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登山中の疲労が引き起こすリスクを考えて、慎重な登山計画を行いましょう。 島崎三歩の「山岳通信」 第116号

島崎三歩の「山岳通信」
その他 2018年07月05日

長野県が県内で起きた山岳遭難事例について配信している「島崎三歩の山岳通信」。2018年7月4日に配信された第116号では、6件の遭難事例を紹介。疲労による遭難が増えていることに言及し、入念な登山計画を促している。

 

7月4日に配信された『島崎三歩の「山岳通信」』第116号では、6月12日~17日に起きた6件の山岳遭難事例について説明している。以下に抜粋・掲載する。

  • 6月12日、北アルプス涸沢で、56歳の男性が奥穂高岳から涸沢に向けて下山に滑落して負傷、行動不能となる山岳遭難が発生。県警ヘリで救助された。

  • 6月14日、北アルプス西岳で、24歳の女性が中房温泉から槍ヶ岳に向けて単独で登山中に、疲労により行動不能となる山岳遭難が発生。県警ヘリで救助された。

  • 6月14日、北安曇郡小谷村雨飾山で、62歳の女性が雨飾山に向けて単独で登山中に、残雪により足を滑らせて滑落、頭部を負傷する山岳遭難が発生。県警ヘリで救助された。

  • 6月15日、北アルプス白馬乗鞍岳親沢で、60歳の男性が渓流釣りのため単独で入山し、道に迷い崖上で行動不能となる山岳遭難が発生。広域消防隊により救助された。

  • 6月15日、北アルプス槍穂高連峰大キレットで、槍ヶ岳から北穂高岳に向けて登山中の5名のパーティ(49歳×2名、50歳×3名、それぞれ男性)が、疲労などにより行動不能となる山岳遭難が発生。県警ヘリにより救助された。

  • 6月17日、長野市戸隠の荒倉山で、仲間とともに入山した71歳の女性が、荒倉山から下山中にバランスを崩し、岩場を滑落・負傷する山岳遭難が発生。消防・警察により救助された。

 

山岳安全対策課からのワンポイントアドバイス

6月3週は、疲労による遭難が目立ちました。滑落の間接的な原因として、疲労による筋力・バランスの低下があります。これから登山を計画している方は、日程・歩行時間などをもう一度見直し、自分の体力・技量等で登れる山なのか検討をして、時間・体力等に余裕を持った登山に心掛けましょう。また、単独登山による遭難も後を絶ちませんので、万一のことを考え、なるべく複数人で登山をしましょう。

 

長野県内TV局の安全登山への取り組み

長野放送(NBS)では、7月から8月までの2ヶ月間「信州の夏山天気予報」と「安全登山の啓発」のための番組を放送しています。長野県で登山を楽しむ方は、ぜひ登山の前にご確認ください。

【放送時間】
①土曜日:4時25分~(3分間)
②日曜日:4時55分~(3分間)

【放送内容】
①信州の夏山天気予報
 山域:白馬岳・立山室堂・志賀高原横手山、槍ヶ岳・穂高岳・蝶ヶ岳・乗鞍岳肩の小屋、八ヶ岳夏沢峠・中央アルプス駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・北岳
②安全登山啓発
 内容:登山計画書の提出、登山前に装備品をチェック、登山前・登山中の体調管理を入念に など

 

危機管理 遭難・事件
教えてくれた人

島崎三歩の「山岳通信」

信州の山岳遭難現場と全国の登山者をつなぐために発行。「登山用品店舗スタッフ」「登山情報サイトを利用する登山者」「長野県内の各地区山岳遭難防止対策協会」などに対して、長野県の山岳地域で発生した遭難事例を原則・1週間ごとに、「安全登山」のための情報提供をしている。

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