一ノ倉沢出合の紅葉は今週末が見頃のピークになりそう。山頂の最低気温は1℃前後。ダウンの他、ニット帽、グローブなど防寒装備はしっかりと
天気・気温
山と周辺の状況
山頂付近の紅葉は終わり、現在は山の中腹、ロープウェイ下が綺麗です。一ノ倉沢出合の紅葉は今週末がピークとなりそうです。
今年はまだ気温が高く、雪は降っていませんが、年によっては10月に30〜50cmくらいの降雪があったことを考えると、初雪が降ってもおかしくない時期になってきました。寒気の流入によっては近いうちに降雪も考えられます。天気予報をよく確認して、降雪にも耐えられる防寒装備や滑り止めの装備、ルートの計画など慎重に判断しましょう。
登山道の状況
前夜から雨が続き、沢は増水しています。
先週の台風の影響による登山道の問い合わせが絶えません。台風19号の影響で登山道内に倒木などありますが、天神尾根、西黒尾根は通行可能です。他のルートも現時点で通行ができないほどの崩落などが確認されている所はありません。全部の情報があるわけではないので状況を判断の上、登山してください。
[天神尾根]
天神尾根の登山道に異常はありません。
天気の良い週末は渋滞が起きることが予想されます。下山にはロープウェイまで2時間以上かかる可能性もあります(ロープウェイの最終は17時)。
熊穴沢避難小屋上部の鎖場は天神尾根で一番、事故の多い場所です。事故のほとんどは下りで発生しています。慌てず焦らずゆっくりと下山しましょう。
[西黒尾根]
急登で健脚者向けのコースです。高度感のある鎖場、ガレ場などがあり、下山には不向きです。特に、天神尾根から登った初心者がコースを知らず下山に使ってしまい、滑落や疲労等で遭難するケースが多くあります。
[巖剛新道]
一部崩壊箇所はありますが慎重に通過可能です。
[中芝新道]
現在、整備をしていないのでルートは笹や雑草に覆われ、道迷いや滑落などの危険が高く、特に一ノ倉岳からの安易な下山は遭難の可能性があります。芝倉沢から先の旧道も崩壊地が多く危険。新道の利用をお勧めします。
[その他]
清水峠周辺などは送電線巡視路も多く、登山道と間違えやすくなっているので注意が必要です。
登山装備
山頂の最低気温は1℃前後です。ダウンの他、ニット帽、グローブなど防寒装備はしっかりと。
日帰りの登山であっても雨具、ヘッドランプ、防寒具等は必須です。しっかりとした計画、装備をして入山しましょう。朝晩や悪天候時の気温が低くなりはじめており、夏装備のまま入山すると危険です。日照時間も短くなり、朝は5時頃から明るくなりはじめ、夕方16時には暗くなりはじめます。樹林帯の中などはさらに暗く感じる場合があります。下山遅れでライトがなく行動不能での救助要請も発生しています。防寒対策も必要です。薄手のダウン、手袋、カイロなどがあるとよいでしょう。
光沢の残る鎖場の鎖は濡れていると滑りやすく危険です。ホームセンターなどに売っているグリップのいい薄手の手袋などがあると便利です。
転倒、滑落による捻挫、打撲に備え、テーピング、湿布、ストックがあると便利です。
注意点
登山指導センターから一ノ倉沢までの道はマイカー規制中です。一般車の進入はできません。
お知らせ
ここ最近、雨の日が増えたことにより、センター前の湧き水が復活しました。休憩舎のトイレもご利用いただけます。水は無駄遣いせず大切に使いましょう。
登山される方はロープウェイ駐車場をご利用ください。
■小屋の情報
肩ノ小屋の宿泊は、基本的に予約が必要です。
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谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽