尾瀬ヶ原は今、草紅葉が美しく、よく焼けたトーストを彷彿とさせます。刻々と秋が深まっています。
天気・気温
山と周辺の状況
みなさんの住んでいる街中は、まだまだ残暑が続き、「紅葉」とは程遠いかもしれませんが、山の中では刻々と秋が深まっています。
尾瀬ヶ原は草紅葉が進んでいて、湿原の
キンコウカ
キンコウカ
が紅葉してオレンジ色になり、池塘に浮かぶ
ヒツジグサ
ヒツジグサ
の紅葉も良い色になっています。尾瀬ヶ原は今草紅葉が美しく、こんがりとしていて、よく焼けたトーストなんかを彷彿とさせます。
色が変わってきたのはまだ湿原ばかりですが、至仏山もじきに紅葉した山肌を見せてくれるようになるでしょう。
先日、至仏山に巡回しましたが、途中にある、オヤマ沢田代では湿原が黄金色へと変化してきています。
山ノ鼻から至仏山を登り、鳩待峠までのコースタイムはおよそ6時間です。日が短くなってきていますので、暗くならない時間に下山できるように計画を立てましょう。
登山道は雨の日や雨の後はぬかるみがあったり、滑りやすい所があったりします。慎重な行動をお願いします。
※尾瀬では、利用できない施設、今年度は休業の施設も数多くあるので、事前に営業状況を確認しておきましょう。
・山小屋・キャンプ場の営業(https://www.oze-fnd.or.jp/archives/100847/)
・トイレ/VC(http://ur0.work/Xiqv)
登山道の状況
周辺で、通行止め箇所などはありません。ただし、現在、木道工事を行っている箇所が多いので、通過時はご注意ください。
夕方4時から翌朝7時頃まではツキノワグマの行動が活発になります。特にご注意ください。
■7/1より至仏山の登山が可能となっています
東面登山道(尾瀬ヶ原~至仏山)は上り専用で、下山はできません。
至仏山は地表が隆起して出来た山で、多くは蛇紋岩で形成されています。蛇紋岩は、マグネシウムを多く含む岩石で、植物の生育には適さない土壌のため、森林限界が低く(1700m)なっています。
登山装備
高山である尾瀬は急な天候の変化や気温の低下が起こりやすい地域です。必ず上着や雨具をお持ちください。
尾瀬に入られる方にはマスクの着用を推奨していますが、陽射しがある時はとても暑くなります。くれぐれも熱中症にならないよう、水分を摂ったり、風通しの良い服を着るなどの対策もお願いいたします。
注意点
【ビジターセンター入館者へのお願い】
・発熱など体調不良のある方は入館をご遠慮ください。
・入館時はマスクの着用、手指消毒をお願いします。
・長時間の滞在はご遠慮ください。
※館内での飲食は禁止しています。
※入館者数が多い場合、入館制限を行う場合があります。特に雨天時には休憩場所が不足することが予測されます。
■尾瀬への入山自粛について
①多くの施設が休止しています。
山小屋の開所時期は未定です。公衆トイレなどは、ホームページをご確認ください。
②遭難救助は困難です。
多くの施設が閉鎖されているため遭難救助は困難です。携帯電話は、ほとんどの場所でつながりません。
③登山道に残雪があります。
特に樹林帯は残雪があり、転倒等のおそれがあります。
④福島県側(沼山峠、御池)は入下山できません
沼山峠までは通年マイカー規制/路線。バス・シャトルバスは6/30まで運休。御池駐車場は当面の間休業です。
福島県内の施設(山小屋、キャンプ場、休憩所)は全て休止しています。
⑤群馬県側(鳩待峠・大清水・富士見下)は入山可能です。
鳩待峠までは5/23からマイカー規制(乗合バス運行)
⑥新潟県側は入下山できません
国道352号線は冬期閉鎖中。浦佐駅~沼山峠間、路線バス・遊覧船(尾瀬口コース)、乗合バスは6/30まで運休です(※遊覧船(周遊コース、銀山平コース)は5/28から運行中)
昨年の今頃の様子は?
山ノ鼻ビジターセンターは5月16日に開所予定。鳩待峠への道路の冬期閉鎖解除は4/21(金)より2023.04.19
5月16日に山ノ鼻ビジターセンターは開所。ミズバショウが咲き始めています2023.05.17
山の鼻ビジターセンター周辺の過去の様子
山の鼻ビジターセンター
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- 連絡先住所: