バックカントリーで遭難しないために動画で確認を 島崎三歩の「山岳通信」 特別編
3月に入ると冬型の気圧配置が緩み、日も長くなり、冬山の天候も安定してくる。積雪も安定してきて、バックカントリーをするには良い時期となる。しかし危険が隣り合わせなのがバックカントリースキー/スノーボードだ。
近年、長野県内ではバックカントリーでの遭難者が急増している。そこで長野県警では、動画でバックカントリーでの遭難のパターンを説明するとともに、入山前の準備や注意点を説明してる。バックカントリー愛好者はぜひ一度視聴するとともに、いま一度、自身の装備や登山・滑走レベルをチェックしてほしい。
また、本動画だけではなく、書面でもまとめている(PDF)。日本語版と英語版が用意されているので、バックカントリーに入る前に、もう一度確認してほしい。
山岳安全対策課からのワンポイントアドバイス
バックカントリー滑走中による遭難も後を絶ちません。バックカントリーでの滑走は、雪崩、立木への衝突、道迷いなど危険の高いスポーツです。樹林帯ではヘリコプターでの救助が困難であり、地上から救助に向かわなければならず、相当の時間を要します。
自分たちでトラブルに対応できるよう、セルフレスキューやビバーク訓練を行ってから入山しましょう。
プロフィール
島崎三歩の「山岳通信」
信州の山岳遭難現場と全国の登山者をつなぐために発行。「登山用品店舗スタッフ」「登山情報サイトを利用する登山者」「長野県内の各地区山岳遭難防止対策協会」などに対して、長野県の山岳地域で発生した遭難事例を原則・1週間ごとに、「安全登山」のための情報提供をしている。
島崎三歩の「山岳通信」
長野県では、県内の山岳地域で発生した遭難事例をお伝えする「島崎三歩の山岳通信」を週刊で配信。その内容をダイジェストで紹介する。