奥穂高岳 | 穂高岳山荘

10/17~18に積雪し、今も残るところがあります。アイゼン+判断+技術必要。営業10/24泊まで

今年度の営業は終了となります。今朝は深い所で40-50cm程の積雪がある中、最後の宿泊の方々が下山されました。(2020.10.25 穂高岳山荘 )
今年度の営業は終了となります。今朝は深い所で40-50cm程の積雪がある中、最後の宿泊の方々が下山されました。(2020.10.25 穂高岳山荘 )
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天気・気温

10/21(水) 11:00 晴れ -1℃
松本市の天気予報
明日
曇のち晴
24℃
13℃
明後日
晴時々曇
29℃
9℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 0:00発表
高山市の天気予報
明日
曇のち晴
25℃
12℃
明後日
晴時々曇
30℃
8℃
日本気象協会提供 2024年4月26日 0:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

■自然
・天候 
10/21 11時現在の気温は-1℃、日が差しているところは暖かいです。
先日積もった雪はだいぶ溶けましたが、まだ山荘前には積雪があります。
快晴の中、今シーズン最後のヘリが来ました!

10/18 6時の気温は-5℃た。
昨夜まで雪が降り続き、積雪は約20cm、吹き溜まりの深い所では40cm程となりました。
玄関では雪だるまがお出迎えしています

10/17 6:45 気温-1℃、この秋初めての積雪となりました。
山荘前は5〜10cm程度積もっていて、現在もまだ降り続いています。

10/1 初雪観測
9/22 初氷観測

降雪、凍結の可能性もあります。
この時期に登山を計画される場合、気象状況を良く確認した上での登山可否の判断、また万一の降雪、凍結に対応できる必要があります。
心配な方はチェーンスパイクの用意があると安心です。
山荘の登山情報ページも参考にしてください。

・紅葉
涸沢カールも色があせて茶色っぽくみえます。

■2020年の営業
今後の地震や天候により、状況が変わる可能性がありますので、入山前に登山道状況を必ず確認して頂くようお願い致します。
・宿泊とテント営業は10/24まで 10/25は売店とトイレのみの営業

・小屋宿泊、テント泊ともに予約をお願いします。
※1名様より、山荘へのご宿泊の事前予約連絡を必ずお願いいたします。

・テントでのご宿泊を希望するお客様も事前予約連絡を必ずお願いいたします。

登山道の状況

■登山道の状況 
10/17 山荘前で10~30㎝程の積雪。
10/20現在、積雪はだいぶ融けましたが、日陰や北面ではまだ残るところがあります。
雪に対する装備(前爪のあるアイゼン)が必要です。
薄く凍結している所ではアイゼンが効かないこともあります。
今後降雪すると新雪はアイゼンがきかないこともあり、対応できる技術が問われますので慎重な行動をお願いいたします。

現地での凍結、積雪を見て的確に判断できる経験と技術が必要な時期となりました。
心配な方は、山荘で最新情報を得てください。
安易に登山できる夏山~紅葉の秋山の時期ではありません。

10/17
白出沢ルートは、地震の影響により通行不能となっております。
他ルートは通行可能ですが、今後の地震や天候により状況が変わる可能性がありますので、入山前に登山道状況を必ず確認して頂くようお願い致します。

・涸沢~ザイテングラート~穂高岳山荘(10/17)
積雪あり

・穂高岳山荘~奥穂高岳山頂(10/17)
積雪あり

・新穂高~白出沢~奥穂高山荘(10/17)
群発地震の影響により登山道の状態が悪い為、通行不能となっております
詳細は以下を確認してください
http://www.kitaalpsgifu.jp/cgi-bin/mountain/htmlview.cgi?admin=view

・穂高岳山荘~北穂高小屋(10/17)
積雪あり


・穂高岳山荘~前穂高岳、岳沢(10/17)
積雪あり
地震や大雨の影響により落石、浮石が多く、不安定となっている箇所があることも考えられるため、通行はできますが慎重な判断が必要です。

・穂高岳山荘~西穂高岳 (10/17)
積雪あり
間ノ岳~P1間は、例年に比べ浮石が非常に多い為歩きづらく、危険箇所もあり、通行には注意が必要です。
なお、天狗のコルから岳沢へのエスケープルートは通行困難と聞いております。
このコースは初心者にはお勧めしません。また、経験者であっても、今年は例年以上に慎重な判断とどのような状況にも対応できる技術が必要となります。
登山道凍結の可能性あり

登山装備

3000m級山岳の(いつ降雪、凍結があっても対応できる)秋山登山装備が基本です。
防寒具(薄手の手袋や帽子も有効です)、雨具は必携。
登山用の防水の靴が必要です。荷物には防水対策を忘れずに。
気温下がっており低体温症対策もしておきましょう。
濡れた場合の着替えも用意しておきましょう。

注意点

すでに初雪初氷を観測しています。また日が短く、気温も低下しています。
気象、登山道の状況を確認し、体調含め無理のない山行をお願いいたします。

■北アルプス南部(槍穂高・アルプス銀座ほか)の山小屋の営業終了日は、北アルプス山小屋友交会Webサイトに一覧掲載されています。
https://kita-alps.yamagoya.gr.jp/

お知らせ

■穂高岳山荘
http://www.hotakadakesanso.com/
穂高岳山荘事務所 電話0578-82-2150
現地電話 090-7869-0045 (受付時間 07:00~20:00)

宿泊、テント泊は予約制。売店、昼食も営業しています。
2020年は宿泊とテント営業は10/24まで 10/25は売店のみの営業

・空室カレンダー
https://www.hotakadakesanso.com/stay/vacancy

・穂高岳山荘Facebook
https://www.facebook.com/hotakadakesanso

・穂高岳山荘Twitter
https://twitter.com/3190

■穂高岳山荘2020年のご宿泊とテント泊 および ご予約について 
・小屋宿泊、テント泊ともに予約をお願いします。
・各客室への宿泊人数を、通常の半分程度とさせていただきます。
※1名様より、山荘へのご宿泊の事前予約連絡を必ずお願いいたします。

・テントでのご宿泊を希望するお客様も事前予約連絡を必ずお願いいたします。

※本年度の営業終了日は「10月24日(土)」の宿泊までとさせていただきます。
(状況により変更の場合があります。事前に再度ご確認ください)

・ご予約は山荘直通電話(090-7869-0045 受付時間:7:00~20:00)
ご連絡時に満室、テント場の空き無しだった場合は別の日程にて登山をご計画ください。
詳細と空状況↓
https://twitter.com/3190

※大切なお願い
他の山小屋様や他の日程などへの複数の予約をされますと、限りのある山小屋運営において、本年はいつにもまして大きな打撃となってしまいます。体調不良や荒天での緊急時のキャンセルは可能ですので、どうか複数の予約だけはご容赦くださいませ。

詳しくはこちら
https://www.hotakadakesanso.com/stayin2020
※用意して頂くものなどもあります。

■穂高岳山荘 公式オンラインショップ
https://shop.hotakadakesanso.com/
10/6より使える5%割引クーポン配布中
https://shop.hotakadakesanso.com/blog/2020/10/03/140000?fbclid=IwAR2FAGU5A2oDZVNHY9_aBB2mbY4dxpedU6VZNOAw1SrpPYKB6CSQSMSXW8E

昨年の今頃の様子は?

営業4/27~(要予約)。5/20迄の予約受付中(WEB予約推奨)。例年より雪は少な目ですが雪面カチカチ2023.04.21

本日営業開始。昨日迄のまとまった降雪により雪崩や滑落に注意。厳冬期雪山登山装備必要2023.04.27

GWのトレースは天気により消失。雪山登山装備(必ず前爪のあるアイゼンとピッケルが必要)基本2023.05.09

涸沢からでも雪の状況によりルート選びが必要。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)基本2023.05.17

まだ降雪あり。雪山登山装備(前爪アイゼン+ピッケル)必要。雪崩、落石、クラックに注意2023.05.24

穂高岳山荘周辺の過去の様子

  • ヘリコプターの中から
  • 飛騨側、硬い氷をチェーンソーで割る様子
  • 夕焼けの白出沢
  • 満月に照らされる奥穂高の岩壁
  • 完全な雪山となりました 涸沢岳方面から小屋方面の様子
  • 凍てつく小屋
  • 凍てつく小屋
  • 北尾根も完全雪化粧
  • 稜線の標識も雪に埋まりそうです
  • 稜線から山荘を俯瞰
  • 積雪凍結がある冬山となりました
  • 涸沢も少しずつ色づいてきました。

穂高岳山荘

現地連絡先:
090-7869-0045
電話番号:
0578-82-2150
連絡先住所:
岐阜県飛騨市神岡町東町504

地図で見る
http://www.hotakadakesanso.com/

施設の詳細を見る

関連する山

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

奥穂高岳 標高 3,190m

 奥穂高岳は穂高連峰の中央にそびえる盟主である。標高3190mは富士山の3776m、南アルプスの北岳の3192mに次ぐ日本第3位の高峰で、頂上に造られた2mを超す大ケルンの上に立つと第2位になろうかという高峰なのである。しかも堂々と大きい山容がいい。  山頂で綾線が分岐し、南西に延びる岩稜は馬ノ背からジャンダルムの奇峰を経て、間ノ岳、西穂高岳、焼岳へと延びる。  もう1つの岩稜は南東へ吊尾根となってたわみ、前穂高岳、明神岳となって上高地に雪崩落ちていく。  山稜は硬いひん岩(ひんがん、ひんは「王」偏に「分」の字)の破片に覆われ、岩屑の堆積した山だ。南東側は涸沢のカールが削り取った断崖で、南面は岳沢が急角度に落ち込み、上高地や乗鞍岳が見える展望の優れた山頂である。  山頂から100mほど西へ向かってから右に折れる主稜線を、うっかり見落として直進すると急傾斜にセバ谷に落ち込んでしまう。毎年のように事故を起こす「だましの尾根」だ。主稜線を北に下ると白出乗越で、穂高岳山荘がある。  頂上から南西に延びる岩稜は、奇峰ジャンダルムに続いている。前衛峰、門番といった意味のフランス語だが、むしろ独立峰と呼びたい山で、悠々としてとりとめのない奥穂高岳をきりっと引き締めている。  初登頂は明治42年(1909)の鵜殿正雄パーティで、槍ヶ岳への初縦走の途中だった。彼は大正元年(1912)には岳沢から天狗沢に入り、天狗のコルからジャンダルムを経て奥穂高岳の初トレースをしている。穂高岳開拓のパイオニアとして銘記されるべき人である。  穂高連峰の開拓は信州の梓川側が早く、山小屋もほとんど信州人が占めているが、奥穂高岳だけは、白出乗越に飛騨の名ガイド、今田重太郎が小屋を建てて登山者の安全を期した。1度登山者の不始末で全焼したが再建し、現在では近代的な山荘になっている。  一般登山道は涸沢からザイテングラートの岩尾根を登って白出乗越に出、奥穂高岳へ向かう。涸沢から白出乗越まで2時間、それから奥穂高岳頂上まで1時間。  飛騨側からは、新穂高温泉から蒲田川右俣を白出沢出合まで2時間、白出沢を登って白出乗越まで7時間。静かな谷のいいコースで、下りに使えば白出乗越から5時間30分で新穂高温泉に着き、バス停前の無料温泉で山の汗が流せるので、山好きに好評である。  上高地から岳沢を経て前穂高岳、吊尾根、奥穂高岳のコースは9時間で頂上に着く。少しきついが、登り甲斐のある道だ。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

北穂高岳 標高 3,106m

 北穂高岳は穂高連峰の最北端にそびえる。東は涸沢谷、西は蒲田川右俣からの支流、滝谷によって壮絶な岩壁になっている。主稜線は南北に起伏し、南は岩を踏んで涸沢岳へ、北は大キレットを隔てて南岳、中岳、大喰(おおばみ)岳、槍ヶ岳へと続いている。  この山のよさは、西面の滝谷に尽きる。日本でも超一流のロッククライミングのゲレンデである。かつて、名案内人といわれた上條嘉門次が「鳥も止まれねえ」と嘆かせた悪絶な岩壁で、初登攀は大正14年(1925)。早大の四谷龍胤(りようすけ)、小島六郎パーティとR.C.Cの藤木九三(くぞう)、ガイドの松井憲三パーティが、同じ8月13日に挑み、成功している。  滝谷は中間の合流地点からA沢~F沢が分かれ、B沢~D沢の間のルンゼや岩稜、岩壁が主な登攀対象になり、日本を代表する優れたクライマーたちを育ててきた。  北穂高岳は北峰と南峰に分かれている。北峰に三角点があり、直下に北穂高小屋があるので、普通、北穂高岳頂上とは北峰を指す。  登山道は涸沢カールから南稜の急登をがんばれば、3時間で山頂に立てる。上高地からは8時間30分の道のり。

長野県 岐阜県 / 飛騨山脈南部

涸沢岳 標高 3,110m

 穂高連峰の主な岩峰は、涸沢カールを中心に半円を描いている。テント場から見上げるとひときわ目をひくのが北の肩に鋭い三角錐の涸沢槍を従えた涸沢岳である。南に前穂高岳と奥穂高岳、北にクライマーのハイマート、北穂高岳と、すばらしい山々がそびえているが、姿のよさでは涸沢岳がまとまっている。  ひん岩(ひんがん、ひんは「王」偏に「分」の字)の筋肉質の岩峰で、北穂高岳側は険しい岩壁となり、縦走路としては一級の悪さだ。  南の鞍部は白出(しらだし)沢の突き上げる白出乗越。歴史の古い穂高岳山荘が、風力発電、太陽光発電など最新のシステムを駆使して建っている。山頂から西に張り出している西尾根は冬期コースとなり、北穂高岳・滝谷の眺めがすごい。  上高地から涸沢、ザイテングラート経由で所要8時間30分。涸沢の中腹には、近代登山史に残る涸沢の岩小屋がある。新穂高温泉からは白出沢経由で所要9時間30分。

ユーザーの登山記録から

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