素材と設計を刷新! よりシンプルに、軽く強靭になった頂上モデル/ザ・ノース・フェイス「コブラ65」
『山と溪谷』の巻頭記事「YAMAKEI HEADLINE PICK UP GEAR」では、毎号、旬な登山装備を紹介している。
2021年12月号で紹介した、ザ・ノース・フェイスの「コブラ65」は、同社の最高峰ライン「サミットシリーズ」の大型パック。今回のアップデートでは素材と設計を刷新し、さらなる進化を遂げたという。その詳細を紹介しよう。
写真=中村英史、文=佐藤慶典
ザ・ノース・フェイスの最高峰ライン「サミットシリーズ」。同シリーズで好評の大型パックがアップデートされた。
「コブラ65」は、素材とストラップの設計が刷新され、軽さと強靭さを高次元でバランスよく備え、最小にして最大の機能性を発揮するハイパフォーマンスなパックへと進化した。メイン素材は、耐久性が高く軽量なリサイクルロビックナイロンに、耐引き裂き強度をアップする「スペクトラ」のリップストップを施した生地を採用。前モデルで複数あったストラップを見直し、1本締めの雨蓋、アイゼン用ポケットのコンプレッションを兼ねたサイドストラップとするなど、効率化したデザインへ変更。また、アックスホルダーは、より強固に装着できる構造へ、バックパネルは、より水分を保持しにくい生地へと改善された。
従来どおり、雨蓋、フレーム&パッド、ヒップハーネスは取り外しができ、すべて外すと895ɡとなる(『山と溪谷』編集部調べ)。
実際の容量は60Lを切っており、シンプルでカスタマイズもできるがゆえ、雪山慣れした人に向くが、このパック購入を機に雪山小屋泊から始め、自分のスタイルを構築するのもいいだろう。
気温に左右されず柔らかさとコシを維持する
TPUコーティングを施し、
強度と耐水性をUP
ザ・ノース・フェイス コブラ65
- 価格
- 41,800円(税込)
- サイズ
- S/M、L/XL
- カラー
- ホワイトのみ
- 容量
- 56L(S/M)、57L(L/XL)
- 重量
- 1620g(S/M)、1670g(L/XL)
プロフィール
山と溪谷編集部
『山と溪谷』2024年5月号の特集は「上高地」。多くの人々を迎える上高地は、登山者にとっては入下山の通り道。知っているようで知らない上高地を、「泊まる・食べる」「自然を知る・歩く」「歴史・文化を知る」3つのテーマから深掘りします。綴じ込み付録は「上高地散策マップ」。
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