大山 | 大山プロガイド協会

大山夏山登山道に支障なし。秋の花が咲いています。晴れ予報でも雨具必携。日没早くライトも

山頂直下より山頂台地 (撮影 山岳ガイド佐々様)(2019.09.13 休暇村 奥大山)
山頂直下より山頂台地 (撮影 山岳ガイド佐々様)(2019.09.13 休暇村 奥大山)
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天気・気温

09/13(金) 10:00 大山寺 晴れ 21℃ 無風
12:00 山頂 晴れ時々ガス 18℃ 微風
鳥取市の天気予報
明日
曇のち晴
24℃
14℃
明後日
晴時々曇
25℃
13℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 6:00発表
松江市の天気予報
明日
曇のち晴
25℃
14℃
明後日
晴のち曇
27℃
12℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

9月13日(金)現在の大山夏山登山道の最新情報をお知らせします。

気温は真夏ほど高くないのですが湿度が高く蒸し暑い登山でした。
移動性高気圧が太平洋上より東に進み、大山付近が高気圧の後ろ側になったために太平洋からの湿気を含んだ空気が南風で吹き込み、やや不安定な天候となりました。
秋の移動性高気圧については前側はスッキリと晴れて大陸から冷たい風が吹き込んでくるので気持ちがいいのですが、中心が大山付近を過ぎて後ろ側になると蒸し暑くなり雲が多くなって天候も下り坂になるのでご注意ください。

さすがに6合目を過ぎると爽やかな風になりましたが、山頂付近でも秋らしくないぐらいの高めの気温でした。

お花はすっかり秋の花に変わりました。
ツリフネソウ ツリフネソウ 」、「ミズヒキ」、「 キンミズヒキ キンミズヒキ 」、「アカソ」、「オオカニコウモリ」などが3合目ぐらいまででみられました。
頂上台地では「キュウシュウコゴメグサ」、「 イヨフウロ イヨフウロ 」、「 アキノキリンソウ アキノキリンソウ 」などがみられます。
また頂上台地のダイセンキャラボクの実がたくさんついています。

また大山寺より桝水方面に回ると「 マツムシソウ マツムシソウ 」の群落がみられ、同様に奥大山の鏡ヶ成でも素晴らしい群落がみられます。
奥大山手前のサントリーの水工場付近では「マツヨイグサ」が見事に咲いています。

登山というのは楽しいスポーツですが、同時に危険も伴います。
安全に登れるようにお気をつけください。

登山道の状況

大山夏山登山道に大きな支障の連絡はありません。

登山装備

登山装備が必要

秋とはいえ服装の選択が注意すべき点で、スタート時は半袖または長袖シャツ1枚で充分です。
「山は涼しいから」とアウターを着てからスタートする方が多いようですが、今日のような気圧配置ですと暑くなります。
スタート時は、ひんやりするぐらいで充分です。

これからの時期は天気が良くても必ず雨具はお持ちください。
同じ「晴れ」予報でも温度がかなり違いますので、雨具が防寒用で使えます。

日の入りが随分と早くなっていますので、下山予定時刻が早くてもライトはお持ちください。

お知らせ

この他、登山道の状態とか装備品などわからないこと、またガイドに関する依頼、受けておりますので遠慮なく下記までお問い合わせください。

日本山岳ガイド協会認定登山ガイド 久保昌之
電話 090-7999-2931(携帯)

休暇村 奥大山  
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1 
電話 0859-75-2300

昨年の今頃の様子は?

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

米子市内でも30℃を越える夏日となりましたが、大山は気持ちの良い風が吹いていました2023.05.23

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 山頂緊急避難小屋付近の状況
  • 3合目手前付近から積雪があります
  • 山頂台地の残雪
  • フキノトウがようやく顔を出してきました
  • 6合目避難小屋の様子
  • ポールの片付けを行う
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 少しガスが出ると、大山では、こうなります
  • 山頂碑の様子
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 6合目より見た日本海
  • 7合目の様子

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

関連する山

鳥取県 / 中国山地中部

大山 標高 1,729m

 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

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