燕岳 | 燕山荘

草紅葉がだいぶ進み、山肌も緑から黄色へと日毎に変わってきています

山肌も緑から黄色へ(2019.08.27 燕山荘 )
山肌も緑から黄色へ(2019.08.27 燕山荘 )
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天気・気温

08/29(木) 8/27 晴れ
8/28 雨
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
24℃
12℃
明後日
晴のち曇
29℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 4:00発表
高山市の天気予報
明日
晴一時雨
23℃
10℃
明後日
晴のち曇
28℃
6℃
日本気象協会提供 2024年4月24日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■8月27日
8月もあとわずかとなってきて、だいぶ秋めいてきました。しかし、まだ一気に秋が進むのではなく、この先太平洋高気圧が盛り返し、再び暑い日がやってくるようです。そのため一旦離れていた秋雨前線がこの先しばらくはこのあたりに居座りそうです。

燕山荘周辺では草紅葉がだいぶ進んできて、山肌も緑から黄色へと日毎に変わってきています。ついこの間まで花を咲かせていた ハクサンイチゲ ハクサンイチゲ もすっかり花は落ち、葉っぱは黄色くなり始めていました。これをみると改めて山の夏の短さを感じました。


■8月28日
昨夜は屋根を叩く雨音が大きく、強い雨が降っているなぁと思い、眠りにつきました。朝になってもその雨は止まず、また稜線は強い風が吹いていて縦走を予定されていた方も皆さん下山されていきました。今日のような日はお隣の大天荘からも風が強いので縦走は気を付けてくださいとの一報もありました。こんな日はあまり無理をしないほうがいいですね。

そんな中、合戦小屋までの間にはあちこちにオヤマリンドウが咲いていて、降りしきる雨の中、心を慰めてくれました。合戦小屋では9月の中頃まですいかを販売していますが、ここの ナナカマド ナナカマド の実は早くも赤くなっていて、ここでも小さな秋を見つけました。今日のような雨の日は、雨をよけて休憩できるのは本当にありがたいことだと思いました。

夜になっても雨はやむ気配はありません。明日も雨の予報となっています。中房まで通じる道路は規制雨量があり、雨が降り続くと通行止めになってしまうこともあります。心配な時は安曇野市建設事務所にお問い合わせいただくか、長野県河川砂防情報ステーションのホームページをご覧になられるとよいかと思います。

注意点

■7月8月 週末の燕岳登山口駐車場のご利用について

7月、8月の週末の燕岳登山口近くの登山者専用駐車場は、天候等にもよりますが、大変混み合うことが予想されます。お車でお越しの方は、安曇野市内数ヶ所にある登山者専用無料駐車場に車を止められ、最寄りのバス停から定期バスまたはタクシーなど公共交通機関のご利用にご協力をお願いいたします。

〈定期バス時刻表〉

2019年度中房温泉行(燕岳登山口)定期バス時刻表
南安タクシーHP(http://www.nan-an.co.jp/modules/bus/top/nakafusa/
安曇観光タクシーHP(http://www.azumikanko-taxi.co.jp/2011/04/030-01.html


〈安曇野市内駐車場のご案内〉

燕山荘ホームページ「交通アクセス」(https://www.enzanso.co.jp/access
※2019年度ご利用いただける登山口近く駐車場と安曇野市内駐車場は以下となります。
◆燕岳登山口付近駐車場(約120台・安曇野市営第一~第三駐車場)
◆有明神社登山者駐車場(約75台)
◆穂高駐車場(約150台)
◆安曇野の里駐車場(数台)


安曇野市HP登山者用駐車場のご案内(http://www.city.azumino.nagano.jp/soshiki/32/53441.html

昨年の今頃の様子は?

残雪量は例年より少なめ。最新情報を確認の上、お越しください2023.04.28

雨で雪は減りましたが、ピッケル、アイゼンが必要です2023.05.02

燕山荘周辺の過去の様子

燕山荘

現地連絡先:
090-1420-0008
電話番号:
0263-32-1535
連絡先住所:
長野県松本市大手2-3-10 燕山荘松本事務所

地図で見る
http://www.enzanso.co.jp/

施設の詳細を見る

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燕岳 標高 2,763m

 常念山脈の北部にある花崗岩と花崗岩砂礫とで構成された山。東側に中房川が流れ、西側は高瀬川の谷が区切っている。  登山口には文政年間(1818~1829年)の開湯と伝えられる中房温泉があり、国民宿舎有明荘とともにいで湯の楽しめる、格好のベースになっている。  遠くから見ると平坦で特徴のない稜線が続いているので、かつては大天井岳近くまでの山稜を、ただ「屏風岳」とひとまとめに呼んでいたらしく、明治39年刊行の『日本山嶽志』にも載っていない。大正4年の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』には「燕岳」とあるので、その間の10年間に命名されたらしい。  表銀座コースの始発点として有名で、大天井岳で分岐して槍ヶ岳へ常念岳へと志す登山者でいつも賑わっている。  遠目には目立たないが、稜線を山頂に向かってみると、風化した花崗岩群がまるで環境芸術のオブジェのようで面白い。頂上の北には北燕岳の岩峰がそびえ、鞍部はコマクサの群落、東斜面はお花畑と楽しい。  登山道は中房温泉からアルプスでも指折りの急登、合戦(かつせん)尾根を登って所要4時間30分。

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 常念山脈といえば北限は燕岳と思われているが、実はさらに北に延び、東沢乗越から東沢岳、中沢岳を通って餓鬼岳まで続いている。餓鬼岳から北西に延びる稜線は、唐沢岳で高瀬渓谷に切れ落ちている。  餓鬼岳は安曇野から見上げると岩壁がそばだっているので「崖岳」というのが訛ったという説がある。いい山なのに気の毒な名である。  山頂は花崗岩の露岩と風化砂礫で、祠がある。森林限界をわずかに抜け出してハイマツとコマクサが目立ち、線条構造土の縞模様も目につく。直下にはいかにも山小屋らしい餓鬼岳小屋があり、静かな山を楽しめる。  登山道は2本。1つは大町から白沢登山口を経て登るコースで所要10時間。もう1つは中房温泉から中房川をつめて東沢乗越へ出て継走路を行くルートで、所要7時間。

ユーザーの登山記録から