飯豊山は標高の高い場所は例年通りの積雪量です。飯豊山登山の注意点を確認して登山計画をお願いします
天気・気温
山と周辺の状況
天狗平(飯豊山荘、天狗平ロッジ)までの車道の通行止め解除となり、アクセスできるようになっています。
南アルプスなどの山小屋が閉鎖されたため、飯豊朝日連峰に計画変更を考えている、という問い合わせが多くなっています。飯豊朝日連峰における稜線などの山小屋は閉鎖されていませんが、これは避難小屋という性格上、「閉鎖していない」ということで、感染対策が実施されているということではありません。
避難小屋は予約制が取れないため、登山者が例年並みに来訪した場合は
・畳1枚に2名程度のスペース
・食堂などはないので横になっている方の枕元で炊事や食事を行う
という状態になります。窓やドアは締め切っていることがほとんどで、
・ドアやトイレのノブは消毒されないまま
・手洗い用の水の確保が難しい小屋も多い
という3密状態となり、クラスターの発生が予想されます。つきましては下記のことにご留意ください。
★朝日連峰の稜線でテントを張ることは全面的に禁止されています。
★飯豊連峰では山小屋の近くに数張りの幕営スペースがありますが、今年は幕営希望者が殺到し、貴重な周氷河地形や高山植物の破損が懸念されています。管理人が不在の場合は幕営しないでください。
★ むやみやたらに石鹸や消毒液を使用すると、貴重な生態系に影響を与えることが想定されます。適切な使用に留意してください。
★ 感染リスクの関係で、地上隊・航空隊ともに山岳救助活動の行動が制限されています。コロナ感染以外の事案においてもリスクも高くなっていることを理解ください。
★ 登山を行う場合は、下記の山岳医療救助機構の提案を実施して「感染しない、感染させない、遭難しない」の3ない登山を行ってください。対応できない場合は、今年の登山を控えてくださるようお願いいたします。
登山道の状況
飯豊山への登山道の多くは、残雪が多く残っていて、雪山に対する装備が必須となります。
・今年の飯豊連峰は、標高が低い所は相当に雪が少ないのですが、標高が高くなると例年並みの積雪量になっています。
・門内小屋と頼母木小屋のトイレは使用できるようになりましたが、頼母木小屋の水はまだ出ていません。
・ダイクラ尾根の取り付きの桧山沢吊り橋が架橋されました。
・加治川治水ダムより先の林道では崩落による危険個所が多数存在し、利用者の安全性が確保できないため、一般の方の通行を禁止しています。東北電力による林道崩落箇所等の復旧工事が行われる予定もあることから、引き続き当面の間は林道の通行を禁止することとしています。
・湯の平登山道に吊り橋は架かっておらず、今後も林道等の復旧工事が終了するまでの間は、湯の平登山道に吊り橋をかける予定はありません。それに伴い、湯の平山荘も閉鎖しているため、北股岳のオーイン尾根ルートについても通行を禁止いたします。
詳細は「飯豊朝日連峰の登山者情報」をご覧ください。
https://www.ic-net.or.jp/home/iide/
登山装備
雪山登山装備が必要です。
注意点
この時期の飯豊山は残雪が多く残っています。雪崩の危険性も高く、入山には相当の装備・技術・経験・体力が必要です。
お知らせ
その他詳細は「飯豊朝日連峰の登山者情報(http://www.ic-net.or.jp/home/iide/)」へ。
昨年の今頃の様子は?
4月28日に倉手山登山口と大日杉小屋までの車道が開通予定、開通時刻にも留意ください。2023.04.27
足ノ松尾根のアプローチ道路が通行止め、足ノ松尾根登山道は当面の間、通行不可2023.05.11
飯豊山・天狗平ロッジ周辺の過去の様子
飯豊山・天狗平ロッジ
- 電話番号:
- 090-5846-1858
- 連絡先住所:
- 山形県西置賜郡小国町