮れゆく八ヶ岳(2019.08.17 北横岳ヒュッテ)
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天気・気温

08/07(水) ヒュッテ周辺(標高2,400m)最低気温10℃~13℃、最高気温16℃~22℃
松本市の天気予報
明日
雨のち晴
19℃
8℃
明後日
19℃
7℃
日本気象協会提供 2024年3月28日 12:00発表
甲府市の天気予報
明日
雨のち晴
22℃
10℃
明後日
24℃
9℃
日本気象協会提供 2024年3月28日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

6日の朝は山頂で朝陽を迎えました。 朝焼け雲が南アルプス上空まで広がる中、荒船山付近から朝陽は昇ったのです。やがて霞を抜けた朝陽は強い光で山々を照らし、上空の雲を白く輝かせました。

日の出の頃にガスってしまうこともありますが、夏山で眺望を楽しみやすいのは朝の時間帯です。9時頃になるとどうしても雲が沸き上がってきてしまうので、眺望は期待しにくくなってしまいます。

夏の山小屋に宿泊する機会があり天気が良い時であれば、是非とも早朝の素晴らしい景観をお楽しみいただきたいと思います。

山の最新情報や装備についての問い合わせは現地電話(090-3140-9702)へお尋ねください。

登山道の状況

・登山道に大きな支障は確認されていません。
・落雷には十分注意して、無理な行動は控えるようにしてください。
・迷子防止のため、子供だけで先に行かせることのないようにしてください。
・双子池ヒュッテさんの尽力で、双子池~雨池間の倒木処理はほぼ終了しました。

登山装備

・日差しの強い時は熱中症に用心してください。
・暑さ対策で肌の露出を多くされる方はケガ、日焼け、虫刺され等に注意してください。特に足は裂傷等を負うと歩行困難となります。

注意点

北横岳が活火山であることに留意されますようお願いいたします。尚、北横岳には噴火に備えてのシェルターやヘルメット等の配備はありません。

夕方以降に大怪我等をされても救助活動は翌朝となります。暗くなってからの行動は昼間よりも危険となるので夕方以降は各自の能力範囲内で行動してください。

疲労や道標の見落とし等により行程計画に対し大幅に遅れてしまうことがあります。最終目的地には15時までに到着できるような計画であることや、トラブル等へ対処するための予備時間を行程計画に入れ込むことをすすめます。

日帰り登山の方でも登山で必要な最低限の装備を必ず携行してください。(装備不足は命が危険に晒されることになります)

万が一の時に備えての装備だけでなく、経験や知識等が必要となるので初心者だけでの登山は控えるようにお願いします。

個人個人の登山能力や装備等が山の状況にそぐわない場合や体調が優れない時などは、登山計画の変更あるいは中止するなど柔軟に対応してください。

緊急時を除き、指定地にテントを張るのがルールです。指定地以外での幕営は植生破壊となる場合があります。

長野県登山条例で登山計画書の提出が義務化されています。

お知らせ

・北横岳ヒュッテは標高2,400mに位置します
・当ヒュッテは宿泊営業を優先しているため、食材の買い出しや荷上げ等は山小屋を閉めて行っています。そのため物品購入だけでなく雨宿りもできないことが多々あります。
・昼食の提供をしておりません。また不定休となっているので休憩利用ができないことがあります。
・日中に営業していればペットボトル飲料やスナック菓子等の購入や休憩利用(15分間200円)は可能ですが、外来向けの営業終了時間は遅くても15時半までとなります。また、昼食や暖かい飲み物の提供は行っていないので必要な方は各自でご用意ください。
・定員制と予約人数に合わせて食材を買出しして背負い上げるので、宿泊される方は必ず予約してからお越しください。
・営業/通年(要予約、予約のない日は休館となります)

【夏期料金(6月〜9月)】
1泊2食付き 8200円
1泊夕食付き 7000円
素泊まり 4800円

【春季・秋季料金(4月、5月、10月、11月)】
夏期料金に対して400円増しとなります。

【冬季料金(12月〜3月)】
夏期料金に対して800円増しとなります。

※9月7日は満室としていましたが、空きができました。
※11月5日~12月13日は都合により閉館します。
上記以外の日でも急な都合により、宿泊予約をお受けできないことがあります。

※10月より宿泊料金を変更します。
1泊2食付き 8700円
1泊夕食付き 7500円
素泊り料金 5300円
季節料金(4、5、10、11月は400円加算、12月〜3月は800円加算)。

宿泊を希望される方は「宿泊の方へ」のページも必ずお読みください。
http://kitayoko.fine.to/information

昨年の今頃の様子は?

2月下旬から気温が高い状態が続いていますが、まだ1m以上の積雪があり、雪のある山の危険を理解した上で入山を2023.03.28

北八ヶ岳ロープウェイは整備・点検のため運休中2023.04.03

例年に比べて半月ほど早く雪解けが進んでいます2023.04.18

北横岳ヒュッテ周辺の過去の様子

  • ロープウェイからの蓼科山
  • 夕映えの縞枯山の樹氷林
  • 暮れゆく三ッ岳
  • 山麓から見上げる北横岳
  • 坪庭から望む新雪の北横岳
  • カラマツ黄葉の山麓と南アルプス
  • 蓼科高原の紅葉と新雪の槍穂高。ロープウェイより
  • 七ツ池の霧氷と紅葉

北横岳ヒュッテ

現地連絡先:
090-3140-9702
電話番号:
090-7710-2889
連絡先住所:
長野県茅野市塚原2-17-26

地図で見る
http://kitayoko.fine.to/

施設の詳細を見る

関連する山

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蓼科山 標高 2,531m

 八ヶ岳連峰の最北端、長野県茅野市と同北佐久郡立科町との境に位置する蓼科山は、コニーデ型の山容をした信州きっての名山のひとつで、諏訪富士とも呼ばれている。また、高井山、飯盛山(いいもりやま)、黒斑山、女ノ神山などの別称もある。山頂は岩石累々とした偏平な噴火口跡で、中央に蓼科神社奥宮の石祠がある。  山頂からの展望は、八ヶ岳連峰をはじめ浅間山、霧ガ峰、美ガ原、北アルプスなど360度である。ツガやシラビソなどの山腹には、縞枯現象も見られ、北麓の湿原帯、御泉水(ごせんすい)周辺には、レンゲツツジ、コバイケイソウ、マツムシソウなどが咲き乱れる。  親湯(しんゆ)から女神茶屋経由4時間、蓼科山7合目から2時間強、大河原峠から2時間弱の行程で山頂に達する。  天祥寺原を流れる滝ノ湯沢からは、縄文時代の生活遺物が発見されており、太古への夢をかき立てられる所である。

長野県 / 霧ヶ峰

横岳 標高 2,480m

 天祥寺原を挟んで蓼科山と対峙する北八ヶ岳の横岳は、主脈の横岳と区別するために「北横岳」と呼ばれている。長野県茅野市と同南佐久郡佐久町(現・佐久穂町)の境に位置し、根張りのある堂々とした山容をもっている。山頂は二峰に分かれ、2480mの北峰には脩那羅大天武(しよならだいてんむ)が祭られ、南峰には2473mの三等三角点がある。  眺望は南峰が優れており、八ヶ岳主脈の山々が直線的に重なり合い、諏訪側に長く引いた裾野の広がりも見事である。はるかに北アルプスの連山も望見できる。  山頂部にはハイマツ、シャクナゲ、シラビソなどが多く、東面にある三ツ岳への岩海のルートには、シャクナゲをはじめコケモモやシラタマノキなどが見られる。  坪庭から1時間強、親湯から亀甲池経由4時間30分、大河原峠から双子池を経て3時間30分の行程である。

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縞枯山 標高 2,403m

 茶臼山と雨池峠の間にある縞枯山は、ほぼ東西500mにわたる頂上部をもち、シラビソやコメツガの森に覆われている。これらの樹林が立ち枯れたものが、数段の白い横縞をつくっているところから山名が生まれた。縞枯現象は風、降雨、日射などの自然現象によるもので、100年から300年の周期で世代の交代を繰り返すものといわれている。この現象は蓼科山や北横岳の西面、茶臼山などにも分布していて、縞枯帯の中へ入ってみると、枯れた樹幹の根元に緑の幼木が育っていることが分かる。茶臼山の山頂から西へ入った露岩の展望台は、縞枯山の縞枯現象の大要を観察するのにもってこいの場所である。  長野県茅野市と同南佐久郡八千穂村(現・佐久穂町)の境に位置し、山頂の東端にある展望台に立つと、天狗岳や麦草峠付近のパノラマが展開する。  近くには岩石累々とした坪庭、神秘なムードに包まれた雨池、茶臼山の南には麦草峠の草原がある。縞枯山と茶臼山の諏訪側には、国有林監視用の歩道があって、坪庭下から五辻を経て冷山歩道へつながっており、南八ヶ岳の山々を遠望することができる。  麦草峠から2時間弱、坪庭(ピラタスロープウェイ山頂駅)から1時間の行程だ。

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