季節が大きく揺れています。凍結箇所多く、下山を考慮した登山を。前爪アイゼンやピッケル必携
山と周辺の状況
2月17日の小屋からの情報です。
■小屋周辺 2/17の状況
天気は晴れ、気温は-10.1℃(19:00)。瞬きする間に冬が通り過ぎた様です。
2/16は冬期とはとても思えない陽気でした。
気温は1日を通して氷点下になる事はなく、明け方から1日中雨が降り続きました。
軒下の雪はすっかり溶けてしまい、地面が露出してしまいました。
第2小屋の前はツルツルのスケートリンクの様になってしまっています。
トイレの前もツルツルなので、サンダルでトイレに行く時にはとっても気を使います。
2/16夜降った雨のおかげで水が労せずして沢山取れました(この水は飲用ではありません)。
山頂方面も2/16は雨だったようで、黒い部分が増えた様に感じます。
2/17本日は天気は回復したものの、午後から気温がグングンと下がって、明日2/18は-20℃近くまで下がる予報です。
■山梨県における登山計画書の提出が義務化
山梨県では冬の南アルプスを登山する場合は、登山計画書の提出が義務化されました。
登山前に登山計画書の提出と、家族や友人への共有をお願いいたします。
登山道の状況
■黒戸尾根
2/17の状況です。気象条件などで状況は刻々と変化します。
本日お客様が3名登って来られましたが、笹の平手前からずっと凍結した状態で、かなり大変な思いをされたそうです。
小屋までも大変ですが、小屋から山頂までも凍結箇所多数で、今はかなり危険な状態が予想されます。
核心部に突っ込んでしまう前に一度冷静になって、登っても下ることが出来るか想像しながら登るようにして頂きたいと思います。
登山装備
3000m級山岳の雪山登山装備が基本
前爪のある12本歯以上のアイゼン、ピッケル等の本格的な冬山装備が必要
注意点
■冬の甲斐駒ヶ岳黒戸尾根ツアー
冬の黒戸尾根ツアーの募集 全日程花谷がメインガイド。
https://first-ascent.co.jp/tours/kuroto-winter/?fbclid=IwAR2J5kgCQFOdC3dLT22e6zmhVJVWXr1ka4yLsMLiSygijFY8AITnAKYuaLc
■前夜泊プラン
冬に七丈小屋をご宿泊のお客様限定の、3月29日ご宿泊分までの特別プランとなります。
https://www.kaikoma.info/agrieable
■北杜市のふるさと納税返礼品に登場
北杜市のふるさと納税返礼品として、「弊社ツアーもしくは甲斐駒ヶ岳七丈小屋でのお支払いにご利用いただけるクーポン券」あります。
https://furu-po.com/goods_detail.php?id=477682
お知らせ
■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/
予約と問い合わせ 090-3226-2967
※電波不良時や作業中などの場合は、電話に出られないことがあります。
・宿泊は予約制です。
■冬の営業
通常営業しています。
冬の甲斐駒ヶ岳黒戸尾根は、誰もが登れる世界ではありません。
しかし、しっかり経験を積み上げた方には、ぜひ挑戦していただきたいと思っております。
厳しい登山であるからこそ、七丈小屋では少しでもほっこりと過ごしていただけますようご用意しております。
■冬季はお水が一部有料。
お水が必要な方はスタッフにお声掛け下さい。
小屋、テント泊の方は、2Lまで無料。
宿泊以外の方、又は宿泊のお客様でも2L以上は0.5L毎に100円で販売。
お湯は0.5L毎に200円で販売致します。
貴重なお水なので、ご理解とご協力を宜しくお願い致します。
昨年の今頃の様子は?
明日は雨予報。雨後も万全の装備で。冬山営業5/28迄。5/29~夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.14
小屋から上はピッケル&アイゼン必要。5/28迄冬山営業。以降は夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.21
小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27
昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10
今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19
甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子
甲斐駒ヶ岳 七丈小屋
- 現地連絡先:
- 090-3226-2967
- 電話番号:
- 090-3226-2967
- 連絡先住所:
- 山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25