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ガスでも、ガソリンでも! 待望の新型バーナーを三ツ峠山でテスト! SOTO/ストームブレイカー

高橋庄太郎の山MONO語り
道具・装備 2018年02月25日

今月のPICK UP SOTO/ストームブレイカー [新富士バーナー]

価格:21,000円+税
重量:225g(本体のみ)/合計448g(本体:225g・ガスバルブ:53g・ポンプ:170g)
出力:3.5kW(3,000kcal/h)

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SOTOから待ちに待った新型バーナーが登場。山行前に仕様を確認

さまざまな山道具の中でも、新製品がとくに登場しにくいのが、バーナー(ストーブ)である。その理由は、「火」という危険なものを安全にコントロールできるものを開発するまでには、多大な手間と時間がかかるからだ。また、国内メーカーに比べれば、海外メーカーは新製品を開発しているが、これを輸入販売しようとしても、求められる基準が世界一厳しいともいわれる日本の「ガス検(日本ガス機器検査協会)」の認証が受けられず、日本発売が見送られることも珍しくはない。そんななか、日本の「SOTO」から発売になるのが「ストームブレイカー」である。

じつはこのストームブレイカー、当初の発売開始予定はほぼ1年前。しかし認証を受けるまでには予想以上の時間がかかり、この時期となってしまった。その代わり、その時間を使って、細部はますますブラッシュアップされたようである。

その最大の特徴は、「バーナーヘッドひとつで、ガソリンもガスカートリッジも使える」ということ。つまり燃料の汎用性が非常に高いのだ。

左の写真は燃料ボトルで、大が1000ml、中が700mlで、このほかに400mlの小がある。そして右はガスカートリッジ。小さいほうがパワーガス105トリプルミックス、大きいほうがパワーガス250トリプルミックス。ほかに、さらに大きいパワーガス500トリプルミックスもそろえられている。すべて別売りである。

これまでにもガソリンを中心とする数種の液体燃料とガスカートリッジを併用できるバーナーがなかったわけではない。しかし燃料の種類に合わせてノズル交換をする必要があった。しかしストームブレイカーはノズルの交換をしないですむ。ちなみに、ガソリンはホワイトガソリンでも、自動車用レギュラーガソリンでも問題なく使える(添加物が多いハイオクは不可)。また、同社のガスカートリッジに封入されているガスの種類は、火力が高いLPG液化プロパンガスに、イソブタンガスとノルマルブタンガスを加えた3種混合ガスである。

本体であるバーナーの収納時の大きさは、幅65㎜、奥行65㎜、高さ90㎜。容量でいえば500mlペットボトルの半分ほどで、ちょうど手の平に乗るサイズ感だ。3本のゴトクを開くと幅150㎜、奥行130㎜、高さ90㎜になる。安定感も高く、大きな鍋も充分におけるだろう。このバーナー本体には30cmほどの長さの燃料ホースが付けられており、これらの合計重量は225g。この重量は、山岳用途と考えると、軽いとはいえない。

この数値を同社の他のバーナーのヘッドと比べてみよう。ガスカートリッジ用の定番である「マイクロレギュレーターストーブSOD-300S」は73gで、同様にガソリンバーナーの定番の「MUKAストーブ」は163g(本体、燃料ホース)。ストームブレイカーのバーナー本体はMUKAストーブと似た形状だが、それよりも57gも重い。もっとも、重量が増した原因は燃料を併用できる工夫を加えた結果であり、この重量増を大きな問題にするわけにはいかない。

それに、バーナー本体の重さだけを比較しても仕方ないともいえる。「マイクロレギュレーターストーブSOD-300S」の使用時はここにガスカートリッジを組み合わせるだけだが、「MUKAストーブ」はポンプと燃料ボトルの重量を合わせる必要があり、その燃料ボトルの重さも容量によって大きく変わり、燃料をどれだけ入れるのかにも左右される。「ストームブレイカー」もガスカートリッジを使う場合はガスバルブとガスカートリッジ、ガソリンを使うときはポンプと燃料ボトル、燃料が必要だ。ともあれ、バーナーというものは、火口があるヘッドだけで使えるものではなく、単純には比べられない。

では、まずはガソリンから実際の使い方を見てみよう。

ストームブレイカーのセットには左の写真のようなポンプが含まれ、これを右の写真のように別売りの燃料ボトル内に入れて使う。このポンプの重量は、170gである。

燃料ホースと燃料ボトルの結合は、ホース先端をスライドリングといわれるパーツのくぼみに差し込むだけ。

ストッパーもしっかりと効き、簡単に外れることはない。

すべてを組み合わせると、以下の使用時の姿になる。

撮影の都合上、バーナー本体と燃料ボトルは近いところに置いているが、実際はもっと離して使わねばならない。組み合わせたのは700mlの燃料ボトルで、重量164g。つまり、この組み合わせの場合、バーナー本体、ポンプ、ボトルを合わせた総重量は559gになってしまう。ここに、ガソリンが加わるわけだが、ボトルを常にフルにして持っていく必要はなく、入れた分だけの重量がプラスされる。いずれにせよ、けっこうな重量だ。700mlの燃料ボトルは、燃料ポンプのホースを正しく機能させるために内部にいくらかスペースを空けておかねばならず、実際に入れられるガソリンは480ml。同社の算出したデータによれば、ガソリンに自動車用レギュラーを選び、気温25℃の無風状態に使った場合、ガソリン480mlでの燃焼時間は最大火力(3,000kcal/h)で1.6時間(1時間36分)となる。

次にガスカートリッジだ。

このときは、付属のガスバルブを使う。これは小さく折り畳むことができ、重量は53g。広げると足が3本になり、ガスカートリッジをひっくり返した状態で支える。じつはこの「ガスカートリッジを上下反対で使う」という点が、ストームブレイカーの重要ポイントでもあるのだが、これについては後述する。

燃料ホースと燃料ボトルを結合させる方法は、ガソリン使用時と同様だ。ただし、こちらのほうのスライドリングは、グローブをしたままでも指をかけやすい形状に変更してある。

バーナー本体とガスバルブを合わせた重量は278gだ

こちらが燃焼時の姿である。「使用時」とは微妙に異なり、正確には「燃焼時」。なぜ、使用時ではなく、燃焼時が正しいのか? その理由もまた、後ほど改めて説明したい。

パワーガス250トリプルミックスを最大火力で使った場合、燃焼時間は0.8時間(48分)である。

他の付属品も確認しておこう。
こちらは、バーナーベース(遮熱板)。折りたためるが破れにくいという絶妙な厚みで作ったアルミ製だ。

これはバーナー本体の下に敷いて使うもので、熱を反射して熱効率を高める。また、下のものを間違って焦がしたり、汚したりしないようにする働きも期待できるものだ。しかし、必ずしも毎回使う必要はなく、状況に応じて臨機応変に利用すればいい。

ストームブレイカーには収納ポーチも付属しており、バーナー本体とともにポンプとガスバルブが同時に収められる。このポーチの内部には小さなポケットも設けられている。

そのポケットに収められるのが、付属のメンテナンスキットだ。このキットはノズルの煤を取る掃除針、予備の燃料フィルター、ナットなどを調整する2つのマルチツール、パッキンに塗るシリコングリースで構成されている。これらは万が一の事態に備えて、つねにいっしょに持ち歩きたい。

ガスの使い方に注目!登り始める前にコーヒーを淹れる

さて今回、ストームブレイカーをテストしたのは、富士山の眺望台として知られる三ツ峠山である。登山口には山頂の西側にある三ツ峠登山口を選び、出発前にはコーヒーを淹れてみた。このとき使ったのは、手軽に火をつけられるガスカートリッジのほうだ。せっかくなので、クッカーにはこの連載の2016年9月でピックアップした同社のナビゲータークックシステムを合わせている。

左側の写真は点火時。このとき、ガスバルブを取り付けたガスカートリッジは普通(上向き)の状態で置かれている。点火後はこのまま5秒程度放置し、炎によってジェネレーター(火口を横断するように取り付けられた金属のホース部分)が温まるのを待つ。

ジェネレーターが温まった後は、右の写真のようにガスカートリッジを上下反転して置く。こうするとカートリッジ内部のガスが液のままホース内に流れていき、その後はガスが気化するのはジェネレーターの部分となる。ガスカートリッジを通常の状態にして使う一般的なガスバーナーの場合、カートリッジ内でガスを気化させるのだが、カートリッジが冷えているとガスの気化が促進されず、十分な火力を得られないが、ストームブレイカーはこのシステムによってジェネレーターの部分の熱で強制的にガスを気化させるため、低温下でも強い火力が保たれるのである。

このような仕組みのガスバーナーは「液出し」式といわれるが、安全性を確保するのが難しく、なかなかガス検を通らないらしい。その問題をクリアしているとは、SOTOが高い技術力を持っていることの証明である。このときの気温は1℃程度だったが、ストームブレイカーをガスカートリッジで使う場合、これくらいの低温はまったく問題ないようだ。

コーヒーで体を温めてから、本格的に出発する。この登山口からの道の多くは林道で、夏場はあまり面白くない。しかし冬は雪で覆われ、無雪期よりも気分がよい。

とはいえ、歩いている部分は雪というよりは凍結した氷の上。しかし土が露出している部分も多く、本格的なアイゼンはかえって使いにくい。今回はこの連載の2015年2月にテストしたカンプのチェーンスパイクがちょうどよかった。

より気温の低い山頂で、今度は燃料をガソリンにして昼食

開運山、御巣鷹山、木無山という3つの峰で構成される三ツ峠山の最高峰は開運山。その山頂は雪が溶け、無雪期とほとんど変わらなかった。この日は薄曇りで、とくに富士山方向は真っ白。眺望はイマイチだったが、淡い光には春の雰囲気が漂い始めていた。

それから、山頂から少し下りた場所にあるベンチに移動。改めて荷物を広げ、今度は燃料にガソリンを使って昼飯を作った。

ストームブレイカーのポンプには便利な工夫が付けられている。燃料ボトル内部の圧力を判断できるインジケーターだ。ガスカートリッジであればもともと内部の圧力が高く、バルブを緩めるだけで燃料が外部に噴き出していく。しかしガソリンは燃料ボトル内の圧力を人為的に高めてやらなければ、燃料が流れていかない。そこでポンプのレバーを何度も押し引きして空気を入れてやるポンピングという作業をしなければならないのだが、一般的なガソリンバーナーは内部の圧力が判断しにくく、どこまでポンピングを続ければいいのかわかりにくかった。しかしストームブレイカーならば、一目で判断できるのである。

左の写真がポンピング前の圧力がかかっていない状態。右がポンピングを終え、適切な圧力がかかっている状態だ。2枚の写真の違いは、中央下部にある金属の突起。左の写真は根本の部分に赤い線が出ているのがわかるだろう。この赤い部分が見えるまでポンピングすれば、正しく火を使える圧力がかかっているということである。この工夫は同社のMUKAストーブと同様で、便利な工夫は新製品にも継承されている。

ここでは詳細を説明するのを避けるが、そのMUKAストーブは従来のガソリンバーナーでは必須だったプレヒート作業(燃料を気化させるために、バーナーヘッド部分に予熱を与える作業)が不必要で、すぐに点火できるという画期的なモデルだ。じつはストームブレイカーのサンプル時点での仮名称は「マルチMUKA」だったほどであり、同様に「プレヒート不必要」となっている。バーナー本体を燃料ボトルにつなぎ、ポンピングで圧力さえ高めてしまえば、あとはガスカートリッジ並みにすばやく使えるのでとても楽だ。

バーナー本体につなげる際は「STOP」の位置にしておき、点火時は「START」。火力が安定したら「RUN」の位置にする。火力の調整も可能だ。ただし、燃料は長いホースでバーナー本体まで運ばれていくために、つまみをまわしてから火力が変わるまでには少しのタイムラグはある。使用後は「AIR」の位置にして、燃料ボトル内の圧力を逃がしてやる。このコントロールダイヤルは比較的大きめで微妙な調整がしやすく、刻印もはっきりしているので操作を間違うことはないだろう。

この日の昼飯は、もやしとネギをたっぷりと入れた台湾ラーメン。日中の三ツ峠山付近の稜線は風も弱く、気温は-2℃ほど。ポンピングは80回ほどしなくてはならず、それだけが少々手間取ったが、点火してしまえばすぐにお湯がわいた。ガスカートリッジに引き続き、燃料をガソリンに変えても、まったく支障なく使える。火力も満足がいくものだった。

しかし、ここで気付いた。「あれ!? ストームブレイカーには“風防”が付属していないのか?」僕は先から話に出ているMUKAストーブも愛用しているのだが、あちらにはバーナーベースと同じアルミ素材の風防があらかじめ付属している。他のメーカーでも、ガソリンバーナーには風防がつきものともいえるのだが?

ストームブレイカーの売りのひとつは、火口であるバーナーヘッドの形状をすり鉢型にすることで、横風が炎に直接当たらないようなデザインになっていること。実験では風速30m/sを計測しているとのことで、その事実が「ストームブレイカー」という名称に直結しているのである。今回、僕も息を吹き付けてみたり、扇いだりして風を吹き付けてみたが、たしかに炎は消える気配もない。「耐風性」は間違いない。

だが、過信してはいけないと思う。強い風が当たっても火が消えることはないが、熱は横から流れて逃げていくのだ。ストーム、つまり嵐のような風の中でストームブレイカーを使ったら、消火は避けられても、お湯がわくまでに長い時間がかかることだろう。その分だけ燃料も無駄になってしまう。熱効率と燃費を考えれば、風防を併用すべきなのだ。これから僕がストームブレイカーを使うのならば、MUKAストーブに付属していた風防を持っていくだろう。今後ストームブレイカーの購入を検討する方には、SOTOで用意している別売りの風防を合わせて購入することを勧めたい。

腹がいっぱいになった僕は、三ツ峠山の象徴ともいえる屏風岩の方向へ向かった。この日の屏風岩にクライマーの姿はなく、静かなものだった。

下山は東側の三つ峠駅へ。標高を下げていくにしたがって気温は上がり、最後には汗をかいてしまうほどであった。

炎を見つめながら…。フル活用できる使い方を考察

ところで、今回の山中でのテストのとき、困ったことがあった。じつはストームブレイカーはあまりにもきれいに燃焼するので、日中の光の下では炎が確認しにくいのだ。不完全燃焼を起こせば赤い炎になって撮影しやすいが、いつも理想的に燃焼しているために、肉眼ではうっすらとした青さを感じるものの、撮影するとほとんど透明。それに、燃焼音もかなり低く、使っているのを忘れてしまうほどであった。これはあくまでも撮影の都合上の問題であり、むしろストームブレイカーの高品質ぶりを際立たせる出来事だが、そのために僕は帰宅してから再撮影を行なうことにした。

以下は深夜に行った撮影によるカットである。密室で作業したため、もちろん無風状態だ。

ストームブレイカーには細かな火口が大量に付けられ、その数は約300。燃料が細かく分配されてから炎になるため、たとえ一部が強風でかき消されたとしても、すべてが同時に消えるのはよほどの強風のときだけだ。これは火力が安定する一因となっている。

最大火力にしたときの様子を真横から見たのが、次のカットである。左は上に何もない状態で、右は上にクッカーを置いている。

炎がまっすぐに立ち上がっていることがわかるだろう。クッカーを置くとその炎が八方に広がり、クッカーの底をきれいになめている。このように無風状態であれば、熱は無駄なくクッカーに伝わっていく。炎の様子は、燃料がガスであれ、ガソリンであれ、ほぼ変わらない。ストームブレイカーの基本性能は、間違いなくすばらしいものだった。

ここで考える。ストームブレイカーが活躍するのは、どんなシチュエーションなのか?

基本性能はたしかとはいえ、2種類の燃料を使えるストームブレイカーの弱点は、その重さだ。繰り返しになるが、同社のガスカートリッジ用の「マイクロレギュレーターストーブSOD-300S」は73g。それに対して、「ストームブレイカー」をガスカートリッジで使う場合は、278g。その差は205gである。また、ガソリンバーナーの「MUKAストーブ」は本体とポンプで333g。それに対して、ガソリン燃料で使う場合の「ストームブレイカー」は本体とポンプで395g。燃料ボトルを抜きにして、その差は62gとなる。これくらいの重量差は、オートキャンプやバイクのツーリングならば、ほとんど問題にならない。自動車用レギュラーガソリンを併用できるストームブレイカーは、クルマやバイクの人にはむしろ好都合だ。だがすべてを人力で運ばねばならない山の中では、その重量は一考しなければならない。

現在の山岳用バーナーの主流はガスカートリッジタイプで、よほどの寒冷地や寒冷期でなければ多くの場合は支障なく使える。しかしガスの内容量には限りがあり、火を使える時間は短く、長く使おうとするといくつもガスカートリッジを用意しなければならず、費用が掛かってしまう。それに対してガソリンを中心とした液体燃料系バーナーは寒冷な時期でも安定した火力を保ってくれるのが長所で、燃費もいい。とくに自動車用レギュラーガソリンを使えば、同じ費用でガスカートリッジをはるかに上回る時間の長さで使うことができるのだ。ストームブレイカーの熱効率でざっと計算すると、7~8倍になりそうである。しかし、無雪期にメインで使うには、ガスカートリッジタイプの数倍の重さになり、あまり現実的ではない。

そのようなことを考えると温かい時期には多少燃料代がかさんでも軽量なガスカートリッジ式を選び、寒冷期は状況に応じてガソリンバーナーを選ぶというのが、現在登山の基本的な考え方だ。とくにテント泊の場合、極低温の雪の中で調理をする場合は、ガソリンバーナーに大きなメリットがある。長時間使っても安上がりなので、火にかけっぱなしのままで鍋のような料理もしやすい。実際、僕も無雪期はガスバーナーで、冬季のテント泊のときの大半はガソリンバーナーである。

ストームブレイカーに話を戻そう。僕は今回、三ツ峠山でテストしてみたが、本当はテント泊で使用しようと考えていた。それは「ベースキャンプのような場所ではガソリンバーナー」として使い、そこから山頂往復などして「休憩中に暖をとるときにはガスバーナー」としてお湯を沸かしたりするのに便利ではないかと思ったからだ。つまり、キャンプ地では時間をかけてゆったりと温かな食事をとりつつ、テントを離れて行動するときには小さくて軽いガスカートリッジだけで、身軽に動こうと思ったのである。ベースキャンプよりも山頂付近のほうが気温は低い可能性が高く、そういう意味ではガソリンバーナーのほうが火力が安定するが、利便性を優先した使い方というわけだ。

今回は天気の問題もあって日帰り山行でのテストになってしまったが、やはりそのようなシチュエーションでは便利そうだ。また、ガスカートリッジとガソリンのどちらも使いたいが、ひとつで済ませたい人にもよさそうである。ストームブレイカーがあれば、バーナーの基本重量が多少重くはなっても、いくつもそろえる必要はなく、いつも同じものを山にもっていけばいいのである。

山道具は人によって使い方が変わる。発想次第でそのほかにもメリットがあるはずだ。ガスカートリッジ式をすでに持っている人は多いだろうが、ストームブレイカーは2つめのバーナーとしての選択肢にもなりそうである。

テント用品 料理・食料 記録・ルポ
教えてくれた人

高橋 庄太郎

宮城県仙台市出身。山岳・アウトドアライター。 山、海、川を旅し、山岳・アウトドア専門誌で執筆。特に好きなのは、ソロで行う長距離&長期間の山の縦走、海や川のカヤック・ツーリングなど。こだわりは「できるだけ日帰りではなく、一泊だけでもテントで眠る」。『山登りABC テント泊登山の基本』(山と溪谷社)、『山道具 選び方、使い方』(枻出版)ほか著書多数。

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