燧ヶ岳・御池新道の残雪は消えました。湿原の花は、現在はキンコウカやコオニユリが咲いています
天気・気温
山と周辺の状況
東北地方南部の梅雨明けが8/2に発表されて、夏空が広がっています。
大江湿原を歩いていると、
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
の花は終わり、種を付け始めています。オタカラコウや
コオニユリ
コオニユリ
など、
ニッコウキスゲ
ゼンテイカ
ではないオレンジ色のお花が目立ち始めました。
また、ひまわりのような愛らしいオゼミズギクが咲いています。
サワギキョウ
サワギキョウ
や
コバギボウシ
コバギボウシ
など紫の花が咲き始めると、早くも、夏の終わりを感じます。
湿原の池塘を覗くと、少し紅葉した
ヒツジグサ
ヒツジグサ
の葉が沼尻の池塘を彩っていました。グラデーションが綺麗です。
先日は裏燧林道まで巡回に行きましたが、途中の上田代などでは、
キンコウカ
キンコウカ
がもゴロを迎えていました。また、珍しい白い
コバギボウシ
コバギボウシ
も咲いていました。
※都道府県をまたぐ移動の自粛は解除されましたが、尾瀬では山小屋や休憩所の多くが休業しており遭難救助は困難です。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
登山道の状況
尾瀬沼周辺の登山道で、異常箇所はありません。
通行止めになっていた尾瀬沼南岸・沼尻から三平下までの登山道は、7/20より通行可能となりました。ただし、ぬかるみや古く痛んだ木道も多くあり、濡れた木道は極めて滑りますので注意して通行下さい。
燧ヶ岳へは8/3に巡回に行きました。続いていた雨の影響で、ぬかるみに苦戦している登山者が多く見受けられました。広沢田代・熊沢田代では、
キンコウカ
キンコウカ
が見頃となっていました。
7月下旬にはまだタップリ残っていた、御池新道の雪渓は、すべて消えていました。
山頂付近のお花畑では、ジョウシュウオニアザミ、
ハクサンフウロ
ハクサンフウロ
、エゾシオガマ、
ヤマハハコ
ヤマハハコ
、
オトギリソウ
オトギリソウ
などが見られました。
下山には見晴登山道を利用しましたが、ぬかるみや水たまりが多くありましたので、登山靴+ゲイターで対策してください。
登山装備
日中は日差しが強いので、サングラスや日焼け止めが必要です。まだ寒い日もあるので、防寒対策を行ってください。
燧ヶ岳へは、アイゼン・ピッケルなど冬装備を用意してください。
注意点
尾瀬は7/1より多くの施設が利用可能になっています。ただし、利用できない施設、今年度は休業の施設も数多くあるので、事前に営業状況を確認しておきましょう。
・山小屋・キャンプ場の営業(https://www.oze-fnd.or.jp/archives/100847/)
・トイレ/VC(http://ur0.work/Xiqv)
昨年の今頃の様子は?
尾瀬沼ビジターセンターは5月13日に開所しました。残雪が少なく、大江湿原ではミズバショウが咲き始めています2023.05.17
尾瀬沼ビジターセンター周辺の過去の様子
尾瀬沼ビジターセンター
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