飯豊山 | 飯豊山・天狗平ロッジ

天狗平ロッジの常駐は8月末日で終了します。 9月1日からは、事前予約があった場合のみ管理人が入って開設します

石転ビ沢の雪渓を歩く。今は簡易アイゼンでも雪渓は登れる(2019.08.28 飯豊山・天狗平ロッジ)
石転ビ沢の雪渓を歩く。今は簡易アイゼンでも雪渓は登れる(2019.08.28 飯豊山・天狗平ロッジ)
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日本気象協会提供 2024年3月29日 4:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

天狗平ロッジの常駐は8月末日で終了します。
9月1日からは、事前予約があった場合のみ管理人が入って開設することになります。
開設されている場合は、飛び込みでも宿泊可能です。
宿泊される方は、090-5846-1858 または iide@ic-net.or.jp まで連絡をお願いします。

飯豊連峰合同保全作業が、8月31日(土)~9月1日(日)に実施されます。今年は天狗平ロッジをベースにして梶川尾根上部で行われます。

詳細は 飯豊朝日連峰の登山者情報 http://www.ic-net.or.jp/home/iide/ をごらんください。 

登山道の状況

各登山道の状況は以下をご確認ください。

●石転ビ沢
石転ビ沢は、石転ビノ出合で門内沢と石転ビ沢の2箇所、梶川出合も含めると3箇所で飛び石伝いの渡渉が必要になっています。
上流部は樹木がないため、雨が降るとそのまま増水して渡れなくなります。雨天時は石転ビ沢に入谷しないでください。
石転ビ沢コースの北股沢出合清水から上部は踏み跡が全て露出しました。標高1650mで小尾根から中ノ島(草付き)に移る場所では、踏み跡状の草のない場所が直上しているので、左の大岩のある小沢に向かわず直上する危険があります。ここでは過去にも直上した登山者が遭難しています。十分に注意してください。
・以下URLで現在のルートをご確認ください。
https://www.ic-net.or.jp/home/iide/hyousi20190804.jpg

●大日杉コース
・今年の大日杉コース登山道はきれいに刈り払いされ歩きやすくなっています。
・大日杉小屋手前で工事のため車道の通行規制あり(8月末まで延長)。ゲート付近に駐車場はなく路肩に数台程度です。そこからは約400m林道を歩くことになります。
https://www.town.iide.yamagata.jp/003/takeyaseigen.html
・「目洗い清水」は、雪を踏まないで水を汲めるようになりました。
・大日杉コースの切合小屋直前トラバースの残雪がなくなり、安全に通行できるようになりました。

●稜線の様子
・梅花皮小屋から御西小屋までの登山道を覆う残雪は小さくなり、慣れている方ならアイゼンやピッケルなしで通行できるようになりました。
・梶川尾根~梅花皮小屋は、とくに問題ありません。
・門内小屋の融雪水がなくなりました。門内清水を掘り出しました。詳細は管理人にお聞きください
・御西小屋の清水を掘り出しました。一般登山者も水を汲みに行くことが可能となりました。
・本山小屋の水場(一ノ王子)が使用できるようになりました。

●梶川尾根
・梶川尾根の標高1,600m付近、通称「三本カンバ」と「トットバノ頭の新道」の間で土砂が崩れ、登山道の片側がえぐり取られました。距離は2~3m程度。根曲がり竹を掴んで慎重に通過してください
・五郎清水に設置していた「水場」の標識が折損しています。直進は水場、登山道は右に下ります。昨年も間違えて遭難者が出ているのでご注意ください。


●その他のコース
・ダイグラ尾根取り付きの桧山沢吊橋は架橋されていて通行できます。
・奥胎内ヒュッテまでの車道は開放され、入山できます。道路工事による車両規制も終了しました。
・オンベマツ尾根(湯ノ島小屋~大日岳)はとくに問題ありません。
・加治川治水ダム~湯の平山荘は、通行止めになります。従って湯の平山荘は通年無人になります。途中の橋は架橋される予定ですが、詳細は不明です。

登山装備

熱中症に対する対策を行ってください。

注意点

【トイレの使用について】
御西小屋のトイレに荷上げしたトイレットペーパーを設置しましたが、心ない利用者により、撤去の危機が発生してしています。1回の使用でトイレットペーパー1個を使い尽くすという事案があったのです。
御西小屋のトイレは、宿泊者よりも飯豊山方面から大日岳を往復する登山者、特に女性が立ち寄って利用することが多数です。このようなことが今後も発生するようですと、やむなくトイレットペーパーを撤去することになります。

お知らせ

その他詳細は「飯豊朝日連峰の登山者情報(http://www.ic-net.or.jp/home/iide/)」へ。

【飯豊連峰、山小屋の清掃協力金が変わりました】
・稜線の山小屋および天狗平ロッジの清掃協力金・宿泊費が全て500円値上げされました!
→梅花皮小屋・門内小屋・頼母木小屋はこれまでの1,500円から2,000円に変更されました。
→御西小屋はこれまでの2,000円から2,500円に変更されました。
→梅花皮小屋・御西小屋の幕営に伴う清掃協力金は、一人500円から1,000円に変更されました。

★各山小屋の連絡先一覧
三国小屋(090-4820-0815金子)、切合小屋(090-3366-7696佐藤、090-9746-0392長谷川)、本山小屋(090-8850-0332渡辺)、御西小屋(090-5846-1858井上)、梅花皮小屋(090-5846-1858井上)、門内小屋(090-1530-6053)、頼母木小屋(090-1530-6032)、天狗平ロッジ(090-5846-1858井上)、杁差小屋(通年無人)

昨年の今頃の様子は?

4月28日に倉手山登山口と大日杉小屋までの車道が開通予定、開通時刻にも留意ください。2023.04.27

飯豊山・天狗平ロッジ周辺の過去の様子

  • 2023年12月30日の頼母木小屋の様子
  • 10月22日撮影、丸森尾根標高1,100m付近にて
  • 崩壊が進む石転ビ沢
  • 梅花皮小屋から撮影した石転ビ沢。融雪が進んでいる
  • 石転ビ沢を見上げる
  • 御西小屋へ続く主稜線の様子。御西小屋に資材を運ぶヘリから撮影したもの
  • ダイクラ尾根の吊り橋は、まだ掛かっていません
  • 石転ビ沢遠望
  • 国民宿舎飯豊梅花皮荘から飯豊連峰
  • 倉手山山頂から飯豊連峰を望む
  • 登山道が消滅した貝附山城コース

飯豊山・天狗平ロッジ

電話番号:
090-5846-1858
連絡先住所:
山形県西置賜郡小国町

地図で見る
http://www.ic-net.or.jp/home/iide/

施設の詳細を見る

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