鹿島槍・爺ヶ岳 | 冷池山荘

台風など天候に注意して秋山登山を。針ノ木岳登山道は通行禁止。小屋もテントも予約制

爺ヶ岳の紅葉がクライマックスに動き出しました (2020.09.28 冷池山荘 )
爺ヶ岳の紅葉がクライマックスに動き出しました (2020.09.28 冷池山荘 )
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天気・気温

富山市の天気予報
明日
晴時々雨
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11℃
明後日
晴一時雨
19℃
8℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 18:00発表
松本市の天気予報
明日
晴時々曇
20℃
8℃
明後日
晴時々曇
18℃
8℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 18:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■重要 本年は「完全予約」
小屋泊、テント泊とも予約が必要(テントも事前予約が必要)
ご予約のない方の小屋泊りおよびテント設営はできません。
ご予約の無い方はペナルティ料金を追加いたします。ご予約は前日までに! 当日予約は受付いたしません。

・冷池山荘と種池山荘 営業中(感染症対策をして縮小営業)
※今夏、新越山荘は営業しません。

・予約について
予約状況についてはこちら
https://www.kasimayari.jp/annai.htm

9/8から今シーズン営業最終期間の小屋泊まり及びテント泊(9月23日~10月3日まで)の受付が開始
※当日予約はできません
当日の予約や連絡は、満員であるとかないとかの問題でなく、この新型ウィルス禍の緊急事態下のマナー、ルールとして一切受付いたしません。
予約は必ず前日までにお願いします。ルールを守らない方からは別途ペナルティ料を徴収いたします。

※今シーズンはネット予約は中止しています。

・種池山荘は空いています
日中は鹿島槍方面へ向かう方で少し賑わう種池山荘ですが、針ノ木岳方面への往来が叶わない、今季のお泊りはたいへん空いていますので、ぜひともご利用下さい。 秋の爺ヶ岳登山はいかがでしょうか

■近況
・9/9
昨日今日と好天が続きましたが、今日の午後は夕立が強弱をつけながら降ったり止んだりのあいにくのお天気になってしまいました。
今週末にかけては秋雨前線の上がり下がりで天気も大きく変わってしまいそうです。

登山道の状況

柏原新道の通行について、大きな支障の連絡はありません。

■針ノ木岳登山道の通行禁止
・針ノ木小屋は今シーズン営業しません。スタッフの常駐はありません。
・トイレの使用や飲料水の補給等も一切できませんた。
・登山道の管理や針ノ木大雪渓上でのルート管理も不可能です。
・雪渓下の大沢小屋も営業いたしません。

※種池山荘~針ノ木小屋~船窪小屋縦走もおやめいただきたいと思います。

■近隣の他の小屋(ヤマケイオンライン付加情報)
キレット小屋、五竜山荘
いずれも宿泊、テントサイトは今季予約が必要(キレット小屋にテントサイトはありません)
最新情報や詳細は「白馬岳たより」をご参照下さい。
https://www.hakuba-sanso.co.jp/

登山装備

3000m級の秋山登山装備が必要
登山用の雨具、防水性の高い登山靴、スパッツ、荷物の防水、着替え、防寒具など必要
※感染症対策として小屋利用の方には用意して頂くものがあります。

注意点

■安全登山を心がけて下さい
今シーズンは新型ウィルス禍のなか、救助活動にもものすごい重圧や心配がつきまといます。
絶対に無理のない実力にあったゆっくりゆったり登山をお願いいたします。

お知らせ

■冷池山荘
http://www.kasimayari.jp/

系列の山小屋 新越山荘、種池山荘も同じURLです。
※連絡先 大町事務所 電話0261-22-1263 (かしわばら宅)

・新越山荘 今季の営業中止

・山荘ウェブサイトには
冷池山荘の新型ウィルス感染症への取り組みの経過、今回の休業の経緯などを掲載しております。
タクシー料金表&バス時刻表もあります。

■冷池山荘と種池山荘の新型ウィルス対策
宿泊定員は30~50人程度
自炊をともなう素泊まりは、今季はお断りさせていただきます
小屋宿泊には、用意してきた頂く衛生用品などがあります

詳しくはこちら
https://www.kasimayari.jp/wirusu%20taisaku%202020.htm

昨年の今頃の様子は?

2023年冷池山荘(種池山荘、新越山荘)の営業は例年並みの夏山営業を予定。予約は5月中旬~予定2023.03.28

2023年GW営業はありません(冷池山荘、種池山荘、新越山荘)。夏山営業7/1~(5/15から予約受付)2023.04.27

冷池山荘周辺の過去の様子

  • 鹿島槍ヶ岳。手前の里山の雪ももうじき無くなってしまいそうです
  • 鹿島槍ヶ岳の頂上稜線では30cm近い積雪でしょうか。吹き溜まりは場所によっては1mあっても不思議でありません。
  • 鹿島槍ヶ岳も全容を現してくれました。頂上付近に雪が残っているのが見えます
  • 日当たりの少ない針ノ木岳や蓮華岳の北側斜面には雪が残っているのがわかります
  • 昨日そして今日の雨で小屋前の雪もほぼ消え去りました。種池山荘前
  • 前日の雪も上がって好天下、爺ヶ岳を皆さん目指します。爺ヶ岳南峰まででしたら主稜線も危険なところはほぼありません。
  • 15時 冷池横の黄葉の木々が白く染まりました
  • 種池山荘前も白の世界へ
  • 前線通過の雨に洗われて、いちだんと紅葉は輝きを増しました。
  • いい感じでにぎわった、種池山荘前庭。
  • 今年も「初氷娘」の登場する季節到来! 初氷で鹿島槍ヶ岳に乾杯(種池山荘)
  • 爺ヶ岳の登山道で初霜が立ちました

冷池山荘

電話番号:
0261-22-1263
連絡先住所:
長野県大町市平5328

地図で見る
http://www.kasimayari.jp/

施設の詳細を見る

関連する山

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

鹿島槍ヶ岳 標高 2,889m

 この山は、後立山連峰の中央部に位置し、名実ともに後立山の盟主という存在である。  端麗と表現される南北2つの峰と、それを結ぶ吊尾根がつくるこの山の姿は、どこから眺めても美しい。この山に魅せられた岳人たちは、同時にこの山が内懐に秘める荒々しさのとりこにもなったのである。それは山麓からではうかがい知れない、北壁や荒沢奥壁などのバリエーション・ルートである。これらのルートの開拓は大正末期から昭和の初期に、学校山岳部を中心に華々しく行われ、それは日本におけるアルピニズムの歴史に、貴重な一頁を記しているのである。  鹿島槍ヶ岳への登路は、縦走路のほかには、東面・信州側から短くて急峻な赤岩尾根1本のみである(鹿島から所要9時間)。この尾根の途中の高千穂平は、鹿島槍ヶ岳のよき展望台ともなっているが、そこから眺める大冷(おおつべた)沢の源頭には、残雪期に獅子やツルの雪形が現れる。そこから昔は、山名をシシ岳とかツル岳、あるいは双耳峰からの連想で背比べ岳などとも呼ばれていた。現在の鹿島槍ヶ岳の山名は鹿島集落の背後にある槍ヶ岳といった意味である。山体は信州側は急崖、西面・越中側はなだらかな非対称山稜の典型である。  西面には、支稜の牛首尾根を挟んで東谷と棒小屋(ぼうごや)沢が、西面の水を集めて黒部川に注いでいる。この棒小屋沢と、剱岳東面を流下する剱沢とが、黒部峡谷に対して対向から合流する、有名な黒部の十字峡を形成している。  東面を落ちる白岳、大冷の各沢は、源頭部にバリエーション・ルートを提供している。その1つ、カクネ里はU字谷をなし、平家の落武者が隠れ住んだという(隠(かく)れ里(さと))伝説をもつ、ロマンを秘めた圏谷である。もちろんここに人が隠れ住むというのは不可能だが……。  南峰から主稜を南へ下ると、肩といった存在の布引岳(残雪が布を敷いたように見えるのでこの名がある)で、付近には船窪地形が散見される。その南の小平地には冷(つべた)池があり、冷池山荘が建っている。また吊尾根の雪田付近から北峰を巻いて北へ下ると、両側の谷からの浸食によって、主稜線に深いⅤ字形の切れ込みの入った八峰(はちみね)のキレットに出る。その北側にキレット小屋がある。  登山口の鹿島集落は昔から戸数11戸しかなく、集落の人々は平家の落武者の子孫といわれている。ここで民宿を営んでいる狩野氏宅には、近代登山以降の鹿島槍ヶ岳の登高記念帳が保存され、それがそのまま鹿島槍ヶ岳の登山史ともなっている。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

爺ヶ岳 標高 2,670m

 後立山連峰の南部にあり、3つのピークからなる。北から一直線に南下してきた後立山の主稜線は、この爺ヶ岳で西方へ大きく湾曲し、越中側にすり鉢を半分に切ったような、ハイマツの見事な大斜面をつくっている。一方、東面には大きな白沢天狗尾根を張り出している。この天狗尾根や扇沢にはかつて登山道があったが、現在は廃道となり、種池山荘の柏原正泰氏が拓いた柏原新道がある。新道は扇沢出合から爺ヶ岳南稜をたどって種池に登るもの(扇沢出合から所要3時間30分)で、2つの廃道の欠点を取り除いた、後立山連峰の主稜線へ登るものとしては、最も容易なコースである。  爺ヶ岳の山名は、南峰と中央峰との間、白沢の上部に、残雪期に種子蒔き爺さんの雪形が現れることから付けられたもので、爺さんが蒔く種を漬ける種池だ、というおまけまでついている。種池は主稜上の池塘で、そばには種池山荘があり、幕営地にもなっている。この西方にも棒小屋沢乗越の池がある。種池から南峰にかけて、またその南斜面も広大なお花畑である。  積雪期の爺ヶ岳東面は、ヒマラヤひだが発達して壮観で、いくつかのバリエーション・ルートが拓かれている。

富山県 長野県 / 飛騨山脈北部

岩小屋沢岳 標高 2,630m

飛騨山脈北部、富山県と長野県の県境にそびえる山。西側には種池小屋、東側には新越乗越山荘がある。

ユーザーの登山記録から

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