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全部わかったら、あなたは相当博識! 山の自然のコト、どれだけ知ってる?

From 山と溪谷編集部
たしなみ 2020年04月09日

山を見たり、歩いたりしていると、驚くような自然美に出会うことがある。迫力ある岩峰、美しい花や草木、奇妙な形をした岩など――。それぞれ自然が生み出した奇跡と言えるが、その理由や過程を知ると、さらに山を深く楽しめる。

 

稜線から見える山嶺を見て「どうしてあんな形をしているのだろう」と思ったり、樹林帯で聞く鳥の声や木の葉のささやきに「あれはなんていう生き物だろう」などと気になったりした経験はないだろうか。

高山、中級山岳、低山・里山という3つの区分で、それぞれの山域で知って楽しい自然学、ふとした山のギモンをいくつかピックアップしてみた。あなたはこれらのギモンに答えられるだろうか? さぁ、挑戦!

※回答は記事の最後にあります!

高山編

日本の山岳風景を代表するのが、アルプスをはじめとする高山。登山者にとってはあこがれの場所だが、その成り立ちや生息する動植物に目を向けてみると気になる3つのギモン。

迫力ある地形と美しい高山植物が楽しめる高山帯

 

Q1. そもそも山ってどうやってできたの?

日本は世界でもトップクラスの山大国。山地と丘陵地の面積を合わせると、日本の国土の7割にも及ぶ。でも、私たちにとって身近な山々はいったいどうやってできたのだろう。
 

Q2. なぜ3000m峰は本州中部に集まっているの?

本州中部にある日本アルプスには、北岳や奥穂高岳、間ノ岳など富士山を除けば日本最高峰の3000m級の山々がひしめき合う。このエリアにはこんなにも高い山々が集中しているのはなぜだろう。
 

Q3. 高山の動植物はなんでわざわざ高山で生きるの?

高山といえば、積雪量が多く雪解けも遅い。また樹木が生えず土壌も貧相だ。こんな環境は動植物にとっては過酷なはずなのに、なぜこんな場所を選んで生きる生き物がいるのだろう。
 

 

中級山岳編

高山帯をもたない中級山岳は、私たち登山者にとって身近に挑戦できる山であり、樹木が最も多様な場所でもある。そんな豊かな森に着目すると気になる2つのギモン。

針葉樹や広葉樹はじめ、さまざまな森林が広がる中級山岳

 

Q4. 同じ標高でも地域によって、森の樹種って変わるの?

普段は西日本で登山をしているが、東北の山に行ったら森の雰囲気が全然違って驚いた経験がある。同じ標高エリアでも樹種などは変わるのだろうか。
 

Q5. 森って年月を経るとだんだん変わっていくの?

数十年ぶりに思い出の山へ。しかし、昔よりも樹林の中が明るくなっているような気がするし、森の雰囲気も変わっているように感じたが、なぜだろう。

 

低山・里山編

低山・里山は標高が低くておもしろくないと思ったら大間違い。私たち昔から利用してきた痕跡があちこちにある。そんな人間の営みを探ると見えてくる2つのギモン。

美しい里山の風景にも、さまざまな自然がある(写真/小林千穂)

 

Q6. 低山や里山に原生の植生が見られる場所はある?

低山を歩いているとよく目にするのが植生林。すでに人の手が入ってしまっているが、手つかずの植生を今も見ることのできる場所はあるのだろうか。
 

Q7. 山麓で見かける草原はどうやってできたの?

箱根の仙石原、中国地方の蒜山高原など、美しい草原風景のなかを歩くのはハイキングの魅力の一つだ。ときどき目にするこのような草原は、自然にできたのだろうか。

 

以上、7つのギモンを選んでみた。あなたはいくつ、答えられただろうか? 回答は本文最後に載せたが、『山と溪谷』4月号のなかでわかりやすい解説がついているのでぜひチェックしてみてほしい。

『山と溪谷』4月号の特集では、高山、中級山岳、低山・里山という3つの区分で、それぞれの山域で知って楽しい自然学をキーワードとともに紹介している。「もっと自然のこと知りたい!」「友達にちょっと自慢できるような知識がほしい!」そんなあなたにぴったりな内容だ。

ほかにも、知って楽しい山の自然学の知識が満載。ピークハント、非日常体験、山岳景観、自然観察・・・。登山には十人十色の楽しみ方があるが、自然のことを知っていると、山登りがより楽しくなるのは間違いない。キーワード別なので気になるところだけをチェックすることもできる。自然の話題が盛りだくさんなので、徐々に芽吹きが始まり、山々が緑はじめたこの季節、山の自然に目を向けてみてはいかがだろうか。

解答

A1. 圧縮力を受けて、断層で隆起したものが山。
A2. プレート運動の影響で隆起の速度が速いから。
A3. 気候変動になんとか順応した結果。
A4. 気温の変化にしたがって南から北へと植生は移り変わる。
A5. 人の一生と同じで長い年月をかけて変化していく。
A6. 神聖な場所として保護されてきた「鎮守の森」で本来に近い植生が見られる。
A7. 人が放牧や採草地として利用してきた「半自然」。

 

知識・雑学 高山植物 自然観察
教えてくれた人

山と溪谷編集部

『山と溪谷』2020年6月号の特集は「エリアとテーマで選ぶ! 私が愛するテント山行 ベストコース30」。

衣食住のすべてを背負って山を歩き、大地に体を休めるテント山行。山の大きさや厳しさ、美しさをダイレクトに感じられるのがその魅力です。
全国の山のエキスパートたちが、それぞれの山域がもつ魅力をテーマとして設定。各テーマに沿って、こよなく愛するテント山行コースを紹介します。

⇒ 『山と溪谷』最新号はこちら

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