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奥日光・戦場ヶ原から庵滝へ。スノーシューで氷瀑群鑑賞ハイキング

今がいい山、棚からひとつかみ
ガイド・記録 2020年01月22日

奥日光・戦場ヶ原でのふかふかの新雪を踏みわけるスノーシューハイキングと、もう一足延ばして、ブルーアイスが美しい庵滝の氷瀑鑑賞がセットで楽しめるコースです。


日光東照宮ほか、有名な観光地の日光から、さらに西へと足を延ばした奥日光。男体山の麓には、冬には雪原に姿を変える戦場ヶ原が広がります。広くなだらかな雪原は、スノーシューやクロカンスキーの人気エリアでもあります。

木立の中を新雪を踏み分けてスノーシューのトレースが延びる(写真=奥谷 晶)

 

戦場ヶ原を歩き、氷結した庵(いおり)滝を目指す日帰りスノーシューハイキングへ。
ハイキングの後には、歴史ある湯元温泉に浸かるのもおすすめです。

 

モデルコース:赤沼~庵滝~小田代ヶ原~赤沼

行程:
【日帰り】赤沼・・・弓張峠・・・庵滝・・・小田代ヶ原・・・赤沼(約3時間30分)

⇒戦場ヶ原周辺のコースタイム付き登山地図
*夏山のコースタイム

 

雪原を歩いてブルーアイスの氷瀑群を鑑賞

2016年1月、新雪の知らせを受けて、今季、まだ出番のなかったスノーシューをはいて奥日光・戦場ヶ原へハイキングに出かけました。赤沼バス停より出発、早くも木立のなかのメインのルートにはしっかりトレースができていましたが、一歩外すと踏み抜きがありました。

庵沢両岸の岩峰と赤テープを目印に進む(写真=奥谷 晶)

 

小田代歩道入り口から車道をへて弓張峠へ、ここから森の中へ、沢筋に沿って庵滝を目指して進みます。すでに先行者がいるようです。トレースがない場合は、わかりにくいかもしれませんが、所々に赤テープもあって目印になります。

沢を詰めたところに庵滝が姿をみせた(写真=奥谷 晶)

 

庵沢の両側の岩峰の合間を目指して進むと、谷の奥に氷結したブルーアイスの氷瀑群が見えてきました。蒼く輝く氷はきわめて薄く、内部が空洞になっているのか、陽光をうけて神秘的な美しさを醸し出しています。

きらめく庵滝のブルーアイスの氷瀑群(写真=奥谷 晶)

 

ただ少し残念なことに、このときは右側の大きな氷柱には大きな窓が開き、水流がほとばしっていました。この2~3日のあいだに崩壊したと思われます。滝の裏側などにあまり近づくと危険な雰囲気です。近づく際は落氷に注意が必要です。暖冬の不安定な天候が続くと、全体が崩壊してしまいそうですが、また寒気が続くと再度氷結するのでしょう。

小田代原の雪原よりのぞむ大真名子・小真名子、男体山(写真=奥谷 晶)

 

この記録は2016年のものですが、2019年は1月初旬から2月中旬まで立派な氷柱が鑑賞できたようです。帰路は小田代ヶ原を周回して、大真名子山や男体山を眺めながら静かな雪原のハイキングを楽しみました。

 

※積雪期の山は、雪の状態や天候によって、難易度、コースタイムが大きく変わります。計画時には必ず出発前後の天候やエスケープルート、山小屋などの避難できる場所を確認しておきましょう。

教えてくれた人

奥谷晶

30代から40代にかけてアルパイン中心の社会人山岳会で本格的登山を学び、山と渓谷社などの山岳ガイドブックの装丁や地図製作にたずさわるとともに、しばらく遠ざかっていた本格的登山を60代から再開。週刊ヤマケイ創刊初期より5年にわたって表紙写真、登山地情報を投稿している。2019年山岳写真協会公募展入選。

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