【グレゴリー】デナリ75/100 バックパックを知り尽くしたブランドが放つ大型モデル
モニターレポート01
収納がしやすく、バランスがとりやすいザック。
137kmのロングトレイルも気持ちよく歩けるフィット感がよい
スミ(30代女性、登山歴10年)  登った山域:蒜山(1泊2日、テント泊)、国東半島峯道ロングトレイル(4泊5日、テント泊)
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悪天候の中でも、クランポンやアックス、ストックホルダーをすぐ取り出せる。
体全体のフィット感がよく、長距離を楽に歩けるザック

 1月31日~2月1日に蒜山の雪山合宿で「デナリ75」を使用しました。幕営道具や食事類はオートキャンプ場に置いて行けたので、サブバッグでの山行です。私はあえて上蒜山ピストンにメインバッグの「デナリ75」を使用しました。吹雪で天候が悪かったのですが、常に出し入れができるように、クランポンやアックス、ストックホルダーがあり、とても助かりました。わかんも簡単に取り付けできます。ザック自身が軽く、開け閉めがとてもしやすかったです。ただ、サイドポケットは大きくて使いやすいのですが、雪が溜まりやすかったです。ザックをひっくり返して雪を簡単に取り除けましたが。初めて使った感想は一言。今までで1番使いやすかったです。

 2月6日~10日には、国東半島峯道に行ってきました。総距離137km(1日30km程度)、標高差約200mの峠越えを5日間歩くのに、重量25kgの「デナリ75」を初めて使用するのは少し心配でした。でも、「デナリ75」は、前に使っていたザックに比べて収納がしやすく、バランスがとりやすいと思いました。テント泊でも、容量75リットルの割にはコンパクトにまとまるので邪魔にならず、テントスペースを有効に使えました。下山のときの振動もヒップベルトがしっかり固定されていたので楽でした。天候も雪、雨、汗ばむ暑さと毎日変わりました。そのためハーネスやヒップベルトも服に合わせて調整したりと、いろいろな状態で使用感を味わえたと思います。

 また、国東半島のトレイル上の藪漕ぎのトゲや枝先にも耐えられる生地でもあり、すっきりとしたデザイン性で引っかかる部分も少ないのがよいです。雨蓋やセキュリティポケットも収納スペースが広くて、地図や行動食など、すぐに使いたいものを入れてました。5日間縦走後の感想は、身体全体のフィット感のおかげで、重量を分散できて、多少の靴ずれやヒップベルトのストラップの留め具が腰骨にあたる痛みはあったものの、気持ちよく歩くことができたということです。

     
ヒップベルトで重量が分散
背面システムで体にもフィットして疲れにくい

 「デナリ75」は、「可動ショルダーハーネス」のおかげでフィットしやすかったです。冬服やレインウェアを着てちょうどよいサイズ。歩行中の腕や肩の動きにも馴染んでいました。夏服の薄手になると若干肩部分に空きがありました。また、「ヒップベルト」が重量を分散するおかげで、腰への負担が少ないと思いました。着脱可能なので、受託荷物で取り外して安心して預けることができました。ただ、薄手の着衣のときは、ヒップベルトの止め金具が腰骨にあたり少し痛かったです。

 背面システムのためか、以前のグレゴリー「ディバ85」 に比べて、重量を感じません。振動を吸収するフレームシートにより体全体を保護したり、滑り止めランバーパットがあることで、体とのフィット感が増したような感じがしました。いつも重量があればあるほど、歩行中のザックの振動や揺れが腰にきていて疲れやすかったので、「デナリ75」の身体全体を包み込むような背面システムには驚きました。「デナリ75」を実際に触ってみて、今まで使っていた「ディバ85」と比べて、生地やパーツが丈夫で、軽さに驚きました。

 「クイックドロー 開閉式 メイン荷室」については、手袋でも開け閉めがしやすかったです。クイックドロー開閉部分が広く、物も入れやすいと思いました。容量が大きいザックの難点は、首周りの窮屈感でしたが、ヘルメット装着に対応する「雨蓋のくぼみ」のおかげで、首を上下に動かしやすく、肩も凝らずにすみました。雨蓋の収納スペースも手が届くので、地図やコンパスなど細かい道具を入れてます。「冬季に対応するホルダー類」が充実していて、アックスやストックの留め具とストラップで装着でき安全。アックスの刃先を収納できる場所があるのがよいです。ギアループにすぐに使いたいカラビナ類を装着できます。デイジーチェーンにストラップを取り付け、クランポンやわかん、銀マットの運搬もしやすいです。ファスナーのジッパーが手袋でも開け閉めしやすいのもいいですね。ただ、ヒップベルトのポケットが小さ過ぎて、行動食を入れる場所に困りました。

 「デナリ75」は、4泊5日の縦走にも十分の容量でした。また、重量に耐えられる丈夫さもあると感じました。軽量でコンパクトにまとまるので、日帰り登山でも使えそうです。今後、雪山縦走や海外登山、アルパイン登山に使用したいです

     
● Check Point
  • すっきりとしたデザインなので、藪や枝先で引っかかる部分も少ない。
  • メイン荷室が、クイックドロー開閉式で、手袋でも開け閉めがしやすい。
  • 冬期に対応するホルダーはアックスの刃先の収納場所もあり、丈夫。

モニターレポート02
クイックドロー開閉式、サイドアクセスなど、充実した機能に満足。
背負い心地もよく、使っていてストレスがほとんどないザック。
市川 高詩(30代男性、登山歴5年)  
登った山域:八ヶ岳・硫黄岳(1泊2日、テント泊)、雲取山(1泊2日、テント泊)、武尊山(1泊2日、テント泊)
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グローブをしたままでものを取り出しやすく、細かいポケットやギアラックなどが便利。
可動ショルダーハーネスで急坂の登りも肩がラク

 2月16、17日は、「デナリ75」と共に群馬県・武尊山に行きました。計画段階の予定では2日間かけて登頂し、1日で下山する予定でしたが、登山の前日まで降り続いた大雪のため、文明の利器(リフト)を利用し、雪深い谷から一気に行けるところまで上がることにしました。16日の早朝に川場スキー場に到着。荷物、食糧を3日分から2日分に減らします。「デナリ75」は山行のスタイルに合わせて大きくも小さくもなり、使い方に融通がききます。第一リフトに乗り、第二リフトに乗り継ごうとすると、前日までの大雪のため復旧作業中。結局動いたのは午後2時半で、5時間近く待ちました。「行ける所まで行こう!」と第二リフトを降り武尊山に向けて歩き出しました。登山道にはトレースが無く、終始ラッセルの道です。今まで深い雪のラッセルの時にザックのウエストベルトが邪魔で足を上げにくいことがよくあったのですが、「デナリ75」に関しては邪魔に思うことがありませんでした。

 日没ギリギリまで歩き、広い稜線にテントを張りました。この時かなり風が強かったので少し雪を掘りました。このような状況が悪い時に、「デナリ75」の機能の良さが際立ちます。グローブをしたままでも開閉しやすく、サイドジップからすぐに必要な道具を取り出せる、風でギア類が飛ばないように引っかけておけるループも充実している、テント内でも雨蓋が外せるなど、いろいろ使いやすかったです。

 17日早朝にテントを撤収。メイン収納の入り口が大きく開くので荷物のパッキングがしやすかったです。ザック表面に付着した雪を手で払っただけで簡単に落とせたので驚きました。山頂までは稜線をラッセル。山頂直下の急坂を登るときに多々、肩より上にピッケルを刺す場面があったのですが、このザックの特徴の1つ「可動ショルダーハーネス」が効きました。重いザックを背負っているのに肩を上げることが苦にならない! ダブルアックスでの登攀でもこのザックなら肩の負担を減らせると思います。山頂に着き、天気が崩れてきたので急いで下山しました。

 雲取山、八ヶ岳の登山でも使用し、計3回の登山で感じたことは、背面の蒸れがほとんど気にならなかったこと、荷物の出し入れがしやすく細かいポケットやギアラックなどが使いやすいこと、背面とヒップベルトのフィット感がよいからか同じ重量の荷物を入れても「デナリ75」の方が軽く感じることです。このザックの背負い心地の良さには感動しました。翌日の疲労が違います! とてもよいザックで気に入っています。

     

ショルダーハーネス、ヒップベルト、背面システムが心地よいフィット感を生む。
充実したホルダー類、工夫を凝らした収納なども使いやすい

 「可動ショルダーハーネス」については、可動することによってザックが左右に振られてしまうのではないかと思っていましたが、実際使ってみると嫌な揺れはなく心地よいフィット感で驚きました。傾斜のきつい道や岩場で肩周りのストレスがあまり感じられませんでした。「ヒップベルト」は柔らかすぎず、硬すぎずのちょうどよい硬さでしっかり支えてくれています。ランバーパットの付いたヒップパットが気持ちよく腰にフィットしてとても安心感、安定感がありました。背面システム全体の印象は、密着しすぎず、固定されすぎず、それでいてしっかりと安定しているといった、ちょうどよい一体感で、自然な背負い心地を感じました。登攀時に腕回りが動かしやすいのは、ストレスがなくとてもよいです。

 これだけしっかりしたベルトが付いているのに、軽さにびっくりしました! いつもギア類を外に付ける時はザックが痛まないように慎重にやるのですが(登山中に一度ザックに穴が開き困ったことがあります)、「デナリ75」はギア類でよく擦れる箇所はしっかり補強、強い生地を使っていて安心して使えました。「雨蓋のくぼみ」は、まさに痒いところに手が届くといった機能でした。武尊山にてパンパンに入れた状態で稜線から山頂を見上げた時に、普段なら頭が当たるところが、それ以上に頭を上げることができ、驚いたのを覚えています。

 「クイックドロー開閉式 メイン荷室」はとにかく使いやすい! の一言。自分は冬季の登山では厚めのスリーフィンガーグローブを使っているのですが、そのグローブでも難なく開閉することができました。「サイドアクセス」は、とても重宝しました。特にテント内での細かい物の出し入れ、整理整頓に便利でした。今後もこの機能は雪上で活躍するでしょう。1つ欲を言うともう少しだけ下に大きく開いてくれれば、底の方に入れたシュラフやテントがさらに取り出しやすいかなと思いました。 

 さらに、ホルダー類が充実していて安心して使えました。特にピッケルホルダーが使いやすく、スコップも取り付けられたので重宝しました。「収納できるサイドポケット」も大型ですごく使いやすかったです。片側だけでボトル2本にストックまで入るので驚きました。それと「ソリ牽引用のループ」にも驚かされました!さすが「デナリ」ですね、マッキンリー登山を視野に入れていますね(笑)。

 「デナリ75」は容量もちょうどよく、全体的にとても使いやすいので、不満に感じる点がほとんどなかったです。背負い心地、疲労感、使いやすさ、デザイン、全体のバランスがとてもよく、今後も山の相棒として活躍してくれそうです。コンプレッションベルトを引くとかなり小さくもなるので、冬季日帰り~一泊、二泊の縦走登山、山スキーなど幅広く使えるザックだと思います。

     

● Check Point
  • 背面システムはしっかりと安定しながら、自然な背負い心地。
  • 肩周りのストレスがない可動ショルダーハーネス。
  • 軽さにもかかわらず、ギア類で当たるところはしっかり補強してある。

モニターレポート03
スタイリッシュなフォルムで、周囲の評判も上々。
フロントパネルやサイドポケットなど、使いやすい機能が充実
DENKA(40代男性、登山歴3年)
登った山域:南八ヶ岳(1泊2日、テント泊)、谷川岳(西黒尾根)(1泊2日、テント泊)
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新雪のラッセルでもザックが邪魔にならない
ショルダーベルトの設計がよく、肩の痛みがない

 2月7~8日に南八ヶ岳で私が所属する山岳会の深雪トレーニングがありました。私はグレゴリーの「デナリ75」を背負って参加しました。登り始めは曇り、その後吹雪。三つ頭手前で引き返しとなりました。

 さて、深雪トレのメニューとして雪洞を掘りました。夜はその中で寝ました。雨蓋は着脱可能なので、私は外して枕にし、ザック本体はマットの下に敷いて下面からの熱を遮断する効果を高めるのに役立てました。また雨蓋の内側にジッパー式メッシュポケットがあります。レーションとそれ以外のものを分けて入れることができるので便利です。もう一つのメニューとしてラッセル歩行がありました。50mぐらいの高さまで8人全員よーいドンでラッセルで登りました。モフモフの新雪で時には腰の近くまで埋まりなかなか進まずもがく場面もありました。しかしザックが邪魔になることはなく、私はトップ争いをしました。

 2月14~15日には 谷川岳(西黒尾根)でも使ってみました。今まで使っていたザックはよく肩が痛くなります。今回は長い距離を歩いたわけではなかったので痛くならないのは当然ではありますが、前週に南八ヶ岳で初めてこのザックを試した時も肩が痛くなることはありませんでした。ショルダーベルトの幅と厚みと曲がり具合がよく設計されていてクッションが程よく効いていると思いました。という訳で、今回「デナリ75」を使って快適に深雪トレができ大満足でした。

     

フロントポケットがなく、スタイリッシュなフォルム。
軽くて、背負った時の一体感がよい

 「デナリ75」が我が家に到着し包装されていた袋を開けると、そのスタイリッシュなフォルムが目に飛び込んできました。色もいい。黒が似合っています。思わずテンションが上がりました。同行したメンバーからも「かっこいい」の声が連発。評判がよいです。

 一目で分かる違いは、多くのザックにあるフロントのポケットがなく、代わりに、内部がラミネート処理された二重構造のフロントパネルになっていてデイジーチェーンが取り付けられています。ここにアイゼンなど尖ったものを装着できるようになっています。私はバンジーコードを使ってスコップも装着。さらにスペアストラップを使ってワカンを装着しました。このフロントパネルは山行の目的に応じて色々な使い方ができそうです。

 普通ならフロントにあるポケットはサイドへ移った形になっています。出し入れがしやすいので、私は地図とヘッドランプと呼笛を入れました。もう一つ、大型のサイドポケットがデザイン的にもよろしく配置されています。ドリンクが入れられるし、コンプレッションベルトと組み合わせて装備品の装着にも使えます。ポケットに何もいれていない時は本体にくっついてスッキリ。私はプローブやスコップの柄の装着に利用しました。

 さてメインの荷室ですが、今回はシュラフやマットや食器、防寒具などテント一泊分の装備を一式詰め込みました。私が所持していた一番大きなザックはグレゴリーの60Lサイズで、雪山一泊の荷物はテントのような共同装備まで入れると時々満杯になってしまい、何かを諦めなければならない時があったのですが、「デナリ75」はテント一泊分の一式を入れてもまだ余裕がありました。さらに数日分の荷物も楽に入りそうです。

 また、サイドがジッパーで大きく開くのも便利ですね。大容量ザックでは下の方に入れたものの取り出しが大変ですが、これだと中のものを一旦全部出さなくても必要なものが取り出せそうです。メイン荷室の開閉は新しくクイックドロー式になっています。慣れればグローブをはめたままでも扱えるので雪山では助かります。「冬季に対応するホルダー類」については、尖ったものにも強いフロントパネルにしてあり付属のベルトを使ってワカンが取り付けれたのはとてもよかったです。ただ、シャベルの取り付けは考えられていない気がします。バンジーコードで無理やり装着した感じになりました。

 「ヒップベルト」については、2回の山行では「しっかり荷重を支える」点については特に感じなかったのですが、今まで使っていたザックよりも腰にフィットした感じがしました。今回は16㎏ぐらいなので凄く重い方ではなかったのですが、急峻な斜面のラッセルで邪魔になったり、体と一体感がないと思うことはなかったです。

 「デナリ75」は今回の山行には収納力が十分で、多すぎるぐらい。今後に向けては60Lでは足りない時があるのでちょうどいいです。「デナリ75」はまずカッコいい。デザインが気に入った。軽いと思うし、背負った時に一体感があります。大切に使っていくつもりです。

     

● Check Point
  • ショルダーベルトの幅と厚みと曲がり具合がよく設計され、肩の痛みが出ない。
  • 二重構造のフロントパネルがアイゼンなどの収納に便利で、使い方が広がりそう。
  • 出し入れしやすいサイドの大きなポケット。

モニター募集商品

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