大山 | 大山プロガイド協会

4合目手前から所々うっすらと積雪。午後からの気温低下と天候急変に注意。無理は禁物

9合目でマイナス5℃(2019.11.27 休暇村 奥大山)
9合目でマイナス5℃(2019.11.27 休暇村 奥大山)
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天気・気温

11/20(水) 午前8時の大山寺の天候 くもり 気温3℃  微風
午前10時の山頂の天候  ガス 気温-3℃  微風
鳥取市の天気予報
明日
曇のち雨
22℃
11℃
明後日
雨のち曇
20℃
15℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 18:00発表
松江市の天気予報
明日
曇のち雨
22℃
12℃
明後日
雨時々曇
19℃
15℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

11月20日(水)現在の大山の夏山登山道の最新情報をお知らせします。

08:00 大山寺 くもり 気温10℃  微風
10:00 山頂  ガス 気温-3℃  微風

暖冬と言われながらここ二日ぐらいで一気に寒くなりました。
結局のところ紅葉も初冠雪もおよそ2週間程度遅れましたが、ようやく冬らしくなってきました。

完璧な西高東低の気圧配置で全国各地で初雪の便りが聞かれるようになりました。
4合目手前付近から所々に雪が見え始めましたが、稜線に出てもさほど風が強くなかったために体感温度はせいぜい
マイナス5℃程度でした。

登山道の危険ヵ所はありませんが、まだ雪がうっすら程度ですので、アイゼンを履くと下駄を履いて歩くようなもので、非常に不安定になります。
また岩の上を歩くと非常に滑りやすくなり、逆に危険です。

山歩きの基本どおりに歩けば問題なく登れる程度の雪です。
体が前に倒れたまま登っていると後ろ側の足が滑りやすくなりますし、膝の負担が無駄にかかってしまいます。

またこれからの時期は午前中に暖かくても一気に午後から気温が下がったり、天候の急変もありえます。
天気予報は必ず目安程度に考えて、一番大切なのはその時の天候と本人の体調です。
冬山は決して無理をしないで、余裕があるうちに途中でも下山しましょう。

特に今年は6合目避難小屋も山頂避難小屋も工事中で「緊急避難小屋」の役割が機能しない可能性が充分に考えられます。
そのあたりも鳥取県から確実な指針なり内容がが出ていませんので、お気をつけください。

登山というのは楽しいスポーツですが、同時に危険も伴います。
安全に登れるようにお気をつけください。

登山道の状況

11月20日(水)現在の大山の夏山登山道の様子
・四合目手前から所々に雪あり
・登山道にはうっすら程度の雪あり アイゼン歩行注意

登山装備

基本は雪のある山の登山装備

今の時期に注意することはまず装備の中でも服装。
必ず冬山装備での登山を心がけてください。
それもただたくさん着ていればいいものでもありません。
山の服とか道具はそれなりに意味があります。それを理解したうえで冬山においでください。

注意点

特に注意することは、服装とか持参する装備です。
いつ雪が降ってもおかしくない時期になっていますので真冬ほどではなくても、ある程度の装備は準備してください。

いくら登山口付近で天候が良くても、軽装での登山は難しいと思います。
特に注意すべき点は6合目を過ぎてから稜線に出てからの西風です。
この辺りまで登ると汗も引いてきますが、逆に風に吹かれると一気に体温が奪われます。
体感温度が0℃を下回ることの考えられます。
決して無理をしないでください。

登山というのは楽しいスポーツですが、同時に危険も伴います。
安全に登れるようにお気をつけください。

お知らせ

この他、登山道の状態とか装備品などわからないこと、またガイドに関する依頼、受けておりますので遠慮なく下記までお問い合わせください。

日本山岳ガイド協会認定登山ガイド 久保昌之
電話 090-7999-2931(携帯)

休暇村 奥大山  
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1 
電話 0859-75-2300

昨年の今頃の様子は?

今年は登山道の雪は早く融けてしまい、もう歩くのに支障はありません。2週間ほど早めに推移しています2023.05.02

だんだん蒸し暑さを感じる季節になってきました。そろそろ虫除けスプレーが必要な季節です2023.05.15

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 山頂緊急避難小屋付近の状況
  • 3合目手前付近から積雪があります
  • 山頂台地の残雪
  • フキノトウがようやく顔を出してきました
  • 6合目避難小屋の様子
  • ポールの片付けを行う
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 少しガスが出ると、大山では、こうなります
  • 山頂碑の様子
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 6合目より見た日本海
  • 7合目の様子

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

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 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

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