10月下旬としては気温が高めの日が続いていますが、いつ真冬の気候になってもおかしくない時期。登山は無理のない計画と十分な装備で
天気・気温
山と周辺の状況
今日は朝から風がとても強く、旭岳ロープウェイは運休となってしまいました。
今年は、10月下旬としては気温が高めの日が多く、夫婦池にも例年ならばすでに氷が張っている時期なのですが、今年はまだ見られません。旭岳へも現状ではほとんど雪を踏むことなく山頂へたどり着けますが、この時期はいつ真冬の気候になってもおかしくありません。10月26日にかけては低気圧の影響により風が強めの予報が出ています。状況を見極め、無理ない計画と慎重な行動、十分な装備で安全な登山をなさってください。
10月21日より旭岳ロープウェイの運行間隔と最終便の時刻が変わりました。朝9:00から毎時00・20・40分の20分間隔で運行し、下り最終便は16:00、上り最終便は15:40です。
登山道の状況
今シーズン、すでに麓の温泉街や周辺の道路も何度か積雪しています。タイヤ、防寒対策など万全でお越しください。
これからの季節、旭岳登山や稜線の縦走には冬山登山装備が必要です。稜線は降雪によってルートが不明瞭になります。道迷いに備えて地図+コンパスやGPSは必携です。
[姿見から裾合平方面]
ロープウェイの上と下では約500mの標高差があります。そのため上と下では全く条件が変わります。山の上の状況は山麓とは全く異なることがあります。天候の変化に注意してください。
[姿見から旭岳温泉方面(天女ヶ原湿原登山道)]
木道の老朽や、笹や灌木が道に被っているところも多く、雨が降ると水が流れて川のようになるような道なので、姿見周遊コースや旭岳登山道などに比べると山歩きに慣れた人向きです。片道だけロープウェイを使い、往路復路のいずれかに天女ヶ原湿原登山道を利用する場合は、足元が悪いことを念頭に置いた、十分な装備でお越しください。
[黒岳方面]
北鎮分岐の標識が損傷し、わかりづらくなっているとの情報です。地図+コンパスやGPSなどで、自分の現在位置や進行方向などを確認できるようにしておきましょう。
白雲岳避難小屋は今シーズンの営業を終え、現在は無人となっています。
[その他]
愛山渓温泉への道路は2019年8月1日に開通しました。「沢コース」の登山道は通行止めなので、愛別岳方面へ向かう場合は「三十三曲コース」をご利用ください。
登山装備
防寒着、手袋、帽子、冬靴など、冬の準備でお越しください。基本的な登山装備もお忘れなく。
旭岳登山や稜線の縦走には冬山登山装備が必要です。
天候が急変し一気に視界不良になるケースが頻繁にあります。寒暖差に対応できる服装はもちろん、コンパスや地図は必ず携行し、くれぐれも気をつけて入山してください。
姿見駅周辺の散策には長靴やスパッツ、レインウェアなどの防水対策をおすすめします。長靴はロープウェイ姿見駅およびビジターセンターでレンタル(300円)可能です。
注意点
■飲料水
・飲料水は旭岳温泉から持参しましょう。ロープウェイ姿見駅(上の駅)には給水施設がありません。ロープウェイ売店での販売となります。ビジターセンターでは飲料水(お湯はありません)をおわけすることができます
■ドローンについて
・旭岳ロープウェイではゴンドラ内への持込みを認めません。ご注意ください。
詳しくは以下のページの注意書きをお読みになって、ご不明の点はロープウェイにお尋ねください。
http://www.welcome-higashikawa.jp/asahidake-vc/
・姿見駅や旭岳ビジターセンターは道有林ですので、無人航空機の飛行については以下をご覧ください。
http://www.kamikawa.pref.hokkaido.lg.jp/sr/nsr/kannri/kannri/mujinkoukuuki.htm
お知らせ
■旭岳ビジターセンター
旭岳の登山・自然の情報はビジターセンターにおたずねください。
来館した方や、電話・メールなどのお問合せに対し、最新の現地情報と、過去の事例や個々の事情に照らし、最適な答えを返せるよう努めています。
旭岳ビジターセンター周辺の過去の様子
旭岳ビジターセンター
- 電話番号:
- 0166-97-2153
- 連絡先住所:
- 〒071-0372 上川郡東川町旭岳温泉