谷川岳 | 谷川岳登山指導センター

谷川岳ロープウェイは10月31日までの運休が決定。現在は西黒尾根のみ通行可能ですが、初心者には不向きのルートです

(みんなの登山記録 山が好き! さんの投稿から)(2020.08.29 山が好き! さん)
(みんなの登山記録 山が好き! さんの投稿から)(2020.08.29 山が好き! さん)
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天気・気温

09/22(火) センター前 11:00現在、晴れ。気温20℃。
みなかみ町の天気予報
明日
19℃
4℃
明後日
晴のち曇
21℃
3℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 6:00発表
前橋市の天気予報
明日
24℃
9℃
明後日
晴時々曇
23℃
8℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

・この連休は雲が多いながら、晴れ間もあり、まあまあの天気となりました。山頂付近の朝方の気温は4℃まで下がる日もあり、山麓では比較的暖かいですが、本日は朝の気温が15℃と例年並みになってきました。稜線付近も色の違いがはっきり分かるほど低木が色付きはじめました。
・谷川岳ロープウェイまでの国道が崩落していましたが、補修が終わり、国道291号の通行止めは解除となりました。ロープウェイ自体の営業は、10月いっぱい運休が決定しましたが、ベースプラザ、駐車場としての営業は再開されました。

登山道の状況

[天神尾根]
・通行不可です。田尻沢(田尻尾根下部)が大きく崩壊し非常に危険な状態です。重機による復旧作業中につき通行できません(ロープウェイが使えないため天神尾根も田尻尾根や田尻沢につながるため通行不可となります)。

[西黒尾根]
・通行可能です。ただし初心者厳禁! 現在、登山者がこのルートに集中するため落石の誘発や滑落遭難には充分注意して下さい.
・西黒尾根は下山には不向きのルートです(矛盾しているようですが豪雨後の現在は基本的には西黒尾根でしか下山できません)。下山遅れや滑落の遭難が多発しています。

[巌剛新道]
第一見晴らしより下部に土砂やガレなどで登山道が覆われている箇所が2箇所ほどあります。通行は可能ですが非情に歩きにくいです。上部の沢地形に崩壊地あり滑落、落石に注意!

[その他]
・新道、マチガ沢の橋が流されてしまい現在は渡渉するようになっています。新道、一ノ倉沢、幽ノ沢、芝倉沢は通行可能。旧道マチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢も通行可能です。
・芝倉沢から先の旧道は武能沢周辺が崩壊、崩落など危険度が高い場所があります。蓬峠や清水峠へは新道をお勧めします(渡渉点の増水や崩落に注意)。
・馬蹄形や主脈縦走路は異常なく通行可能ですがエスケープルートは通行できるか不明です(各沢で崩落が確認されているため)。

登山装備

・気温が低くなってきています。山頂は10℃以下になる日もあり、風や雨など天候によっては体感温度は0℃近くになります。日帰りの登山であっても防寒対策をしましょう(グローブ必携)。
・今の季節は夕立、落雷が多くなります。登山開始を早めなるべく早めに下山する事。天候の急変に備えレインウェアは絶対に装備。天気予報では予測できません。

注意点

・沢での遭難事故が連続しています。万が一に備え登山カードには人数やコースなど出来るだけ正確な情報を書いてください。迅速な救助の為ご協力をお願いします。
・熊穴沢避難小屋上部の鎖場で下山時の転倒による遭難も発生しています。特に下りに身体の疲れから、集中力が散漫になり、遭難になるケースが非常に多いです。下りでしっかり時間を取れるようにしましょう。

お知らせ

指導センター付近に駐車場はありません(ゲートの脇の広場は警察車両や緊急車両用のスペースになっているので停めないでください)。

指導センターの休憩舎は24時間利用できます。渇水によりトイレは使用できません。建物前の湧き水も枯れています。水は必ず持参してください(湧水は生水です。水質検査はされていません)。

■小屋の情報
[肩ノ小屋]
外のトイレ利用可(協力金100円)、宿泊は完全予約制、売店は不定休です。利用予定の際は事前に電話などで確認しましょう。利用の際はマスク着用、アルコール消毒など登山者自身で感染予防を徹底してください。

[大障子避難小屋]
閉まりづらいものの、扉の修復が終わったので問題ありません。

[オジカ沢避難小屋]
基礎とシェルターを番線で固定したので、振れはなくなりましたが完全に固定できてはいない状態なので、できれば使用は避ける計画のほうがよいです。

昨年の今頃の様子は?

各登山道は融雪が進んでいます。踏み抜き箇所も増えてきました2023.03.21

今年はマンサクがきれいに咲いていてよく目立ちます。その他の新芽も山を彩っています2023.03.28

天神尾根は山頂付近の地面が出てきましたが他はほぼ雪道です2023.04.04

登山口付近の雪は少なくなってきましたが、稜線はまだ冬山装備が必須です2023.04.11

ロープウェイは4月17日から24日まで点検運休中。ベースプラザも休業のため駐車場も利用できません2023.04.18

雪が解けはじめ、急な斜面のトラバースが増えてきました。岩場などでは踏み抜きに注意2023.04.25

谷川岳登山指導センター周辺の過去の様子

  • みんなの登山記録 山が好き! さんの投稿から
  • みんなの登山記録 茂やん さんの投稿から
  • 平標山(みんなの登山記録 yamakichiさんの投稿から)
  • 一ノ倉沢(みんなの登山記録 かつさん さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 ALPS1998さんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 Jimny-Hikerさんの投稿から)
  • ガスも出ていましたが、綺麗な眺望でした(みんなの登山記録 gumigumigumiさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SAKIさんの投稿から)
  • オキの耳から南方面(みんなの登山記録 まさ0806さんの投稿から)
  • 谷川岳 山開きの日(みんなの登山記録 あーさんの投稿から)
  • (みんなの登山記録 SSGさんの投稿から)
  • 谷川岳と一ノ倉岳(みんなの登山記録 サンシマ さんの投稿から)

谷川岳登山指導センター

電話番号:
0278-72-3688
連絡先住所:
〒379-1728 群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽

地図で見る
http://tanigawadake.ec-net.jp/index.htm

施設の詳細を見る

関連する山

群馬県 新潟県 / 越後山脈

谷川岳 標高 1,977m

 谷川岳は「耳二ツ」といわれ、沼田市や月夜野町(つきよのまち 現・みなかみ町月夜野)方面から見ると、ちょうどネコの耳のような双耳峰に見えるので、手前をトマの耳、奥の高い方の峰をオキの耳と呼びならわしている。  トマの耳は古くから薬師岳とも呼ばれ、山頂には石造りの薬師瑠璃光如来が祭られていたという。一方、オキの耳には、富士山の浅間菩薩が地元の人たちに福を与えんとして降臨したとの伝説も残り、別名谷川富士と呼ばれる。  元来谷川岳は、谷川本谷の北方にそびえる俎嵓を指していたのだが、陸地測量部が誤って、薬師岳に谷川岳と名称をつけた。ジャーナリズムが遭難の起こるたびに「谷川岳」の文字を使用した結果、今日では1963m峰(トマの耳)が谷川岳ということに定着したという。  昭和6年(1931)9月、上越線が開通した翌月、土樽(つちたる)側の万太郎谷で東京の一青年が疲労凍死し、登山者による遭難第1号となった。  谷川連峰の特異性については、次のような点が考えられる。  登山人口の多い首都圏に近くて交通の便がよく、アプローチが短いので、すぐに山に取り付ける。スポーツ登山や大衆登山の普及と相まって、絶好の登山地となった。  日本列島脊梁地の一部として、この山域の局地気象の複雑さは特異ともいえる。東京と清水峠の気温の差は、夏でも9~10度あり、加えて強風、豪雪、雪崩、濃霧といった悪条件が重なる。  標高は2000m内外であるが、峻険な岩壁を有し、高山性を帯びた山々である。地質も複雑で階層状をなし、多様な岩石が分布し、それが地形や植物分布に大きな影響を与えている。例えば、豪雪との関連もあるが、針葉樹林帯がほとんど見られない。  昭和42年(1967)から、群馬県の谷川岳遭難防止条例により、危険地区への入山の届出制や冬山の一時的登山自粛または禁止など規制が行われている。また、毎年融雪期にあたる3月末から5月中旬にかけては、気温上昇による雪崩の発生が予想されるため、危険地区の登山を禁止している。  昭和13年(1938)7月1日、スポーツ登山としての第1回山開きが行われた。西黒沢からガレ沢(当時の主要コース)をつめて尾根に登り、ザンゲ岩から山頂に出た。以後7月の第1日曜日は「安全登山の日」として、現在も山開きの日になっている。  ロープウェイを利用する天神平コースが所要2時間30分。厳剛新道コースは土合駅から4時間40分。西黒尾根コースは土合駅から4時間30分でそれぞれ山頂へ。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

一ノ倉岳 標高 1,974m

 谷川岳トマの耳の北1.8km、1時間の所にあり、東に一ノ倉尾根、北東にカタズミ岩の岩峰をその末端に起こす堅炭尾根(かたずみおね)を派生する。堅炭尾根には中芝新道が開かれている。  一ノ倉岳の東面は、剱岳、穂高岳と並んで、日本三大岩場の1つといわれ、あまりにも有名な存在である。オキの耳から一ノ倉岳に至る上越国境稜線の東側、湯桧曽川に向かって急峻になぎ落ちる沢は一ノ倉沢と呼ばれ、北を一ノ倉尾根、南を東尾根に挟まれた谷には、標高差800mを超す壮大で峻険な岩壁と、悪絶なルンゼが多く、谷川岳を代表する岩場である。  クラは岩壁の意で、この付近で最も大きな岩壁をもつ沢であることからこの名がある。  中でも、二ノ沢流域、滝沢下部と上部のA~Dルンゼ、本谷の第2~6ルンゼ、烏帽子岩、衝立岩(ついたていわ)、コップ状岩壁は、登攀の好対象とされ、現在も多くのクライマーを迎えている。その登攀の歴史は、わが国の近代登山の歴史といってもよく、この岩場の果たした役割は大きい。  頂上までは谷川岳トマの耳から所要1時間。土樽駅から茂倉新道経由5時間30分。蓬峠から縦走して3時間。中芝新道(芝倉沢旧道出合)から3時間。残雪期に芝倉沢から3時間30分。

群馬県 新潟県 / 越後山脈

茂倉岳 標高 1,978m

茂倉岳は谷川連峰のほぼ真ん中に位置する山で、標高は谷川岳に勝る高さを持つが登山者はそれほど多くなく、静かな山旅が味わえる。 山頂付近には立派な避難小屋や近くに水場があるので、利用価値が高い。山頂からは平標山から谷川岳にかけて東西にのびる県境稜線の山々、湯檜曽川を囲む馬蹄形稜線の山々など、すばらしい展望が楽しめる。

ユーザーの登山記録から