谷川岳 | 谷川岳登山指導センター

少しずつ登山者が増えてきています。山頂付近では条件により気温が10℃を下回ることもあり防寒具は必携です

(みんなの登山記録 ひろ さんの投稿から)(2020.06.20 ひろ さん)
(みんなの登山記録 ひろ さんの投稿から)(2020.06.20 ひろ さん)
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天気・気温

06/30(火) センター前 19:00現在、雨。気温20℃。
みなかみ町の天気予報
明日
晴のち曇
21℃
7℃
明後日
曇時々晴
20℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 12:00発表
前橋市の天気予報
明日
晴のち曇
26℃
12℃
明後日
曇時々晴
21℃
14℃
日本気象協会提供 2024年4月19日 12:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

梅雨らしい天気の静かな1日でした。山頂の気温は日中でも9℃。風も強い1日でしたが、いろいろな花が咲く良い季節のひとつとなっています。少しずつ登山者が増えてきています。

7月5日に山開きとなりますが、各イベントは中止です。ロープウェーの早朝営業などもなく、神事のみが執り行われます。神事は関係者のみの最少人数での開催のため一般参加は不可とのことです。

谷川岳ロープウェイは6月20日より通常営業(土日祝7時~17時、平日8時~17時)となりました。乗車人数制限、マスク着用のお願い等、新型コロナウイルス感染防止対策は引き続き行っていくとのことです。週末など朝の便は混み合う事が予想されます。歩き出しが遅れると行動時間の減少となります。

肩ノ小屋の宿泊は完全予約制。宿泊予約がない時などは売店が営業していないこともあります。水が買えない場合もありますので余裕をもって持参してください。小屋を利用する際はマスク着用、アルコール消毒など登山者自身で感染予防を徹底してください

登山道の状況

谷筋には雪が残るものの、稜線含め各登山道はほとんど雪が解けました。

[天神尾根、西黒尾根]
・天神尾根は登山道上の残雪は消えました。アイゼンは不要です。
・西黒尾根と肩の小屋の間の残雪に、登って右に巻くトレースが付いているようなのでご注意ください。肩の小屋、山頂へのルートは登って左方向です。

[巌剛新道]
・沢地形に崩壊地あり。通行に注意してください。

・芝倉沢から先の旧道も各沢(特に武能沢)など雪渓が残り滑落、崩落など稜線より危険度が高い場所が多くあります。
・土合方面から蓬峠までは笹原のため雪解けまで不明瞭になります。

登山装備

・これからの季節は夕立、落雷が多くなります。登山開始を早めなるべく早めに下山する事。天候の急変に備えレインウェアは必携です。天気予報では予測できません。
・山頂付近では時間帯や天候により気温が10℃を下回ることも珍しくありません。日帰りの場合でも防寒具は携行するようにしましょう。
・雨具、ヘッドランプ、水分は必ず持参し、水分は最低でも2L以上は持ちましょう。天気が良く風がない場合や暑さに身体が慣れていないなど、この時期でも熱中症になる可能性は十分あります。水分、塩分はこまめに取り自分にあったペースで登山をしましょう。
・天気にもよりますが、ブヨが大量に発生しています。トンボが増えて捕食するまでは目障りなほどまとわりついてきます。防虫ネット、虫除けスプレーは必携です。

注意点

・国道291号線、登山指導センター前から一ノ倉沢出合までの区間が開通しました(歩行者、自転車のみ進入可)。電気バスは6月1日より運行再開しました。
・一ノ倉沢のトイレは使用できるようになりました。

お知らせ

指導センター付近に駐車場はありません(ゲートの脇の広場は警察車両や緊急車両用のスペースになっているので停めないでください)。

指導センターの休憩舎は24時間利用できます。毎年のことですが、この時期、指導センター前の湧き水の水源が少なくなり枯れてしまうことが多々あります。今日現在も水量が細くなっています。水が枯れた場合、登山用に汲むことができなくなりますので、湧き水を当てにせず持参してください。また、水が止まってしまった場合、休憩舎トイレも使用できなくなります(湧水は生水です。水質検査はされていません)。

■小屋の情報
肩ノ小屋はトイレ利用可(協力金100円)、宿泊は完全予約制、売店は不定休。利用の際はマスク着用、アルコール消毒など登山者自身で感染予防を徹底してください。7月以降の営業は政府や自治体の方針により対応とのこと。
肩ノ小屋や平標の有人小屋の営業状況は直接お問い合わせください。

昨年の今頃の様子は?

登山口付近の雪は少なくなってきましたが、稜線はまだ冬山装備が必須です2023.04.11

ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18

雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25

状況変化に対応できる装備と技術が必要な季節であることを意識して入山してください2023.05.02

残雪と夏道が混在しています。滑落事故も多く発生しているのでアイゼンの着け外しの判断は慎重に2023.05.09

登山指導センターから先の冬季閉鎖は5/19解除。翌日からは一ノ倉沢出合までの電気バスも運行開始予定2023.05.16

谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子

  • みんなの登山記録 山が好き! さんの投稿から
  • みんなの登山記録 茂やん さんの投稿から
  • 平標山(みんなの登山記録 yamakichiさんの投稿から)
  • 一ノ倉沢(みんなの登山記録 かつさん さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 ALPS1998さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 Jimny-Hikerさんの投稿から)
  • ガスも出ていましたが、綺麗な眺望でした(みんなの登山記録 gumigumigumiさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SAKIさんの投稿から)
  • オキの耳から南方面(みんなの登山記録 まさ0806さんの投稿から)
  • 谷川岳 山開きの日(みんなの登山記録 あーさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SSGさんの投稿から)
  • 谷川岳と一ノ倉岳(みんなの登山記録 サンシマ さんの投稿から)

谷川岳登山指導センター

電話番号:
0278-72-3688
連絡先住所:
〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽

地図で見る
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 越後山脈

谷川岳 標高 1,977m

 谷川岳は「耳二ツ」といわれ、沼田市や月夜野町(つきよのまち 現・みなかみ町月夜野)方面から見ると、ちょうどネコの耳のような双耳峰に見えるので、手前をトマの耳、奥の高い方の峰をオキの耳と呼びならわしている。  トマの耳は古くから薬師岳とも呼ばれ、山頂には石造りの薬師瑠璃光如来が祭られていたという。一方、オキの耳には、富士山の浅間菩薩が地元の人たちに福を与えんとして降臨したとの伝説も残り、別名谷川富士と呼ばれる。  元来谷川岳は、谷川本谷の北方にそびえる俎嵓を指していたのだが、陸地測量部が誤って、薬師岳に谷川岳と名称をつけた。ジャーナリズムが遭難の起こるたびに「谷川岳」の文字を使用した結果、今日では1963m峰(トマの耳)が谷川岳ということに定着したという。  昭和6年(1931)9月、上越線が開通した翌月、土樽(つちたる)側の万太郎谷で東京の一青年が疲労凍死し、登山者による遭難第1号となった。  谷川連峰の特異性については、次のような点が考えられる。  登山人口の多い首都圏に近くて交通の便がよく、アプローチが短いので、すぐに山に取り付ける。スポーツ登山や大衆登山の普及と相まって、絶好の登山地となった。  日本列島脊梁地の一部として、この山域の局地気象の複雑さは特異ともいえる。東京と清水峠の気温の差は、夏でも9~10度あり、加えて強風、豪雪、雪崩、濃霧といった悪条件が重なる。  標高は2000m内外であるが、峻険な岩壁を有し、高山性を帯びた山々である。地質も複雑で階層状をなし、多様な岩石が分布し、それが地形や植物分布に大きな影響を与えている。例えば、豪雪との関連もあるが、針葉樹林帯がほとんど見られない。  昭和42年(1967)から、群馬県の谷川岳遭難防止条例により、危険地区への入山の届出制や冬山の一時的登山自粛または禁止など規制が行われている。また、毎年融雪期にあたる3月末から5月中旬にかけては、気温上昇による雪崩の発生が予想されるため、危険地区の登山を禁止している。  昭和13年(1938)7月1日、スポーツ登山としての第1回山開きが行われた。西黒沢からガレ沢(当時の主要コース)をつめて尾根に登り、ザンゲ岩から山頂に出た。以後7月の第1日曜日は「安全登山の日」として、現在も山開きの日になっている。  ロープウェイを利用する天神平コースが所要2時間30分。厳剛新道コースは土合駅から4時間40分。西黒尾根コースは土合駅から4時間30分でそれぞれ山頂へ。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

一ノ倉岳 標高 1,974m

 谷川岳トマの耳の北1.8km、1時間の所にあり、東に一ノ倉尾根、北東にカタズミ岩の岩峰をその末端に起こす堅炭尾根(かたずみおね)を派生する。堅炭尾根には中芝新道が開かれている。  一ノ倉岳の東面は、剱岳、穂高岳と並んで、日本三大岩場の1つといわれ、あまりにも有名な存在である。オキの耳から一ノ倉岳に至る上越国境稜線の東側、湯桧曽川に向かって急峻になぎ落ちる沢は一ノ倉沢と呼ばれ、北を一ノ倉尾根、南を東尾根に挟まれた谷には、標高差800mを超す壮大で峻険な岩壁と、悪絶なルンゼが多く、谷川岳を代表する岩場である。  クラは岩壁の意で、この付近で最も大きな岩壁をもつ沢であることからこの名がある。  中でも、二ノ沢流域、滝沢下部と上部のA~Dルンゼ、本谷の第2~6ルンゼ、烏帽子岩、衝立岩(ついたていわ)、コップ状岩壁は、登攀の好対象とされ、現在も多くのクライマーを迎えている。その登攀の歴史は、わが国の近代登山の歴史といってもよく、この岩場の果たした役割は大きい。  頂上までは谷川岳トマの耳から所要1時間。土樽駅から茂倉新道経由5時間30分。蓬峠から縦走して3時間。中芝新道(芝倉沢旧道出合)から3時間。残雪期に芝倉沢から3時間30分。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

茂倉岳 標高 1,978m

茂倉岳は谷川連峰のほぼ真ん中に位置する山で、標高は谷川岳に勝る高さを持つが登山者はそれほど多くなく、静かな山旅が味わえる。 山頂付近には立派な避難小屋や近くに水場があるので、利用価値が高い。山頂からは平標山から谷川岳にかけて東西にのびる県境稜線の山々、湯檜曽川を囲む馬蹄形稜線の山々など、すばらしい展望が楽しめる。

ユーザーの登山記録から