羅臼岳らうすだけ
百名山
写真:市根井孝悦 サシルイ岳の登りからの羅臼岳(奥)。手前は三ツ峰
DATA
山域: 知床半島
都道府県: 北海道
標高: 1,661m
2万5千図: 羅臼・知床五湖・硫黄山・幌別
※ 羅臼岳の紹介文についての注意点
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羅臼岳のガイド・ルポ
羅臼岳に行くモデルコース
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- 地の涯・岩尾別温泉から羅臼岳を往復
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体力度: ★★★
危険度: ★★
6時間20分 日帰り
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岩尾別温泉・・・羽衣峠・・・羅臼平・・・羅臼岳・・・羅臼平・・・羽衣峠・・・岩尾別温泉
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- 羅臼温泉から知床半島最高峰へ
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体力度: ★★★
危険度: ★★
8時間35分 日帰り
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羅臼温泉キャンプ場・・・里見台・・・第一の壁・・・泊場・・・羅臼平・・・羅臼岳・・・羅臼平・・・泊場...
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- 知床連峰唯一の縦走路をたどる
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体力度: ★★★
危険度: ★★
11時間40分 1泊2日
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木下小屋・・・弥三吉水・・・羅臼平・・・羅臼岳・・・羅臼平・・・三ツ峰キャンプ指定地・・・オッカバケ...
周辺にある山小屋
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【木下小屋】
営業小屋
場所: 斜里駅からバス1時間、岩尾別下車、徒歩約1時間
電話: 0152-23-8226
営業期間: 6~9月(予定)
羅臼岳に関連する登山記録
羅臼岳の近くの山
北海道方面に行く登山ツアー
羅臼岳の関連書籍
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山名は羅臼岳であるが、羅臼町側からのコースより、岩尾別ルート(斜里側)の方が、より開けていて歩きやすい。羅臼岳周辺は、近年、ヒグマの出没が多いために注意が必要。山中には小屋がないため、宿泊はテントとなるが、キャンプ指定地で、フードロッカーなどを使用する。
大きな安山岩がごろごろする羅臼岳の頂上に着くと、展望は雄大で三ツ峰、サシルイ岳、知円別岳、硫黄山と半島の山々が続き、国後島のチャチャヌプリが望まれる。振り返ると遠音別岳、斜里岳、その先に阿寒の山々が見える。羅臼温泉から約5時間の行程。
オホーツク海側のコースは岩尾別温泉の木下小屋から始まり、急な尾根道となる。大きな岩峰の基部に出るとそこがオホーツク展望台で、極楽平を経て脊梁部の羅臼平に達する。途中、弥三吉水と銀冷水の2カ所の水場がある。岩尾別から羅臼平まで約4時間。
登山記録として大正15年(1926)7月に北大スキー部山班(北大山岳部の前身)須藤宣之助らが、岩宇別から羅臼岳に登って硫黄山を経てホロベツ川を下った。地元でも刺激され、昭和3年(1928)に羅臼村の佐藤広らが羅臼岳頂上に立ち、同6年(1931)4月に羅臼山岳会鈴木音治らが積雪を伝い、羅臼岳に登頂している。
昭和34年(1959)9月に釧路山岳会が知床中央高地に集中登山を行った際、羅臼岳西ルンゼが登られ、47年(1972)1月の厳冬期、釧路山岳連盟岸憲宏らは羅臼岳西ルンゼ大崩れを直登した。