紅葉の山へ
中国・四国・九州の紅葉の山
大山周辺
9月 10月 11月 12月

▲元谷から見た宝珠尾根付近  (2011.10.26 大山レークホテル)

大山は西日本最大のブナの原生林があり、ウリハダカエデ、ナナカマドなども色付き、山全体が黄金色、赤、オレンジに染まる。

紅葉が始まるのは10月初旬で、登山口の大山寺まで降りてくるのは10月下旬~11月初旬。

夏山登山道はもちろん、山頂や登山道から見るユートピアや中宝珠越方面の黄色に染まったブナ林も見事。

石鎚山
9月 10月 11月 12月

▲紅葉の石鎚山 (2011.10.09 エトーさん)

石鎚山では、9月下旬から山頂で色付きが始まる。山頂での見頃は10/初旬で、登山口の土小屋や成就まで紅葉が降りるのは10月中旬となる。

赤く色づくナナカマドや黄色が山全体を秋色に演出するカエデ系統に始まり、ベニドウダン、コメツツジの赤、ブナの黄色が緑の山あいに映える。

山頂からの紅葉も、麓から見上げる紅葉も見事で、特徴的な形をした石鎚山頂上(天狗岳、弥山)とのコントラストは絶妙。

剣山
9月 10月 11月 12月

▲山頂付近の紅葉 (2011.10.11 剣山頂上ヒュッテ )

剣山では、9月下旬頃から稜線の草が色づき始め、山頂付近では10月上旬に見頃を迎える。その後、紅葉は山を下り、登山リフト山頂駅では10月中旬、見ノ越(登山口)に降りるのは10月中旬~下旬となる。

カエデ、ブナ、ナナカマド、モミジ、ダケカンバなどが色付き、山肌の黄色から赤へのグラデーションは見事。

九重山周辺
9月 10月 11月 12月

▲久住・大船山山頂付近の御池周辺の紅葉 (2010.10.17 エトーさん)

九重連山の山頂付近で紅葉が始まるのは、例年では10月10日前後となる。見頃となるのは10月中旬からでドウダンツツジの赤を始めとして、カエデ、モミジなどが山肌全体が一面、赤や黄色に染まる。

また、坊がつるの草紅葉も見事で、ススキの穂が黄金色に輝く姿も素晴らしい。坊がつるでの見頃は、例年では10月下旬となる。

雲仙・普賢岳
9月 10月 11月 12月

▲国見別れより鬼人谷口(紅葉茶屋)への登山道から

初夏のミヤマキリシマ、冬は霧氷が有名な雲仙・普賢岳。秋はドウダンツツジの紅葉が楽しめ、山の斜面は紅葉がまだらに燃える。

国見岳から普賢岳あたりの斜面がとくに色づきがよく、迫力ある平成新山、大パノラマの景色とともに紅葉登山を楽しめる。

祖母山、傾山
9月 10月 11月 12月
関連する山

祖母山・傾山の紅葉は、岩肌と紅葉のコントラストが美しい。山腹にはブナ、カエデ、アケボノツツジに覆われる原生林となっているので、紅葉期は山肌一面が赤やオレンジに染まり、素晴らしい眺めとなる。

例年は10月中旬頃から山頂で紅葉が始まり、下旬には登山口まで降りる。

紅葉期は見上げる紅葉はもちろん、見下ろす紅葉とも美しく、登山ならではの紅葉が楽しめる。

屋久島
9月 10月 11月 12月

▲トロッコ道と紅葉 (2010.11.16 屋久島ガイド協会)

10月の屋久島は海岸沿いにはダンチクやススキの穂、サキシマフヨウやシロノセンダングサなどの花が見頃。その一方で、標高1000m以上の山間部では、10月中旬頃から紅葉が見頃となる。

ナナカマドやマルバヤマシグレ、ヤクシマオナガカエデなどの赤や黄色に色づいた葉が青空に映える。

山間部以外にも、西部林道沿いなどの紅葉も見事で、12月中旬頃まで楽しめる。