紅葉の山へ
上信越の紅葉の山
妙高山・火打山周辺
9月 10月 11月 12月

▲紅葉が始まった高谷池湿原  (2011.10.01 高谷池ヒュッテ )

高谷池周辺では9月中旬から、湿原の草紅葉が始まる。9月下旬には火打山および周辺の山々で、ナナカマド、ミネカエデ、ブナなどの紅葉が始まる。

登山口の笹ヶ峰や、周辺の燕温泉などが最盛期を迎えるのは10月中旬~下旬。笹ヶ峰高原では、ナナカマドやヤマモミジの赤色、ブナやミズナラの黄色などで染まるので、周辺の散策も楽しい。

雨飾山
9月 10月 11月 12月

▲荒菅沢手前から眺める雨飾山(kazu さん)

信越国境、頸城山群西端にそびえる、日本百名山の1つである雨飾山は、紅葉の美しい山としても知られる。雨飾高原(小谷温泉)からアクセスすると、荒菅沢周辺で紅葉する樹木が多く、雨飾山の大岩壁とともに絶景を楽しめる。また、登山口付近、鎌池周辺も紅葉スポットだ。

雨飾温泉方面から登っても、紅葉する樹木は多く、前日泊・登山後は温泉を楽しむ、紅葉登山がオススメだ。

志賀高原・草津白根山
9月 10月 11月 12月

▲志賀高原・蓮池湖畔の紅葉

例年9月下旬頃から標高の高い横手山などから色づきが始まる。蓮池や一ノ瀬、奥志賀などで見頃を迎えるのは10月初旬~中旬。ナナカマド、ダケカンバ、カエデ、ミズナラ、ヤマウルシなどの広葉樹が色付き、山肌や湖面を赤や黄色で彩る。

草津白根山も9月下旬~10月上旬に頂上や芳ヶ平付近で紅葉が始まる。富貴原の池や武具脱の池周辺のナナカマドやダケカンバが美しい。

浅間山周辺
9月 10月 11月 12月

▲黄金色に輝く浅間山 (2011.10.17 Takiさん)

黒斑山山頂付近から浅間山までは、サラサドウダンやクロマメノキなどツツジ科の樹木の紅葉が紅葉し、例年では9月下旬頃が見頃。

篭ノ登山や池ノ平湿原、高峰温泉周辺の紅葉は10月初旬頃に見頃を迎える。

また、小諸市内からのドライブルート(黒斑山側)も見事で、サクラの木が染まり、例年では10月中旬が見頃となる。

登山口の高峰高原付近ではカラマツが多く、周辺は黄金色に染まり、10月中旬~11月初旬まで見ることができる。

苗場山
9月 10月 11月 12月

▲山頂湿原の紅葉  (2009.09.25 和田小屋 )

苗場山周辺の紅葉は、9月20日頃から苗場山頂の池塘付近から紅葉の兆しが見え始め、山頂の紅葉のピークは早い年で9月25日頃、遅い年で10月上旬(例年9月28日前後)となる。

なお、苗場山頂はベニサラサドウダンの赤、イワショウブやキンコウカのピンク、ミネカエデの黄、湿原を埋め尽くすヌマガヤの茶、チシマザサ、チマキザサ、オオシラビソの緑、そして空を映し込んだ池塘の青と、錦秋の装いをまとう。苗場山頂のヌマガヤの草紅葉は10月の中旬過ぎになっても薄氷の池塘や霜の降りた木道、とけやすい初雪などと見事なコントラストを見せてくれる。

中腹の和田小屋や赤湯道のフクベの平の紅葉は例年、10月10日頃で黄金色のブナ紅葉が見事。

越後駒ヶ岳、八海山
9月 10月 11月 12月

▲越後駒ヶ岳の稜線の紅葉(しわっちさん)

越後駒ヶ岳はブナやダケカンバなど、紅葉する樹木が多く、また山頂稜線も草紅葉が楽しめ、存分に紅葉登山が楽しめる場所となっている。ただし、どこから登っても行程時間は長くなるので、慎重な登山計画が必要となる。山頂付近の駒の小屋は、シーズン中は混み合う。

八海山は、ナナカマドやブナの紅葉が美しく、登山中はもちろん、ロープウェイからの紅葉も楽しめる。眼下の越後平野と紅葉とのコントラストが美しい。

谷川連峰
9月 10月 11月 12月

▲谷川岳・一ノ倉沢の紅葉

谷川岳では9月下旬頃から山頂付近でナナカマドの赤などが色付き始め、山頂及び稜線沿いでの見頃は10月初旬となる。

谷川岳の紅葉の一番の見どころは一ノ倉沢。山肌を染める紅葉は一ノ倉沢でクライマックスを迎える。一ノ倉沢の見頃は例年10月中旬から下旬で、冠雪、大迫力の岩壁、紅葉のグラデーションが楽しめる。