尾瀬ヶ原 | 原の小屋

尾瀬ケ原の草紅葉は、いままさに見ごろを迎えています。ナナカマドも次第に染まってきました

先週もご紹介したナナカマドの撮影ポイント。だいぶ紅葉が進みました(2019.09.26 原の小屋)
先週もご紹介したナナカマドの撮影ポイント。だいぶ紅葉が進みました(2019.09.26 原の小屋)
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天気・気温

09/26(木) 晴れ。気温 朝3.8℃、昼20℃。

山と周辺の状況

尾瀬ケ原の草紅葉は、いままさに見ごろを迎えようとしています。 ヒツジグサ ヒツジグサ の葉も赤く色づきはじめました。
また樹木の紅葉も進んでいて、 ナナカマド ナナカマド が次第に鮮やかな色合いに染まってきました。

登山道の状況

森や木立の中を通るルートでは、折れた木が梢に絡まって止まっており、風や振動で落ちてくることもあります。上方に注意してすばやく通過しましょう。

登山装備

今朝は久しぶりにだいぶ冷え込みました。防寒着は必携です。フリースやトレーナー、薄手のダウンなど、用意してください。帽子、手袋など、体の末端の冷え対策も忘れずに。

注意点

日没がだいぶ早くなってきました。桧枝岐村の今日の日没は17:33ですが、山に囲まれた尾瀬ヶ原ではもっと早く暗くなります。小屋へは早めに到着するよう計画には余裕をもって、またヘッドランプを忘れずに持参してください。

お知らせ

・現在発売中の「山と溪谷」10月号P52~56で、昨年10月の尾瀬取材記事が掲載されています。
・10/5(土)、10/12(土)は満室。9/28(土)、10/13(日)にはまだ若干、個室の空きがあります。
・本年の宿泊営業は、10/13までで終了させていただきます。ご利用ありがとうございました。

原の小屋周辺の過去の様子

  • テンマ沢先のミズバショウ群生地
  • 尾瀬ヶ原がキンコウカの黄色に染まるのは今だけの美しさ
  • 雨が降ってもトワイライトには美しい夕焼けを見られることも
  • 初夏の尾瀬ヶ原と燧ヶ岳
  • 尾瀬の植物たちは曇りや雨天でこそその色彩が映えます。尾瀬は梅雨の季節も楽しめます
  • 秋の尾瀬ヶ原と幸せを呼ぶという白い虹(撮影=高妻裕子)
  • 見晴から見る至仏山
  • 屋根の補修工事を始めました(写真=奥 美絵)
  • 尾瀬ヶ原に出現した白い虹
  • 上の大堀近くから見る燧ヶ岳(2356m)
  • 燧裏林道の傾斜湿原とワタスゲ(写真=高妻潤一郎)
  • 燧ヶ岳の柴安嵓から俎嵓方面の鞍部(写真=奥 美絵)

原の小屋

現地連絡先:
090-8921-8314
電話番号:
090-8921-8314
連絡先住所:

地図で見る
http://www.oze-haranokoya.com/

施設の詳細を見る

関連する山

福島県 / 南会津・尾瀬

燧ヶ岳・柴安嵓 標高 2,356m

福島県南会津郡桧枝岐村に位置し、日光火山群の一峰である。福島県の最高峰であり、これより北にはこれ以上高い山はない。しかし、東北の山というよりは尾瀬のシンボル的な山である。  山頂は、最高峰(西峰)である柴安嵓(しばやすぐら)(2356m)、三角点の置かれた爼嵓(まないたぐら)(2346m)、ミノブチ岳(2220m)、赤ナグレ岳(2249m)、御池(みいけ)岳(2280m)の五峰が居並ぶ。山は円錐形で、輝石安山岩からなる。日本最大の高層湿原である尾瀬の成立には、この燧ヶ岳火山が大きく関わっている。すなわち、只見川はこの燧ヶ岳の火山活動によって堰止められ、尾瀬が出現したと考えられている。ヒウチの名は火打ちで、火山に由来していると思われる。一説には、会津駒ヶ岳側から望むと「火打ちばさみ」の雪形が見られるためともいわれる。  燧ヶ岳を開山したのは、尾瀬沼のほとりに建つ長蔵(ちようぞう)小屋の初代平野長蔵であった。当時桧枝岐に住んでいた長蔵は、沼畔に小屋を仮設して燧ヶ岳登山の足掛かりにした。長蔵は燧ヶ岳を信仰の対象として開山したのであった。燧ヶ岳の祭神は「燧大権現」でカツラギヒトコヌシ神という。爼嵓山頂にその石祠が祭られている。  尾瀬のシンボルというだけあって、その展望の主役は尾瀬ガ原と尾瀬沼である。向こうにもう1つのシンボル至仏岳の姿が美しい。展望は日光連山も主役である。最高峰である白根山をはじめ、金精山、温泉ヶ岳、男体山などの峰々から、また那須連峰、上信越の山々、越後三山、会越の山々から飯豊連峰まで、関東と東北の山がずらりと並び圧巻である。山頂付近の火口ガレ場地帯にはコマクサの花が咲くが、株が極端に少ないため、現在一般の立ち入りが禁止されている。  登山道は5コースある。長英新道とも呼ばれる燧新道は、平野長蔵と長英が親子2代にわたって切り開いた道で、長蔵小屋から3時間15分。尾瀬沼畔である沼尻からの沼尻コースは、最も古いコースで、ナデッ窪の急な斜面を一気に登り、所要2時間30分で、ミノブチ岳の途中で長英新道と合流する。湿原地帯を抜ける変化に富んだ御池コースは、熊沢田代や広沢田代を経て所要3時間30分。以上3コースは、燧ヶ岳山頂に直接登るものだ。  一方、下田代や温泉小屋からのコースは、いずれも柴安嵓に登るコース。下田代からのコースは見晴新道と呼ばれ、温泉コースとともに樹林帯を登る静かなコースである。どちらも2時間30分で山頂に達する。この2コースはいずれも急登の連続である。

群馬県 新潟県 / 南会津・尾瀬

景鶴山 標高 2,004m

頂上部にニュー岩と呼ばれる岩峰を持ち、尾瀬ヶ原からもよく見える山。以前は登山道があり、ガイドなどでも紹介されていたが、今は廃道となり、登ることはできない。 藪が雪に埋もれる積雪期(春期)には、スキー登山で景鶴山を登る人も少なくなかったが、土地の所有者である尾瀬林業の話では、現在、積雪期も入山禁止でお願いしたいとのことだ。

群馬県 / 南会津・尾瀬

至仏山 標高 2,228m

 尾瀬ガ原の西端に位置し、東の燧ヶ岳とともに尾瀬を代表する名山である。ミズバショウの花咲く湿原のかなたに残雪の至仏山、といった写真はよく目にすることだろう。  山頂から眼下に見る尾瀬ガ原はすばらしい。西には奥利根、谷川の山並みを望む。足元には蛇紋岩地特有のホソバヒナウスユキソウやオゼソウなど、貴重な高山植物が多い。山名の故か、百名山登頂の最後にこの山を登る人たちもあると聞く。山名は、仏教には関係なく、ムジナッ沢(つあわ)の別名「渋ッ沢」に由来するという。  山ノ鼻から直登するコースは植生保護のための通行禁止が平成9年に解除された。ただし状況によっては再び通行禁止となる場合もある。山ノ鼻から頂上まで所要2時間30分。鳩待峠からは緩やかで展望のよいコースがある。鳩待峠から頂上まで所要2時間40分。  鳩待峠は、その昔片品村の男たちが、厳冬期に入山し、木地師として木工品を作っていたころの仕事場であった。鳩は寒中はふもとの村にいて、暖かくなると山奥へ移る習性がある。峠の近くで鳩が鳴けば、男たちは久々に里へ下り、田植えを始める。雪深い山中で、鳩が来る春の日を待ち続けたことから、鳩待峠と呼ばれた。

ユーザーの登山記録から

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