甲斐駒ヶ岳 | 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

6月中旬頃の営業再開へ準備中。黒戸尾根のはしごは整備済。上部残雪あり安心登山は6月中旬以降

黒戸尾根のコイワカガミ(2020.06.18 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
黒戸尾根のコイワカガミ(2020.06.18 甲斐駒ヶ岳 七丈小屋)
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山と周辺の状況

登山をされる際は山梨県が発信する登山情報「山梨の登山 山岳情報ポータル」から「登山者が徹底する5つのルール」を参考に準備・行動をしていただき、感染防止へのご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。

「山梨の登山 山岳情報ポータル」
https://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/tozan_sangakujouhou.html

「登山者が徹底する5つのルール」
https://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/documents/5ru-ru.pdf

■休業期間延長のお知らせ 
5月24日までの休業を延長させていただき、6月中旬頃の営業再開を目指して準備を進めております。

・七丈小屋の再開スケジュール
6月10日ごろまで
小屋の感染対策作業と並行して、水源の整備と水の供給再開、トイレの汲み取り作業を行います。この作業がトラブルなく完了すれば、夏山を迎えることができます。
無事に完了しましたら、6月10日頃からご予約の受付を開始

6月19日(金)ご宿泊より利用再開
感染予防を徹底して営業を縮小しての再開予定 

詳しくはこちら
https://www.kaikoma.info/post/%E7%94%B2%E6%96%90%E9%A7%92%E3%83%B6%E5%B2%B3%E9%BB%92%E6%88%B8%E5%B0%BE%E6%A0%B9%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E4%B8%83%E4%B8%88%E5%B0%8F%E5%B1%8B%E3%81%AE%E5%86%8D%E9%96%8B%E3%81%AB%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%A6

登山道の状況

■黒戸尾根 5/31の状況
七丈小屋は現在、感染防止のための準備をしている真っ最中です。
まだしばらくは小屋の施設は、売店・トイレ・水場・テント場含めて利用ができません。水もまだ水源から通っておりませんので、途中での補給は一切できません。
水分や行動食などは余裕を持ってお出かけください。

七丈小屋までは問題となるような場所はありません
一部昨年の台風によって荒れた場所が残っていますが、通行に障害となる場所はありません。
刃渡りでは早くも イワカガミ イワカガミ が咲き始めました。

・刀利天狗~五合目
刀利天狗から五合目の間で先週までは残雪が多く残っていましたが、今日は通行に支障が出るような場所はなくなっていました。安心して通行できます。
刀利天狗〜五合目間の登山道脇には、バイカオウレンの花がたくさん咲いています!
ひっそりと標識があります。黒戸山の山頂までは登山道から往復30分ぐらいです

・五合目から七丈小屋まで
残雪はありません。
月初めに大規模な落石によって損傷したハシゴは、無事に復旧することができました。
七丈小屋直下のハシゴと鎖場が連続する場所です。
「ひとつのハシゴ、鎖に一人づつ」を守って通行するようご協力ください。

・七丈小屋から上部
七丈小屋から上部ですが、先週の状況ですとまだしっかり雪が残っていました。

特に七丈小屋テント場から八合目の間には、毎年のことではありますが、まだ相当の雪が残っています。
心配な方はアイゼンなどを持ってきてください。
また八合目から上部もところどころ残雪があり、滑落が許されない場所も残っています。
雪上での歩行に自身のない方は、もうしばらく頂上までの登山はお待ちください。
例年6月中旬ごろを過ぎますと、雪の問題がほとんど解消され、安心して通行できるようになります。

八丁尾根や鋸岳方面は全く人が入っていないと思われますので、向かわれる際はしっかりと備えて来てください。また北沢峠方面に抜けても、峠からの交通手段はありません

※小屋番が登山道を行き来し、情報はできる限り発信していこうと思います。
しかしまだしばらくは、万が一の際であっても小屋を頼っていただくことができない状況です。
いつも以上に慎重な行動を心がけていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

お知らせ

■甲斐駒ヶ岳七丈小屋
https://www.kaikoma.info/
→臨時休業期間 連絡先 090-3226-2967

■以下通常時の内容です。
予約と問い合わせ 090-3226-2967 
※電波不良時や作業中などの場合は、電話に出られないことがあります。
・宿泊は予約制です。
・冬も通常営業しています。

昨年の今頃の様子は?

小屋より上は雪あり慎重に。冬山営業5/28迄。5/29~夏山営業(宿泊要予約、受付4/7の13時~)2023.04.07

明日は雨予報。雨後も万全の装備で。冬山営業5/28迄。5/29~夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.14

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。5/28迄冬山営業。以降は夏山営業(宿泊要予約、受付中)2023.04.21

小屋から上はピッケル&アイゼン必要。雪質変化あり確実なアイゼンワークで一歩一歩、慎重に2023.04.27

昨朝0℃。まだ残雪凍結あり万全の雪山装備(アイゼン、ピッケル)で。状況に応じ着脱など臨機応変に2023.05.10

今朝5℃。一部まだ雪があり心配な方はアイゼンの用意を。小屋付近でサクラ開花。山麓は新緑2023.05.19

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋周辺の過去の様子

  • 小屋から上の残雪はまだまだ豊富
  • 八合目と九合目の間にあるルンゼは、一部氷化した雪の急斜面となっており、滑落の危険あり。ピッケル、前爪有りのアイゼンは必須
  • 眼下には雲海。寒暖差によって登山道のコンディションはとても難しいくなる時期。万全の装備で
  • 小屋の前の雪も少しずつ溶けていますが、固く滑りやすくなっています。
  • 小屋付近の様子
  • 夜半から強風。今朝は晴れて厳しい冷え込みとなりました。不安定な天気です
  • 強い西風が吹いていますが晴天が続いてまいす
  • 山頂へ続く道 強い西風で雪質は締まってきました
  • 周辺の様子
  • 積雪
  • 小屋前の様子 昨日の降雪が今朝は湿雪に変わりました
  • 小屋前の様子

甲斐駒ヶ岳 七丈小屋

現地連絡先:
090-3226-2967
電話番号:
090-3226-2967
連絡先住所:
山梨県北杜市須田町若神子新町1205-25

地図で見る
https://www.kaikoma.info

施設の詳細を見る

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甲斐駒ヶ岳 標高 2,966m

 全国に駒ヶ岳を名のる山は20座を超えているという。その中で最も高いのが甲斐駒ヶ岳である。作家の宇野浩二は、『山恋ひ』の中で、「山の団十郎」と絶賛した。ふもとから仰いだその山姿は、正にその名に価する高貴な山容をもって迫ってくる。  太古、武御雷命(たけみかずちのみこと)が生んだ天津速駒(あまつはやこま)という白馬がいた。羽があって空中を飛んでおり、夜になると、甲斐駒ヶ岳の頂上で眠ったとのこと。これが命名の由来といわれている。  また、天平3年(731)には、甲斐国から朝廷に、身が黒色、尾が白い馬が献じられた。その馬に乗って聖徳太子が甲斐駒ヶ岳を往復したとか。ふもとを巡る川は、それにちなんで尾白(おじら)川と呼ぶ、などの伝説も残っている。  それはともかく、かつては駒ヶ岳講の名において、白装束の講中登山の山であった。開山したのは、信州・諏訪の小尾権三郎(弘幡行者)で、文化13年(1816)6月15日、20歳のときであった。しかし、文化11年編『甲斐国志』には、すでに「山頂巌窟ノ中ニ駒形権現ヲ安置セル所アリ」と記しているので、その真偽のほどは分からない。  登拝路のメインルートであった黒戸尾根上に残る、おびただしい信仰のモニュメントの数々を目にすると、そんな歴史上の小さな矛盾は消し飛んでいくような気がする。  かつては、白崩山の異称さえあった、真っ白な花崗岩とハイマツの緑に覆われた山頂からの眺めは、さすがに一等三角点の本点だけのことはある。この三角点のやぐら(覘標(てんびよう))は明治24年7月10日に建てられ、同年7月14日に標石を埋めた。同年9月12日から25日まで観測が行われている。南アルプス三大急登の1つに数えられる黒戸尾根を、重さ90kgもある標石を担ぎ上げた先人の苦労には頭が下がる。  甲斐駒ヶ岳は、伊那の人たちは東駒ヶ岳と呼んでいる。目と鼻の先に見える山に、他国の名を冠するほど人間はお人好しではない。  さて、甲斐駒ヶ岳を巡ってたくさんの花崗岩の岩壁がある。この一帯に集中的に挑みルートを開拓していったのは、主として東京白稜会のメンバーであった。1949年から1970年にかけてのパイオニア・ワークは、一頭地抜きん出ている。この会の代表であった、恩田善雄氏の「甲斐駒ヶ岳―わたしの覚書き」は、甲斐駒周辺の地誌、登攀記録、山名の由来、伝説などを網羅したものである(未刊行)。  登山コースは尾白川渓谷から黒戸尾根経由で山頂まで9時間。南西の北沢峠からは双児山、駒津峰を越えて約4時間の登りで山頂へ。

山梨県 長野県 / 赤石山脈北部

駒津峰 標高 2,752m

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双児山 標高 2,649m

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