Tweet |
- 登山中にメインで使われるカメラは「コンパクトデジタルカメラ」、スマホカメラより上
- スマホカメラの物足りなさは「ズーム機能」「画質」が上位
- カメラ専用機の不満点は「かさばること」が大多数
- 次に買いたいカメラの1位は「ミラーレス一眼」が1位
美しい景色が広がる山の中に行けば、そのシーンをファインダーの中に残したいと考えるのは当然でしょう。山に行けば、多くの人がその景色に向けてシャッターを押しています。
そんな登山中の当たり前の1シーンに、少し変化が生じています。スマートフォンで撮影する姿が目立ち、静止画だけではなく動画撮影をする人、ウェアラブルカメラで行動中の様子をずっと撮影しているケースも見かけるようになりました。また、周辺機器に目を向けると、「三脚」撮影は昔からいますが、最近は「自撮り棒」での撮影も見かけます。
ヤマケイオンラインでは、2015年に「登山者のデジタルカメラ利用に関するアンケート」を行っていますが、当時とはカメラを取り巻く状況もずいぶんんと代わってきていると感じています。
そこで、昨今の登山者のカメラに関する動向を知るために、質問内容を大幅に更新して、同アンケートを再度実施しました。
なお、以前のアンケートはこちらをご覧ください。
調査期間::2018年10月25日(木)~2018年11月19日(月)
有効回答ユーザーのプロフィール:




今回の調査では、リンク先のような形式で質問を行っています。
携帯電話にカメラ機能が搭載されて以来、誰もが、いつでも、写真撮影を行うようになった。さらに携帯電話がスマートフォンになり、カメラ機能がさらに充実してきたり、SNSが一般的になっきたりすると、その傾向に拍車がかかっている。
「インスタ映え」という言葉が示すように、多くの人が気軽に写真を撮って、さまざまな形でその画像を楽しんでいる。
そこで最初に「ふだんカメラ(スマートフォンのカメラも含む)をどのくらいの頻度で使っていますか?」という質問を行った。その回答は、17%がほぼ毎日、週に1回以上の人は全体で70%近くになるほど、多くの人がふだんから写真撮影を楽しんでいることがわかった。
前述のように、スマートフォンのカメラ機能が充実するに従い、カメラ専用機との画質や機能の差が小さくなっている。その影響から、カメラ専用機は所持せず・購入せずという人が増え、昨今ではカメラ専用機の販売の低迷している報道も聞く。
そこで実際、登山者はどの程度「スマホのみ」となっているのか確認すると、91%がカメラ専用機を使用。登山者においては、まだまだカメラ専用機の使用が多いことがわかった。
また、実際に使っているカメラは、コンパクトデジタルカメラ(以下、コンデジ)が最も多く、一眼レフにおいてもコンデジに迫るほど多くのユーザーが利用している結果となった。