「冬の大山」。一合目から土留め丸太が凍結し滑り止めの利用を。避難小屋利用は要注意
天気・気温
山頂の天気の閲覧、登山計画の保存などができるようになります。
山と周辺の状況
11月29日(金)現在の大山の夏山登山道の最新情報をお知らせします。
午前8時の大山寺の天候 晴れ時々曇り 気温4℃ 無風
午前10時の山頂の天候 曇り 気温-6℃ 微風
11月28日から29日にかけて降雪がありましたが、これからの時期は登山口までも積雪のある可能性が充分にあります。
冬用タイヤ、あるいはチェーンなどの対策をしてから大山においでください。
当然ですが、大山は「冬山」です。
西高東低の気圧配置で、昨日28日と29日はかなり冷え込みました。
通常の今の時期に戻ったという天候ですが、初冠雪も例年よりも遅く登山道の積雪の様子も随分と少ない状況です。
暖冬とはいえ冬の大山ですから甘くみないようにしてください。
■今冬の一番注意すべきこと「山頂避難小屋」
現状では、とりあえず暴風雪を避けるために外壁を急いで作ったという感じで、内装はほとんど未完成です。
内部はまだ片づけをされると思いますが、現状では座ってゆっくり出来る状況ではありません。
もちろん横になるスペースもありませんし、宿泊は不可能です。
非水洗の仮設トイレが1基ありますが、これも本当の意味で仮設で冬場の使用状況を考えないで設置してあるだけというものです。無いよりはマシと考えてください。
登山される方は充分にお気をつけください。
6合目にある緊急避難小屋も同じ状況です。
鳥取県のHPにはある程度のことが出ていますが、画像をつけるなり登山口にもっと詳細を掲示しないと、県外からの登山者も含めて、非常に不親切です。ちなみに11月11日以降の更新はありません。
登山道の状況
11月29日現在の大山の夏山登山道の様子
今年は土留めの丸太が1合目を過ぎた辺りから敷かれているためこれが凍って非常に滑りやすくなっています。
積雪が少ないためにアイゼンを履くと登山道をかなり傷めてしまいますし、なによりも歩きにくいと思います。
真上から体重をかけて、前のめりにならないように注意して歩くことが一番の安全策です。
(フルフラットフィッティングです。)
また厳冬期では使い物にならないですが、刃の短いアイゼンかスパイクのようなものがあれば便利かもしれません。
登山装備
基本は雪のある山の登山装備
今の時期に注意することはまず装備の中でも服装。
必ず冬山装備での登山を心がけてください。
それもただたくさん着ていればいいものでもありません。
山の服とか道具はそれなりに意味があります。それを理解したうえで冬山においでください。
注意点
登山というのは楽しいスポーツですが、同時に危険も伴います。
安全に登れるようにお気をつけください。
お知らせ
この他、登山道の状態とか装備品などわからないこと、またガイドに関する依頼、受けておりますので遠慮なく下記までお問い合わせください。
日本山岳ガイド協会認定登山ガイド 久保昌之
電話 090-7999-2931(携帯)
休暇村 奥大山
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1
電話 0859-75-2300
昨年の今頃の様子は?
今年は融けるのも早く、ザクザクの残雪期の様相になっています。それでも、まだ多くの登山道は雪があります2023.04.03
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