羊蹄山 | 蝦夷富士小屋

ニセコは年末からドライスノーが連日降り続き、スキー場や周辺の山々では極上のPOWDERを楽しむことができます

蝦夷富士小屋と羊蹄山の稜線(2021.01.03 蝦夷富士小屋)
蝦夷富士小屋と羊蹄山の稜線(2021.01.03 蝦夷富士小屋)
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天気・気温

01/03(日) 蝦夷富士小屋16:00現在 天気:雪、気温:-6.8℃、風向:西・風速:3.2m/sec
札幌市中央区の天気予報
明日
晴時々雨
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日本気象協会提供 2024年3月29日 6:00発表
室蘭市の天気予報
明日
雨のち晴
10℃
4℃
明後日
10℃
3℃
日本気象協会提供 2024年3月29日 6:00発表
※ご利用上の注意

山と周辺の状況

・各スキー場のBCエリアは続々とオープンしました。ニセコは年末からドライスノーが連日降り続き、羊蹄山・ニセコ連峰など周辺の山々も極上のPOWDERを楽しめます。積雪量が一気に増していますので雪庇の踏み抜きやノール、雪崩には十分に注意しましょう。
・冬期の避難小屋利用は夏山シーズンの小屋の利用方針同様、コロナ対策のため羊蹄山避難小屋での宿泊は緊急時を除き利用できません。

[羊蹄山管理保全連絡協議会から羊蹄山登山に関するお知らせ]
新型コロナウィルス感染症に関する感染拡大防止のため、登山者の皆様には登山の中止を含め体調を考慮した判断をお願いします。
■不要不急の外出自粛要請
万が一遭難事故等が発生した場合、切迫している医療現場に大きな負担をかけることになります。ご自身の体調保全のためにも、不要不急の外出は自粛いただけますようお願いします。
■感染拡大の防止
新型コロナウィルス感染症は無症状のまま感染を拡大させる恐れがあります。もしも感染者が遭難し救助対象となった場合、関係者の活動にも影響が出る可能性があります。体調不良・事故防止には十分に配慮をお願いします。また、自分が無症状の感染者かもしれないという意識での活動をお願いします。
■登山者の皆様へ
山へ登る際にも3つの密「密閉」「密集」「密接」環境を避けるようお願いします。登山道は密閉にはなりませんが、移動中の公共交通機関、乗り合わせの自家用車内等は3密環境になりやすいことに留意してください。
羊蹄山は往復すると10時間近い時間がかかる山になります。日没時間等を考慮し、日帰り登山できる登山計画をお願いします。また、登山道では給水場所がございませんので、必ず入山前に準備をお願いします。

新型コロナウィルス感染症の一日も早い終息のため、ご理解とご協力をお願いします。

登山道の状況

全ての登山道は雪に覆われています。登山口は除雪してある場所としていない場所があるので、車の駐車の際は各自治体などに事前に確認しましょう。

登山装備

・冬の装備での入山をお願いします。
・行動食や水分など十分な準備をしてください。
・防寒対策をしっかり行いましょう。
・トイレは予め携帯トイレを用意しておきましょう。

注意点

・羊蹄山は独立峰で高低差があります。気温や天候の急変、強風に注意しましょう。
・冬の北海道は日照時間が極端に短いです。事前に日の出・日の入り時刻をチェックしておきましょう。
・冬山では技術や体力を要求されます。事故が起こると命をおとす危険が高いので無理をせず体力にあった山行を心掛けましょう。
・ゴミやトイレの汚物は自己責任で必ず持ち帰りましょう。山を汚さないでください。モラルを身に付けましょう。
・ペットと入山する場合はハーネスで繋ぐなどして放さないでください。ペットの汚物は必ず持ち帰りましょう。
・原則的に避難小屋内にペットは入れません。

お知らせ

・入山届けを出しましょう。現地の届出は勿論、インターネットなどでも山行計画を送りましょう。
・情報の入手などを事前に行い、装備は自らが十分に整えて入山してください。
・避難小屋利用者は小屋の維持管理の為、利用料を払いましょう。
・羊蹄山避難小屋は営業小屋ではありません。あくまでも「避難」を目的とした小屋です。
・避難小屋はトイレがバイオトイレ(TSS方式)になりました。トイレのし尿の分解能力や環境への配慮から自ら使用したトイレットペーパーやサニタリー用品は全て持ち帰りとなりますのでご協力よろしくお願い致します。
・羊蹄山の情報は倶知安町観光係から知ることが出来ます(倶知安町観光係:0136-23-3388)。

倒木や笹、草など登山道の荒廃に関する質問、旧小屋跡地(河口部)の基礎コンクリート、羊蹄山避難小屋周辺の解体工事に伴う跡地利用についての問い合わせは後志総合振興局環境生活課(電話:0136-23-1354)へご連絡ください。

蝦夷富士小屋周辺の過去の様子

  • 積雪状態の火口部岩稜帯
  • 羊蹄山避難小屋(9合目)からの夕景
  • 9合目の羊蹄山避難小屋とイワギキョウ
  • 羊蹄山避難小屋と夕景
  • 羊蹄山のオノエリンドウ
  • 高山植物の美しい時期を迎えました
  • 羊蹄山避難小屋と薬草ケ原の雪渓、奥にニセコ連峰
  • 羊蹄山倶知安コース登山口のニリンソウとシラネアオイ
  • 小屋の前に咲いた白花のエゾエンゴサク
  • 蝦夷富士小屋とニセコアンヌプリ
  • 1月30日に滑った羊蹄山BCです
  • ニセコ花園スキー場と蝦夷富士小屋

蝦夷富士小屋

電話番号:
0136-55-5539
連絡先住所:
北海道虻田郡倶知安町字比羅夫374-11

地図で見る
https://www.facebook.com/pages/%E8%9D%A6%E5%A4%B7%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E5%B0%8F%E5%B1%8B/1440398459528851

施設の詳細を見る

関連する山

北海道 / 支笏・洞爺・積丹

羊蹄山 標高 1,898m

 支笏洞爺国立公園西端にあって、別名蝦夷富士とも呼ばれる、均整のとれた成層火山。アイヌ語でマチネシリ「女山」ともいわれ、マツカリヌプリ「後方に対をなして一方にある山」とも称される。近くの尻別岳はピンネシリ「男山」で対にして夫婦山とされている。ほかにも山麓を流れる尻別川から転訛してシリベシ(水際の険しい川)山の名称もある。  羊蹄山の山名は元明元年(1781)松前広長の『松前志』にすでに登場している。幕末の蝦夷地直轄で、松浦武四郎は国威を示すため『日本書紀』の中で阿倍比羅夫が後方羊蹄に政庁を置いた事例を引き合いに出した。そして、この山を後方羊蹄山(シリベシ山)と名づけ、正史に近い扱いをしている。第2次世界大戦中は蝦夷征伐が国史として扱われ、後方羊蹄はいやがうえにもあがめられたが、いまやその名も失せ、元の羊蹄山の山名に戻っている。頂上の一等三角点の名称が「真狩(まつかり)岳」であるため、昭和初期に小学校地理教科書に真狩岳を採用していた時代もあった。  この山の開拓は早く、明治38年(1905)倶知安村の河合篤叙が蝦夷富士登山会を設立し、比羅夫(ひらぶ)コースの登山道を開削し、休憩所を設けた。大正11年(1922)には9合目に石室「雲上閣」を建造し、登山の啓蒙と普及に務めた。積雪期登山の記録としては、明治45年(1912)4月、レルヒ中佐が、倶知安(くつちやん)からほぼ夏道沿いにスキー登山を行っている。  登山コースとしては、古くから開けた比羅夫から半月湖を経てジグザグに登る。このコースに沿った地帯は高山植物の種類も多く「後方羊蹄山の高山植物帯」として、国の天然記念物に指定されている。  9合目の避難小屋に泊まって御来光を眺め、頂上に立つのもよいだろう。頂上には父釜、母釜、子釜と呼ばれる噴火口があり、最大の父釜は周囲約2km、深さ200mほどある。  京極(きようごく)コースは銘水「噴き出しの水」がわいている、ふきだし公園から入山し、沢沿いの登山道を行く。9合目付近は火山礫の崩壊地で、斜面が急なので注意を要する。  留産(るさん)コースは京極と真狩を結ぶ車道に面して登山口がある。4合目は沢の浸食で、登山道が崩れているので注意したい。  真狩コースは設備の整っている羊蹄山自然公園から入山する。9合目近くでガレ場をトラバースしなければならない。所要時間はいずれも頂上まで約5時間。  なお、4コースとも途中に水場はないので、必ず水筒に水を満たしておきたい。

ユーザーの登山記録から