少しずつ登山者が増えてきています。山頂付近では条件により気温が10℃を下回ることもあり防寒具は必携です
天気・気温
山と周辺の状況
梅雨らしい天気の静かな1日でした。山頂の気温は日中でも9℃。風も強い1日でしたが、いろいろな花が咲く良い季節のひとつとなっています。少しずつ登山者が増えてきています。
7月5日に山開きとなりますが、各イベントは中止です。ロープウェーの早朝営業などもなく、神事のみが執り行われます。神事は関係者のみの最少人数での開催のため一般参加は不可とのことです。
谷川岳ロープウェイは6月20日より通常営業(土日祝7時~17時、平日8時~17時)となりました。乗車人数制限、マスク着用のお願い等、新型コロナウイルス感染防止対策は引き続き行っていくとのことです。週末など朝の便は混み合う事が予想されます。歩き出しが遅れると行動時間の減少となります。
肩ノ小屋の宿泊は完全予約制。宿泊予約がない時などは売店が営業していないこともあります。水が買えない場合もありますので余裕をもって持参してください。小屋を利用する際はマスク着用、アルコール消毒など登山者自身で感染予防を徹底してください
登山道の状況
谷筋には雪が残るものの、稜線含め各登山道はほとんど雪が解けました。
[天神尾根、西黒尾根]
・天神尾根は登山道上の残雪は消えました。アイゼンは不要です。
・西黒尾根と肩の小屋の間の残雪に、登って右に巻くトレースが付いているようなのでご注意ください。肩の小屋、山頂へのルートは登って左方向です。
[巌剛新道]
・沢地形に崩壊地あり。通行に注意してください。
・芝倉沢から先の旧道も各沢(特に武能沢)など雪渓が残り滑落、崩落など稜線より危険度が高い場所が多くあります。
・土合方面から蓬峠までは笹原のため雪解けまで不明瞭になります。
登山装備
・これからの季節は夕立、落雷が多くなります。登山開始を早めなるべく早めに下山する事。天候の急変に備えレインウェアは必携です。天気予報では予測できません。
・山頂付近では時間帯や天候により気温が10℃を下回ることも珍しくありません。日帰りの場合でも防寒具は携行するようにしましょう。
・雨具、ヘッドランプ、水分は必ず持参し、水分は最低でも2L以上は持ちましょう。天気が良く風がない場合や暑さに身体が慣れていないなど、この時期でも熱中症になる可能性は十分あります。水分、塩分はこまめに取り自分にあったペースで登山をしましょう。
・天気にもよりますが、ブヨが大量に発生しています。トンボが増えて捕食するまでは目障りなほどまとわりついてきます。防虫ネット、虫除けスプレーは必携です。
注意点
・国道291号線、登山指導センター前から一ノ倉沢出合までの区間が開通しました(歩行者、自転車のみ進入可)。電気バスは6月1日より運行再開しました。
・一ノ倉沢のトイレは使用できるようになりました。
お知らせ
指導センター付近に駐車場はありません(ゲートの脇の広場は警察車両や緊急車両用のスペースになっているので停めないでください)。
指導センターの休憩舎は24時間利用できます。毎年のことですが、この時期、指導センター前の湧き水の水源が少なくなり枯れてしまうことが多々あります。今日現在も水量が細くなっています。水が枯れた場合、登山用に汲むことができなくなりますので、湧き水を当てにせず持参してください。また、水が止まってしまった場合、休憩舎トイレも使用できなくなります(湧水は生水です。水質検査はされていません)。
■小屋の情報
肩ノ小屋はトイレ利用可(協力金100円)、宿泊は完全予約制、売店は不定休。利用の際はマスク着用、アルコール消毒など登山者自身で感染予防を徹底してください。7月以降の営業は政府や自治体の方針により対応とのこと。
肩ノ小屋や平標の有人小屋の営業状況は直接お問い合わせください。
昨年の今頃の様子は?
登山口付近の雪は少なくなってきましたが、稜線はまだ冬山装備が必須です2023.04.11
ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18
雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25
状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02
残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09
登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16
谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子
谷川岳登山指導センター
- 電話番号:
- 0278-72-3688
- 連絡先住所:
- 〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽