【ミレー】マーカム60+20 オールシーズンのテント泊に最適なフラッグシップモデル
モニターレポート01
テント2泊3日分の秋山装備と十分な食糧のスペースが確保できる大容量でも、
担ぎやすさと肩と腰へのバランスの良さが、重さを感じさせず、快適!
ヒロ さん(50代男性、登山歴6年)  登った山域:飯豊山(2泊3日、テント泊、山小屋泊)
01
担ぎやすく、重さを感じない。
大形ザックを担いでいるという意識がないほどのフィット感。

 9月19~21日に飯豊山に行きました。台風20号による秋雨前線の影響か、縦走3日間のうち、前半1.5日は雨とガスで眺望取れず、後半1.5日がやっと秋晴れとなりました。ルートは、下南沢(川入北)~切合避難小屋~御西避難小屋、大日岳ピストン、御西避難小屋~飯豊山荘で、約21時間、32.5kmの山行でした。

 今回偶然にもパーティの同行者が、この山行のために同じザックを購入していたので、3名パーティのうち2人が「お揃」で縦走をすることになりました。3日分の秋山装備と食糧には十分なスペースが確保され、縦走には担ぎやすく、重さを感じることもなく、前半は傘も差しましたが、秋景色を楽しみながら縦走することができました。

 これまで、50+10Lの荷物を厳選して詰め込んでいましたが、今回計量していないものの大形ザックを担いでいるという意識は、担ぎ上げ以外あまりありませんでした。


     


大型ザックなのに、中型ザックのような担ぎやすさ。
どこにでも持っていけそうで、活用の幅が広がりそう。

 肩とウエストにバランスの良い背負い心地で、担ぎ上げは別として、大型のザックを担いでいる感覚がない程快適でした。ウエストハーネスのフィット感は、横揺れを防いで、がっちりとホールドしながらも圧迫感がなく楽でした。

 巾着部分の延長によって容量アップができるので、たっぷり余裕の容量で、普段持って行けない食糧を担ぎ上げることができました。2気室構造については、詰め込み過ぎて上から押し込んだためなのか、上に詰めたものが下に落ちてしまってました。雨蓋には上下2段のポケットがあり、たっぷりの収納で、雨蓋を開けずにいろいろ取り出せて便利でした。

 雨蓋を外してみましたが、他社製品のように、ウエストベルトがなくベルトループ?は確認できましたが、使い方が分かりませんでした。ぜひ使い方を教えていただききたいと思いました。

 サイドポケットは十分なマチがあり、長めのもの(折り畳み傘・ペットボトル等)の収納に便利でした。フロントポケットは雨に濡れたジャケットを入れても、他への影響は全くありませんでした。

 ウエストポケットには地図やペットボトルを入れてみましたが、ザックを下ろさず必要な時にすぐに取り出すことができて便利でした。ストックホルダーは担いだままでも下部のポケットもたっぷりとした深さがあり、上部ベルトでの固定も楽でした。

 「ミレー マーカム」は、テント2泊3日分の秋山装備と、十分な食糧のスペース確保ができました。また、縦走には、その担ぎやすさと肩と腰へのバランスが良く重さを感じることなく快適でした。大型ザックを背負っている感覚がなく中型ザックのイメージなので、どこにでも連れて行けると思います。担ぎやすさがなにより一番。中型ザックの代わりにも持って出る機会が増えそう。

 サイドにはみ出る部分もなく、体にフィットしているので、特に問題点を感じることはありません。今後冬装備となると、服装やスノーシュー・アイゼン・ピッケル等装備が増えるので、雪上トレッキングにも使ってみることを楽しみにしております。


     


● Check Point
  • ウエストハーネスが横揺れを防いで、がっちりとホールドしながらも圧迫感がない。
  • 巾着部分の延長による容量アップができるので、容量にたっぷり余裕がある。
  • デザイン的にサイドにはみ出る部分もなく、体にフィットしている。
モニターレポート02
自分サイズに調整すると、オーダーしたかのようなフィット感。
背中全体で「背負う」感覚で肩や腰に負担が偏らない。
Koban さん(40代男性、登山歴8年)  登った山域:白馬・朝日岳(2泊3日、テント泊)
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肩や腰に負担が偏らず、背中全体で「背負う」感覚。
重いザックを背負っても身体に感じる負担が圧倒的に少ない。

 9月20日~9月22日に白馬・朝日岳に行ってきました。

 8年前に購入した大型ザック自体の重さが辛く感じるようになってきたところ、マーカムのモニターに当選。いつもより共同装備も増え、「おいおい…、これは多すぎだろ‼」と思いつつ、面ファスナーと固定用ストラップで自分サイズに調整したザックにパッキングして背負ってみると、驚くほどのフィット感。

 まるで自分専用にオーダーしたかのような感覚で、肩や腰に負担が偏らず、背中全体で「背負う」感覚です。

 1日目は天候に恵まれ、青い空と白馬大雪渓のコントラストが美しく、振り返ると見事な雲海が広がる景色を見ながらの歩行。拡張式ウエストポケットに入れた花図鑑は取り出しやすく、秋の高山植物を勉強しながら歩きました。休憩時はサイドポケットに収納していたイスを取り出して使用、収納ポケットはチャック付でザックを大きく振っても落ちる心配がないので安心です。

 ザック重量が一番堪える初日でしたが、身体に感じる負担が圧倒的に少なかったです。夕食は快適に担ぎ上げた「モツ煮」と、炊き立てのご飯で翌日のエネルギーチャージ。夕食後にテン場上に上がってみると、立山・剱、火打・妙高などが雲海に浮かんだように見ることができ、大満足のまま就寝しました。

 2日目は、念願の三国峠からの雪倉~朝日小屋ルート。三国峠を過ぎると、昨日のテン場の賑やかさが嘘のような、静かなコースでした。紅葉も始まっていて、雪倉山頂までは壮大な景色を見ながらの歩行。雪倉岳山頂で雷鳥ファミリーに遭遇すると、あっと言う間にガスと強風に変わりました。朝日小屋までのルートは景色が見えないからか長く感じ、何より噂通り「水平じゃない水平道」はシャリバテも重なりキツく感じました。

 その中で、ザックや重量が原因での肩や腰の痛みが出てこないのが救いでした。テン泊にも関わらず予約できた朝日小屋の夕食は、感動さえ覚える美味しさ。夕方にはガスは取れて、テン場からはとてもキレイな夕日を眺めました。

 3日目も長い五輪尾根を下るコース。つぶしたくない朝日小屋のお弁当おにぎりを、巾着部分に入れての出発。「よく整備されている」といわれる北アルプス、この五輪尾根は木道コースも多いのですが、木の根や大きな岩を乗り越える箇所も多くあります。同行者は後付けのウエストポーチが邪魔になって大きな岩などを乗り越える時に苦戦していましたが、拡張式ウエストポケットの活用で後付ポーチが不要な「ミレー マーカム」では、大きく膝を上げても身体の動作を遮るものはなく、スムーズに乗り越え、無駄な体力を使わずに下山できました。


     


ウエストベルトが歩行中の動きを妨げず、荷重バランスを安定させる。
背面もやわらかく、フィットする割には蒸れ感も少ない。

 「ミレー マーカム」は、背面もやわらかく、フィットする割には蒸れ感も以前使っていたザックに比べると少なく感じました。ウエストベルトも厚みがあっても背面同様に、よく身体にフィットするようになっています。歩行中の動きを妨げず、荷重バランスを安定させてくれました。

 巾着部分はなんでも詰め込めてとてもよいですね。歩行中に脱いでしまった嵩張るウェア、潰したくない食材などを入れるのに適しています。高さがアップすると、ザックに振られるような感じになるかと思いましたが、ザック全体が身体にフィットするので問題なかったです。ただ、今まで幅広のザックを使用していて、縦長のザックに慣れておらずパッキングに多少苦戦しました。サイドジッパーがないので、パッキングの順番を間違えると最悪全ての物を出さなくてはならなくなるのが残念です。オートロック式のジッパーを採用した2気室構造は、今まで持っていたザックにはない機能だったので、とても便利に感じました。収納力も大きく、行動時に使わないシュラフ、テントなどの装備を収納できました。

 雨蓋の容量は大きいのですが、ザック内の荷が高くなるとポケット容量に応じた物を入れることができませんでした。自宅で雨蓋上にゴムを装着して、そこに行動着を挟み込むようにしました。内側のポケットは、山行中に絶対に紛失したくない&使用することのない自家用車・自宅の鍵を収納できます。また、雨蓋は取り外して使ってみましたが、ハーネスストラップを付けないと使いにくいようです。

 サイドポケットは雨蓋同様、ザック内の荷が詰まると収納力が落ちます。チャック付なので入れてしまえば歩行中に「うっかり落としてしまった」等がないのが良いです。休憩時に使いたいイス、休憩時の軽食、薄手のウェアなどを入れるとよいと感じました。フロントポケットは2リットルの行動水を入れて使用。

 開閉が楽で耐水素材なので安心して収納することができます。雨に濡れたレインウェア等の収納に向いていると思います。スノーシューを試しに入れてみたらチャックは全て締らなかったのですが、落とさない程度に収納できました。ザック生地が丈夫にできているので、冬期はアイゼン・スノーシューを収納したいです。

  「マーカム60+20」は2泊以上のテント泊、1泊でも水場のない山行など、ザック重量に負担ある山行に適していると感じました。また、背面・ウエストベルトで安定感が強いこと、拡張式ウエストポケットで後付のポーチ等が不要なことから、急斜面やハードな岩場などに適していると思います。長距離を歩いても、ザックが理由で腰や足に痺れが来る等もなかったです。一部の急斜面でも、荷高さがあっても荷バランスは安定して不安なく歩くことができました。ただ、ザックをベルト等で小さく圧縮も出来ないようなので、単純に荷物が少ない時はオーバースペックだと思いますが。

 「ミレー マーカム」は年齢とともに落ちてきたボッカ力を補える、ザック自体の軽さと、身体全体にフィットする背負いやすさがあるので、今後も使いたいです。


     


● Check Point
  • 自分サイズに調整すると、自分専用にオーダーしたかのようなフィット感に驚く。
  • サイドポケットには携帯イスも収納でき、チャック付きで落ちる心配がないので安心。
  • 巾着部分は嵩張るウェア、潰したくない食材など、なんでも詰め込めて便利。
モニターレポート03
今までにない寄り添うようなフィット感で、ザックに振られることがない。
フロントポケットやサイドポケットなど使い勝手がよいザック。
菰田典子 さん(30代女性、登山歴5年)  登った山域:白馬三山縦走(2泊3日、テント泊)
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ピッタリ寄り添うようなフィット感で、重心がブレず無駄な体力を使わない。
体格がまったくちがう人でも、簡単に体にフィットさせることができる。

 シルバーウィークの9月20~22日、白馬三山の縦走をしてきました。山行1日目は、猿倉~大雪渓~白馬岳頂上山荘~白馬岳~白馬岳頂上山荘。大雪渓はガスだらけでしたが、それ以外は見事な快晴! 「マーカム60+20」の「3Dプレ・シェイプド ハーネスシステム」は素晴らしく、今まで背負ったザックにはない本当にピッタリ寄り添うようなフィット感。体重40kg台の方が20kg近い大型ザックを背負って歩くと、ザックに振られたりすることもあると思います。

 しかし、このザックはまるで幼児がお母さんの背中に張り付くように(笑)本当に寄り添ってくるので、重心がブレず無駄な体力を使うことがありませんでした。背中・肩・腰に荷重がうまく分散されるため、実際の重量ほどの重さを感じず、今までテン泊の度にほぼ毎回できていた鎖骨のアザができませんでした。ウエストベルトはかなり厚みのあるパッドで、腰に変な痛みを感じることもなく快適!

 ガスまみれの大雪渓を抜け、白馬岳頂上宿舎に到着し、テントを張ってから白馬岳山頂へ。空は快晴、風もあまりなく、素晴らしい風景を堪能しました。剱岳も姿を見せ、ずっとここにいたい、下りたくない!と思うほどの絶景。夕日は地平線に少しだけある雲に隠れたものの、夜は満天の星空♪ 20時半くらいには月も沈んだので、担ぎ上げた三脚を活用して、気温2℃の中、凍えながらも1時間以上夢中で星空を撮りまくりました。

  2日目は白馬岳頂上宿舎~杓子岳~白馬鑓ヶ岳~白馬鑓温泉小屋。朝5時半くらいから、強風吹きすさぶ稜線を着込んで黙々と歩きます。ぼんやりした御来光を見ながら進む縦走路は、杓子岳手前までほぼ一人きり。強風に吹かれても、フィットしたザックは抜群の安定感。尾根歩きの楽しさに集中できます。

 白馬鑓ヶ岳あたりで晴れてきて、絶景が目の前に! その後大出原に降りると早々に鑓温泉に到着し、狭いテン場でテントをたて、あとはのんびり温泉を楽しむのみ! ザックの雨蓋を取り外すと、これが安定感もあって、意外や意外、なんと枕にぴったり(笑)。本体は足部分のマット代わりに、雨蓋は枕にすると、あつらえたかのように収まりがよく、快適に眠ることができました。

 3日目は4時間ほど下るだけ。最高の快晴の中を歩き始めます。歩き始めてすぐ、マーカムを背負った方と遭遇。お会いした方は男性で、わたしとは体格もかなり違いましたが、全く同じ型なのに、簡単にそれぞれの体にフィットさせて使うことができるのは素晴らしいと思います。欲を言えば、ヒップベルトと背面長は、あと2~3cmずつ短くできるとやせ型の女性にもよりぴったりになるんじゃないかな。その後は鑓温泉下のお花畑や小雪渓なんかで写真を撮りつつ、名残惜しいながらも再びゆっくり下山しました。


     


取り出したいものがすぐ出せて便利な収納。
三脚が入るフロントポケットは使い勝手が良い。

 「マーカム60+20」は、三脚や替えレンズ、生肉生野菜にフライパンなんかまで詰め込んだにもかかわらず、3泊4日分の荷物が余裕で入りました。個人的には大型のフロントポケットが一番気に入りました! 三脚が入れやすく出しやすい! アイゼンケースのように、取っ手を掴んで下に引くとガバッと開くので楽チンです。アイゼンやスノーシューなど雪まみれの大物を入れるのにもよさそうですね。

 サイドポケットもイイですね! 500mlペットボトル・軽アイゼン・インフレータブル座布団など、すぐ取り出したいモノが取り出しやすく、とても気に入りました! パッキングしたときは、横にイビツに膨らむので、バランスを考えて詰めないとちょっとカッコ悪くなってしまうかも。残念ながら三脚(縮長35cm)は高さが足りず入りませんでした。

 また、サイドポケットをがっつり使うと横幅が普通のザックより大きくなる分、木々の間の狭~い道では枝のひっかかりが気になりました。狭い今の間をすり抜けるようなルートでは、パッキング時に注意が必要だと思います。

 雨蓋も容量が大きく、替えレンズや充電器、グローブにサポーターなど、入れたいものがストレスなく入ります。雨蓋の上下2段のポケットは上段の薄いポケットに紙モノ、下段の大きなポケットには充電器や替えレンズ、帽子にグローブまで入って助かりました。下段のポケットは、背中側にワイシャツの襟みたいな芯材が入っていて、グシャッとならずナイス! ウエストポケットには行動食のクッキーを入れて1日歩いてみましたが、わたしの扱いが粗雑なせいか、下の方に入れたクッキーは砕けてました。

 ヒップベルトより下に伸びる作りゆえ、ザックを下ろすときにどうしてもショックがかかりやすい場所なので、グローブやペットボトルなんかの壊れないものを入れるのがいいかもしれません。

 テン泊縦走・オール自炊(生肉・生野菜込み)、ダウン上下にハードシェルを持った今回の縦走では、トップスカートの恩恵にあずかることはできませんでした…。使わないとなると、パッキング時にはこの長さが正直ちょっとジャマ。かさばる荷物をたくさん持つ人にはありがたいかもしれません。あと、お土産いくら買っても大丈夫かも(笑)

 2気室はキッチリパッキングしづらくてあまり好きではないんですが、このザックは仕切りのサイドに隙間がある分、融通がきいてよかったです。テントポールなんかはまっすぐ縦に刺せますし。ボトム部分が開けられるのはやっぱり便利。なんだかんだとやっぱり使い勝手がいいです。1気室にして、トップスカートは普通の長さにして、ヒップベルトと最短背面長を3cm短くして、カラーに紫や赤系をラインナップしてもらえたら、自分でもう一つ買いたいくらい!


     


● Check Point
  • とにかくフィット感がいいので、大型ザックでも振られることがない。
  • 荷重バランスがいいので、鎖骨にアザができることがなくなる。
  • ザックの雨蓋を枕がわりに、本体を足部分のマット代わりに使えるので便利。
モニターレポート04
肩に沿うので上半身がぶれず、フィット感があるので下半身が安定する。
重心がとりやすく、荷物が軽く感じられる。
いずいず さん(40代女性、登山歴10年)  登った山域:くじゅう山系の白口岳・大船山(1泊2日、テント泊)
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約25㎏の荷物が軽く感じられる背負い心地。
重心がお腹の中心で取りやすく、しゃがんだり手を伸ばしたりが身軽にできる。

 9月20~21日にくじゅう山系(白口岳・大船山)に登りました。20日は長者原→坊がつる→白口→稲星途中散策坊がつるピストンで、歩行6時間、21日は坊がつる→大船山→坊がつる→長者原で、歩行5.5時間でした。

 今回は(も?)食事がメイン! キムチ鍋、いろんな豆のトマトソース煮。チーズフォンデュあり、アボガドサラダあり。ワイン、ウイスキー、ビール等。今回は、料理材料、の関係で、いつもより重く25㎏ぐらいになりましたが、荷物が軽く感じました。重心が、お腹の中心のコアで取りやすく、しゃがんだり手を伸ばしたりが身軽にできました。上半身がぶれず、鎖骨も痛くならないのがよいですね。前のザックは、肩に沿わないので、首がたまに凝ることがありました。

 どの山に登るかは、坊がつるベースキャンプでその時に決めます。必ず行くのは、大船山。風が気持ちいい、阿蘇の噴煙から、由布、大崩、普賢も見えます。山頂の池は、冬は氷に…池の飛び石でおやつが定番ですが、紅葉の時期は、人でいっぱい! くじゅうは親子登山にももってこいだと思いました。


     


フィット感と腰のサポート感があり、下半身が安定する。
巾着部分やフロントポケット、ウエストポケットはさまざまに活用できる。

 私の体形は、腰骨が狭く、出っ尻。メーカーによっては、腰が合わないこともあります。「マーカム60+20」は、かなりのフィット感と、腰のサポート感とまでいってもいいかも? 下半身が安定しました。

 巾着部分の延長によって容量を大きくできるのはスピーディーに荷物を押し込むのに重宝すると思います。今回は、ゆとりがあったので、トップスカートの上に臭いの気になるゴミをのせるのにとても安定しました。

 雨蓋の収納の上下2段のポケットは、ひとつはマップ。ひとつは小物を入れました。ひとつの方は、真ん中に仕切りがあると小物が分かりやすいかと思います。取り外し可能な雨蓋はサブザックになるなら、使用したいと思います。

 サイドポケットは使い勝手がいい位置とはいえないかも。マチの幅は意外と狭いです。サイドポケットは、入れすぎると、横の差し込みが安定できなくなります。今回はバゲットを入れました。大型のフロントポケットはアイゼンや、濡れたレインジャケットを入れて使いたいです。今回は、すぐ出したいものをポーチに入れました。拡張式ウエストポケットにはタブレットがベストな状態で入りました。途中、地図やら行動食も入れてました。ストックホルダーやピッケルホルダーはしっかりしています。素材がいいですね。

 「マーカム60+20」は、冬場のテント泊、ロングトレイル、多い荷物のテント泊に向いていると思います。今回は、荷物の多いタイプでしたが、重く感じず、助かりました。親子キャンプ登山のお父さん用ザック、冬山登山キャンプ用、秋冬屋久島(永田)登山、ロングトレイル、海外バックパックなどいろいろ使えそうです。

 日帰りや九州の山での食事が充実してないキャンプ(春夏)には向かないかと思いますが。今年はできたら、冬の坊がつるでテントをしたいです。いつか、北海道でロングトレイルしたいとも思っています!


     


● Check Point
  • 肩に沿うので、上半身がぶれず、鎖骨も痛くならない。
  • 巾着部分の延長による容量のアップはスピーディーに荷物を押し込むのに重宝。
  • フロントポケットはすぐ出したいものを収納できて便利。
モニターレポート05
ポケットの多さや各部の操作しやすさ、鎖骨が痛くならない点など
全般にストレスが少なく安心して使えるマーカム60+20
yamanokeshiki さん(40代男性、登山歴8年)  登った山域:悪沢岳・赤石岳(1泊2日、テント泊)
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荷重が背中や腰などに分散し、痛みがなく、疲れも少ない。
延々続く下りでも、ザックがしっかり背中に張り付く感じで、左右に振られない。

 9月20日(日)~21日(月)に悪沢岳・赤石岳に行きました。初めての山であること、またザックも初使用ということで不安いっぱいでした(ソロですし)。

 椹島の登山口で、アプローチで履いてきたシューズを登山靴に履き替えました。「ミレー マーカム」の2気室の下側スペースに登山靴の片方を収納、もう片方は上部に収納していたのですが、アプローチシューズは下側スペースに収納。メイン気室をひっくり返すことなく作業できたのはとても助かりました。

 千枚小屋までの登りでは、腰にしっかり荷重がかかります。初日の登りは肩から肩甲骨への食い込みによる痛みとの戦いになるのですが、今回は背中や腰などに荷重が分散していることと、3D成型としっかりしたショルダーパットのお陰でハイクアップに集中することができました。テント場に着いた状態での疲れ具合が普段よりは少なかったように思います。

 翌朝、日の出直後に悪沢岳山頂に着いたのですが、富士山に一番近い3000m峰からの景色はこれまで見てきた山頂からの展望の中で一番の美しさでした。その後、赤石岳へ縦走して下山を始めましたが、延々と続く下りをドンドン下って行ってもザックがしっかり背中に張り付く感じで、左右に振られる感じもなく、快調に下山することができました。


     


担ぎ上げるときにショルダーハーネスが捻れるストレスがない。
オールマイティに使え、さまざまな山行に対応できる。

 「ミレー マーカム」には軽量ザックとは異なるしっかりした剛性感があります。フィット感はこれまでの軽量ザックの方が好感触ですが、鎖骨が痛くなったり、青あざができることがありました。ザックを下しての休憩後に再度ザックを背負う際にショルダーハーネスが捻れてストレスを感じていましたが、3D成型のお陰で、「ミレー マーカム」にはこの点でのストレスを全く感じませんでした。

 ザックを下してマメに休憩して行動食を摂ることができ、精神的に余裕をもって行程をこなすことができました。また、ウエストベルトで腰にしっかりと荷重がかかるので、その分肩の負担が減っていそうでよいと思います。

 昼食や朝食として嵩張りが出るパンを多用するので出発時に巾着部分を伸ばして、消費に従って徐々に縮めたりできました。サイドポケットには500mlペットボトル+プラティパスを収納しましたが、容量が大きくて便利でした。本体が詰まった状態の時などにジッパーの開閉がやりにくい(フラップがある関係?)のが唯一の難点で、ダブルスライダーなら良かったと思います。

 フロントポケットはジッパーの開閉が非常にやりやすく(取っ手で一気に引き開けることができる)、今回はテント内用の敷マットやグラウンドシート、ペグなどを収納しましたが、意外に容量が大きくて重宝しました。拡張式ウエストポケットは左右両方常時展開して使いました。

 行動食・ガム・ゴミ袋・日焼け止め・虫除けジェル・ビクトリノックス・コンパスを収納、かなりの容量があります。急登や自転車で膝を高く上げると展開した袋部分の下部が膝と擦るが、やや開き目角度でベルクロ止めすれば干渉しません。ただ、ウエストベルト着脱の際にベルクロがバリバリ音を立てるのが少し気になりました。

 また、ショルダーベルトのクッション部分が、取り外せる訳でもないにも関わらずベルト部分とクッション部分の接合をベルクロで行っているのはなぜでしょうか? 一部が縫い付けられていて取り外し不可であり目的が判らないので、特に目的がないなら縫い付けの方が軽量で済むのに…と思いました。

 写真に撮ったとおり自分自身の背面長に合わせてベルクロで調節可能です。目安としてS/M/Lとの表記がありますが、面倒でも荷物を入れた状態で事前に色々試して調節しておくことをおススメします。背面長については、ハイク中の本人の姿勢や好みもあるので、単純に背中を測った長さだけで調節するのでなく、実際に試してみた方がしっくりくると思います。

 今回の山行では、2日目の標準タイムが13時間30分とかなりスピードハイクだったので、自重が2.5kgと重めな点が不安でしたが、ポケットの多さや各部の操作しやすさ、鎖骨が痛くならない点など全般にストレスが少なく安心して使うことができました。「ミレー マーカム」は冬季以外の2~4泊のテント山行、アイゼン携行にも対応するのでオールマイティに使え、弱点がないですね。中級以下の山岳などではオーバースペックになると思いますが。

 今回は日程が短いとはいえかなりハードな内容の山行を大きなストレス・問題もなく完遂できたので、ULスタイルで十分対応できると思いました。夏季1泊以上では使いたいと思います。


     


● Check Point
  • 2気室なので、下側スペースに収納するときに本体をひっくり返さなくて良いので便利。
  • 3D成型としっかりしたショルダーパットのおかげで、肩の痛みがない。
  • 自分自身の背面長に合わせてベルクロで調節できる。
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