山頂付近の吹き溜まりで20cm前後の積雪。天候や気温変化で積雪量や凍結の度合いが常に変化するので冬山装備がないと危険です
天気・気温
山と周辺の状況
早朝の雨は上がり、天気は徐々に回復してきました。山頂付近の吹き溜まりでは20cm前後の積雪があります。この時期は日々の天候、気温変化で積雪量や凍結の度合いが常に変化しています。
肩の小屋の営業は11月3日で今シーズンの営業を終了しました。肩の小屋のトイレは使用出来ませんので麓で一度済ませておきましょう。
谷川岳ロープウェイおよび観光リフトは11月18日(月)〜22日(金)までの5日間、点検作業のため運休となります。期間中は6階の駐車場のみ利用可能で、レストランや売店も休みになります。登山を計画の方は注意してください。
指導センター周辺の木々も落葉し、紅葉は終了しています。
登山道の状況
登山道は濡れ、および凍結していますので、スリップ(転倒、滑落)に注意してください。
各登山道とも、いまだ台風の影響か、倒木が次々にありますが、今のところ通行ができないような箇所はありません。
登山道の凍結、積雪での転滑落に十分ご注意ください。気温がぐっと下がってきたので、木道、岩場も時間帯によってはしっかり凍っている時もあります。日の当たらない斜面などは凍結している可能性があり、そういった箇所の斜めになっている木道は特にご注意ください。滑って転倒している方をよく見かけます。
西黒尾根など岩場のマーキングは雪で隠れるとルートを外す危険も高まり、経験と判断力を要します。
中芝新道は現在、整備をしていないのでルートは笹や雑草に覆われ道迷いや滑落などの危険が高く、特に一ノ倉岳からの安易な下山は遭難の可能性があります。
登山装備
天気予報に現れない天候の急変や怪我での行動不能時など、どんな状況になっても対応できるよう防寒着やツエルト、アイゼン等、冬山装備がないと危険です。
登山道の凍結、積雪での転滑落に十分ご注意ください。アイゼンは必携。使用するかはその日の状況によりますが、天候の急変や予想外の積雪でも対処できるよう必ず持参してください。
日帰りの登山であっても雨具、ヘッドランプ、防寒具等は必須です。しっかりとした計画、装備をして入山しましょう。日照時間も短くなり、樹林帯の中は17時には暗闇です。下山遅れでライトがなく行動不能での救助要請も発生しています。防寒対策も必要です。今月、防寒具を不携帯だった登山者が下山が遅くなり寒さに耐えられず救助要請となる遭難が発生しています。
注意点
指導センター先のゲートは11月18日で冬季閉鎖になりました。電気バスも終了しています。
冬期閉鎖中の国道の通行に関しましては沼田土木事務所が管理していますので、そちらにお問い合わせください。
現在、水上インターからロープウェイまでの道路に積雪はありませんが、朝晩は路面が凍結する可能性もあります。冬用タイヤ、チェーンの携行をお勧めします。
お知らせ
登山される方はロープウェイ駐車場をご利用ください。
■小屋の情報
肩ノ小屋は11月3日で今シーズン営業終了となりました。無人の冬期避難小屋としては利用可能です。
蓬ヒュッテは10月27日で今シーズン営業終了となりました。無人の冬期避難小屋としては利用可能です。
■指導センターの冬期閉所について
谷川岳登山指導センターは11月30日をもって、今年度の業務を終了いたします。閉所中は休憩舎およびトイレも利用できません。
2020年2月18日の開所までの期間、登山届の提出は沼田警察署および水上交番、または群馬県警察本部地域課へお願いいたします。警察が管理するwebでの登山計画書の提出も便利です(群馬県谷川岳遭難防止条例に指定された危険地区への入山には無効)。
昨年の今頃の様子は?
天神尾根は山頂付近の地面が出てきましたが他はほぼ雪道です2023.04.04
登山口付近の雪は少なくなってきましたが、稜線はまだ冬山装備が必須です2023.04.11
ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02
残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09
登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽