山別、地域別、最適期とオススメポイントを紹介

紅葉の山へ行こう!

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中央・南アルプスの紅葉の山

千畳敷・宝剣岳・木曽駒ヶ岳

9月 10月 11月 12月

宝剣岳周辺の稜線では、9月中旬~下旬より草紅葉する。ほどなく色付きは千畳敷に降り、千畳敷カールの紅葉の見頃は例年9月下旬から10月上旬(ピークは通常10月初旬)。

カールではナナカマドやダケカンバなどの鮮やかな紅葉が目を楽しませてくれる。千畳敷カールのでは、寒気の襲来と共に一気に紅葉が始まり、次の寒波で一気に散ってしまうので、見頃は短い。

▲千畳敷の紅葉

富士見台高原、恵那山

9月 10月 11月 12月
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富士見台高原周辺は、長く紅葉が楽しめることで知られる。10月上旬からツツジ類の赤を中心とした紅葉が稜線付近から始まり、見頃は10月中旬~11月初旬。

10月中旬以降は、標高1400m付近のカラマツ類の黄葉、さらに11月上旬は山腹・山麓の広葉樹の紅葉が始まる。11月上旬の富士見台ロープウェイ線下の色づきは見事。

また紅葉初期の10月の中旬は「ヘブンスそのはら」内の「いわなの森遊歩道」で日本で唯一のヤマトイワナの産卵が観察できる場所がある。

▲10月中旬の富士見台高原周辺の紅葉(ヘブンスそのはら)

鳳凰三山

9月 10月 11月 12月

稜線では9月下旬の草紅葉から始まる。特にウラシマツツジの赤が稜線を染める姿は見事で、10月初旬まで稜線を歩きながらの紅葉が楽しめる。

山肌が赤や黄色に染まるのは10月中旬で、登山道沿いで紅葉を楽しめる。また、ドンドコ沢(青木鉱泉~鳳凰山方面)の4つの滝を眺めながらの登山も楽しい。

10月下旬には麓まで紅葉が降りる。夜叉神峠や広河原を通る南アルプス林道では、雄大な北岳や間ノ岳を遠望しながら、周囲の紅葉を楽しめる。

▲稜線の紅葉 (2010.10.08 南御室小屋 )

南アルプス北部(甲斐駒、北岳)

9月 10月 11月 12月

甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳周辺ではカエデ、ツツジ、ナナカマドなどが赤く色づく。甲斐駒の岩肌と紅葉のコントラストが美しい。2800m以上では9月中旬には色づき始まる。中腹のナナカマドが赤く色づくのは10月上旬ごろとなる。

ただし、甲斐駒・仙丈ヶ岳とも標高が高く、10月にもなると霜がおりたり、積雪があったりするので、天候に注意し、登山の際は準備を怠らないように。

北岳では、9月中旬から、ツツジ、ナナカマド、コイワカガミ、ミヤマダイコンソウの葉の色づきがはじまり、10月上旬に見ごろを迎える。大樺沢から見上げる北岳の岩壁と紅葉の対比がすばらしく、タイミングによっては山頂から稜線が冠雪し、三段紅葉となる。

▲北岳と紅葉 (2008.10.02 北岳山荘)

南アルプス南部

9月 10月 11月 12月

赤石岳・聖岳・光岳周辺の紅葉は、ナナカマドやダケカンバなどで、例年9月中旬から10月中旬頃まで。見頃は稜線で9月下旬、中腹で9月下旬~10月上旬となる。

赤石岳などへの登山口となる椹島ロッジや二軒小屋ロッジでは、カラマツの黄葉が美しく、10月中旬から下旬が見頃となる。

▲赤石岳の初冠雪と紅葉(2016年10月31日)

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