大山 | 大山プロガイド協会

大山五合目の紅葉の見頃はあと一週間~10日。秋の花も終盤。雨具必携。日没早くライトの用意も

3合目の紅葉(2019.10.31 休暇村 奥大山)
3合目の紅葉(2019.10.31 休暇村 奥大山)
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天気・気温

鳥取市の天気予報
明日
晴のち曇
19℃
11℃
明後日
曇のち晴
16℃
9℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 12:00発表
松江市の天気予報
明日
晴時々雨
20℃
9℃
明後日
曇のち晴
18℃
9℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

一気に気温が下がり始め二十四節気でいう「寒露」を迎えました。
これは露が冷気によって凍りそうになる頃という意味で、10月9日の朝方には鏡ヶ成でも9℃まで気温が下がり、本州では岩木山で初雪が観測されました。
台風19号が接近していることもあり、週末から来週にかけてはさらに朝晩の寒暖の差がはっきりと出てくるようになると思われます。

今年の紅葉ですが、やや遅れ気味だったのが週明けぐらいから一気に色づいてくるようです。
大山の5合目付近であと1週間から10日程度が見ごろとなるようです。

大山夏山登山道では秋の花もかなり終わりになってきました。

登山道の状況

大山夏山登山道に大きな支障の連絡はありません。

■10月7日(月)現在の大山山系の烏ヶ山の最新情報
大山山系の烏ヶ山へは
キャンプ場からのルートですが登山口から入って20分ほどは杉の植林帯を歩きます。そこを過ぎると本来の山の登山道が始まります。

敢えて去年からは草刈を止めたため、チマキザサが生い茂る登山道を歩いていきます。
朝露で濡れた登山道で、いかにも「山を歩いている」感覚が味わえる登山道です。

今年、大山夏山登山道は1合目付近からも補修工事が入り、階段状になってしまっています。
従来からも多くの登山者からはこの階段状が評判が良くなかったのですがさらにまた延長された形です。
安全面あるいは登山道の維持のために必要な補修かもしれませんが、ますます観光地化されていくのがいいかどうかはやや疑問にも感じます。
もう少し他の方法はなかったものでしょうか。

亡くなられた田部井淳子さんが朝露でズボンが濡れる登山道が本当に少なくなったと嘆いておられました。

どちらが正解かはわかりませんが、烏ヶ山はまだまだ本来の山の登山道が残された数少ない山と言えるようです。

そういう見方でみると非常にマニアックな山だとも言えると思います。

烏ヶ山ではまだまだお花が咲いています。
リンドウ、 ウメバチソウ ウメバチソウ イブキトラノオ イブキトラノオ 、リュウノウギク、シラヤマギク、センブリ、 マツムシソウ マツムシソウ など

・大山山系の烏ヶ山の天候 10/7
09:00 鏡ヶ成の天候(標高920m) 晴れ 14℃
12:00 山頂 晴れ時々くもり 11℃

登山装備

登山装備が必要

これからの時期は天気が良くても必ず雨具はお持ちください。
同じ「晴れ」予報でも温度がかなり違いますので、雨具が防寒用で使えます。
また日の入りが随分と早くなっていますので、下山予定時刻が早くてもライトはお持ちください。

注意点

登山というのは楽しいスポーツですが、同時に危険も伴います。
安全に登れるようにお気をつけください。

お知らせ

この他、登山道の状態とか装備品などわからないこと、またガイドに関する依頼、受けておりますので遠慮なく下記までお問い合わせください。

日本山岳ガイド協会認定登山ガイド 久保昌之
電話 090-7999-2931(携帯)

休暇村 奥大山  
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1 
電話 0859-75-2300

昨年の今頃の様子は?

今年は融けるのも早く、ザクザクの残雪期の様相になっています。それでも、まだ多くの登山道は雪があります2023.04.03

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 少しガスが出ると、大山では、こうなります
  • 山頂碑の様子
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 6合目より見た日本海
  • 7合目の様子
  • 山頂台地の様子
  • 6合目付近の積雪状況
  • 5合目付近のブナに積もる雪
  • 登山道入口の積雪
  • 山頂避難小屋と山頂方向の眺望
  • 9合目手前の様子

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

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鳥取県 / 中国山地中部

大山 標高 1,729m

 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

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蒜山 標高 1,202m

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ユーザーの登山記録から