大山 | 大山プロガイド協会

登山はさまざまな感染症対策と工夫をしましょう。大山ユートピア登山道は一部要注意

ガスの中のユートピア避難小屋. 撮影は「大山プロガイド協会」の勝部様(2020.05.28 休暇村 奥大山)
ガスの中のユートピア避難小屋. 撮影は「大山プロガイド協会」の勝部様(2020.05.28 休暇村 奥大山)
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天気・気温

鳥取市の天気予報
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日本気象協会提供 2024年3月29日 18:00発表
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日本気象協会提供 2024年3月29日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

5/25に政府より緊急事態宣言の全面解除が出て、山岳スポーツ自粛をお願いしてきた山岳四団体より自粛解除後の山岳スポーツ再開に向けて基本的なガイドラインが示されました。

また鳥取県におかれましても独自の指針がHPにも掲載されておりますので参考にしてください。
(ヤマケイオンライン付加情報
https://www.pref.tottori.lg.jp/item/1210760.htm#itemid1210760

指針の中でも大切なことは、従来どおりに三密を避けるのはもちろんですが、大人数での登山は避けることです。できれば現地集合・現地解散が望ましいです。

また他の登山者と出来るだけ距離を置くことにより、通常のコースタイムよりも余分に時間がかかることも予測されます。
時間に余裕をもって、計画を立ててください。

マスクをして登山というのもこれからの時期は非常に危険で、酸素不足による体調不良(特に足が痙攣する等)、また熱中症の恐れもありますので、登山中の自分の体調には充分注意をしてください。

ガイドライン遵守は登山者への相互感染を防ぎ、予想される二次感染症の拡大防止に貢献します。
まだまだコロナウイルス感染の危機は常に存在します。
さらにまだまだ私たちが実践できる工夫はたくさんあります。
・日帰り完結の山行のみ
・現地集合、現地解散
・多人数での登山は避ける
・人との間隔を意識する
・食品のやり取りはしない
・往路復路での人の密集する施設への立ち寄りを避ける
・日頃から検温は欠かさない
・登山当日の体調管理で決して無理をしない
・他登山者との接触に充分注意する

登山道の状況

■5月26日(火)現在の大山ユートピアの登山道の様子をお知らせします。

今回の大山ユートピアは「大山プロガイド協会」の勝部ガイドが点検に登った情報です。
そろそろお花が咲き始めて新緑もきれいな時期になってきましたが、登山道で危険な場所があります。

上宝珠越手前約50m付近の岩場を乗り越えた場所ですが、かなり泥壁が崩落しています。登っていると右側が切れ落ちています。
泥壁なので今後雨が続いたりすると、さらに崩れる可能性があります。
非常に危険な状態になっています。

また上宝珠越から元谷へ下りる季節限定の砂すべりですが、谷へ下りる場所の足掛りがほとんどありません。
元来ここは登山ルートではなく、以前に砂すべりを下りた場所まで工事用の道路が作られていたために、元谷までが時間的に早かったのですが、現在はこの道路も工事がなくなったために跡形もなくなくなっていますので、石ころだらけの河原を歩くことになります。

歩き方の基本が出来ている方はいいのですが、初心者にはこの河原歩きがかなり辛いようですので、そのまま宝珠尾根を下ったほうが楽だと思います。

注意点

■(ヤマケイオンライン付加情報)
政府、自治体より感染拡大を抑える要請が出ております。
各自自覚ある行動をお願いいたします。

「ヤマケイオンライン」より登山者のみなさまへ
https://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=5746

お知らせ

この他、登山道の状態とか装備品などわからないこと、またガイドに関する依頼、受けておりますので遠慮なく下記までお問い合わせください。

日本山岳ガイド協会認定登山ガイド (自然公園指導員) 久保昌之
電話 090-7999-2931(携帯)

休暇村 奥大山  
鳥取県日野郡江府町御机鏡ヶ成709-1 
電話 0859-75-2300

■Face book「大山プロガイド協会」
昨年よりガイドの資格取得者およびこれから取得しようとする山好きによりFacebook「大山プロガイド協会」を立ち上げました。
不定期で更新していますのでぜひご覧ください。
メールアドレスは daisen.pro@gmail.com
登山に関するお問い合わせは遠慮無しにどうぞ。

昨年の今頃の様子は?

今年は融けるのも早く、ザクザクの残雪期の様相になっています。それでも、まだ多くの登山道は雪があります2023.04.03

大山プロガイド協会周辺の過去の様子

  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 少しガスが出ると、大山では、こうなります
  • 山頂碑の様子
  • 山頂より剣ヶ峰を望む
  • 6合目より見た日本海
  • 7合目の様子
  • 山頂台地の様子
  • 6合目付近の積雪状況
  • 5合目付近のブナに積もる雪
  • 登山道入口の積雪
  • 山頂避難小屋と山頂方向の眺望
  • 9合目手前の様子

大山プロガイド協会

現地連絡先:
090-7999-2931
電話番号:
0859-75-2300
連絡先住所:
〒689-4424 鳥取県日野郡江府町御机字鏡ヶ成709-1 休暇村 奥大山 内

地図で見る
http://chugoku-guide.wix.com/chugoku-guide

施設の詳細を見る

関連する山

鳥取県 / 中国山地中部

大山 標高 1,729m

 山陰地方のほぼ中央にそびえ立つ大山(だいせん)は、天平五年(733)に完成したといわれる『出雲風土記』に、火神岳(ほのがみのたけ)の名で登場する。我が国で最も由緒のある山の1つである。  中国地方の最高峰。大山隠岐国立公園の中心にあり、歴史、民俗、自然科学の面でも傑出したものが多く、名実ともに中国山地の王者である。四季を通じて探訪者が絶えないが、日本海に面した独立峰であり、気象条件、地質地形条件が厳しく、特に冬季は「寒気の吹き出し」の影響を、日本で最初に受けるので、標高に似合わず遭難事故が多い。中国地方の他の山々とは全く異質の山であることを銘記されたい。  一方、自然保護運動の先覚地でもある。全国のゴミ持ち帰り運動の発祥の地であり、数々の乱開発を追放した実績を持っている。現在は一木一石運動(登山者の手によって山頂に石を返す行動)が根気よく続けられている。  山体を形成する角閃石安山岩は軟らかくもろい。激しい浸食作用により、登山道の転変が多く、頂上と通称される弥山(みせん)への道は夏道ルートと行者谷ルート以外は閉鎖されて久しい。両ルートは6合目避難小屋の下で合流し、特別天然記念物ダイセンキャラボク純林を縫って頂上碑に達する。東側に三等三角点が、西に頂上小屋と、やや下って石室(いしむろ)と心字(しんじ)池などがある。いずれも往復5時間程度だ。  最高点の剣ヶ峰へは大神山(おおがみやま)神社から元谷(もとだに)小屋、ユートピア避難小屋を経る一般ルート(往復5時間)の他に大休(おおやすみ)峠からと、地獄谷振子(ふりこ)沢からのルートがあるが、一般向ではない。  元谷をベースに、大屏風(おおびようぶ)岩、小屏風(こびようぶ)岩、烏帽子(えぼし)岩、別山などの岩場がある。岩はもろく、登攀には高度の技術が要求される。南面の南壁はすべてガレ壁で、登降は勧められない。支峰の甲(かぶと)ガ山(せん)、船上山(せんじようざん)にはよい岩場があり、地元のクライマーに愛されている。  大山の名をより高めているのは、史跡の豊富さと荒らされていない生物相とにある。  『出雲風土記』には、大山を杭(くい)にし、弓ガ浜を綱にして島根半島を引いてきたと記され、大化改新(645)前後には修験者の大道場でもあった。以来、興亡栄枯を繰り返し、その遺構が全域に残されている。現存する大山寺と大神山神社の門前町が大山寺(だいせんじ)の集落。今は宿泊施設や飲食店、温浴施設などが参道沿いに並んでいる。 平成30年には、大山情報館が大山ナショナルパークセンターとしてリニューアルしたほか、観光案内所や県立大山自然歴史館も再整備され、大山周辺の情報提供の他、シャワールーム、ロッカー、Wi-Fiなど多くの新しい機能が利用できるようになり、大山登山が一層、便利になった。 冬は西日本最大の広さを誇るスキー場が賑わい、スキーやスノーボード、スノーシューなど、ウィンタースポーツのメッカとなている。

鳥取県 岡山県 / 中国山地中部

蒜山 標高 1,202m

岡山県の最北端に位置する蒜山山群は、中国の名峰・大山連峰の東に連なり、鳥取県倉吉市と、岡山県真庭市との境界をなしている。 蒜山は95万年から50万年前に噴出したトロイデ火山である。岡山県側からの山容は穏やかで、広大な扇状地となり、古くは巨大な淡水湖を擁していたという。蒜山高原からは昭和34年(1969)、ステゴドン(東洋象)の臼歯の化石が発見された。またオオサンショウウオやムカシトンボ、ギフチョウなどの珍しい動物や昆虫のほか、ヒルゼンスゲやリュウキンカ、またイヨフウロ、ツクシゼリなどの貴重な動植物の宝庫となっている。  山名の「ひる」は「蛭の住むような広い湿地」を意味し、「ぜん」は大山(だいせん)の「せん」を真似、より威厳を持たせるため濁って読ませたという説もある。また蒜山には、巨人が住んでいたという伝説もあり、中蒜山と下蒜山の間のコルを「ふんぐり乢(たわ)」と呼ぶのは、この巨人が自分のフングリ(睾丸)を引っ掛けたから、ともいう。  蒜山へは、上蒜山の西麓の百合原牧場の柵を越えて山腹に取り付く。途中、皆ガ山の肩越しに大山が見える。8合目の槍(やり)ガ峰は上蒜(かみひる)一の展望台だ。上蒜山まで約3時間。中蒜山、下蒜山まではさらに約3時間。三山縦走は約8時間。

鳥取県 / 中国山地中部

矢筈ヶ山 標高 1,359m

 大山の北東部、大休(おおやすみ)峠から北へ12km続く魅力的な縦走路。植生、史跡、古戦場、岩場など、どれをとっても中国山地第一の呼び声が高く、その最高点が一等三角点を頂く矢筈ヶ山で、中国山地第5位の高峰。  矢筈型の双耳峰で双子山(ふたごせん)の別名もある。三角点を大矢筈、北の岩峰を小矢筈と俗称する。  船上山(せんじょうざん)からの南行コースと、大休峠からの北行コースがあり、ともに約8時間だが、南行コースは長大な登りになり、危険箇所がすべて下りになるので、北行コースを勧めたい。  北の甲ヶ山(かぶとがせん)は中国山地第10位の高さ。  後醍醐天皇の旗揚げ(1333年)した船上山の頂上は平坦で湧水も豊富。まさに要害堅固の地であり、周囲の岩壁はクライマーのゲレンデとなっている。山脚部は桜の名所で、青少年自然の家をベースに、健康的なエリアとして人気を集めている。

ユーザーの登山記録から