登山情報サイトYamakei Online
 
 
   協力:富士見台エコトレッキング委員会


えなさん / Mt.Ena

岐阜県境にある、中央アルプス最南端の山。深田久弥選定の「日本百名山」のひとつ。古代の街道である東山道が越えていた神坂峠の南西に位置する。
 
大きな山塊は遠くからも目立ち、伊勢湾を航行する船の目印になっていたとも。山名の由来は、天照大神の誕生の際、その胞衣(えな)をここに埋めたからともいわれる。長野県から入山する広河原ルートが最短でおすすめ。

日本百名山・信州百名山 | 2,191m

ふじみだいこうげん / Fujimidai Kogen

神坂峠の北に位置する、笹原に覆われた高原のピーク。晴れれば、深田日本百名山のうち、23座が一望できる。もとは山伏岳とよばれていたが、富士教信者が富士参拝所を設け「富士山見たい」の願望が転じて「富士見台」と呼ばれるようになった。
 
神坂神社から2時間半。ヘブンスそのはら展望台からは約90分で登頂できる。

信州百名山 | 1,739m

あみかけやま / Mt.Amikake

古代東山道は、神坂峠から一旦下って園原の集落を抜け、再びこの山の網掛峠を通り、飯田の方に抜けていった。現在は中央自動車道の網掛トンネルでその名が知られる。
 
昼神温泉郷の南に位置する山で、昼神温泉からの入山がよい。東側の展望台からは南アルプスや昼神温泉が見渡せる。

1,133m

みなみさわやま / Mt.Minamisawa

富士見台高原の北約5kmに位置し、ふるさと村自然園からの入山が最短ルート。
 
古くは馬籠への街道としても栄えたが、現在は通行不可。国道256号線沿いのふるさと村自然園から沢沿いのコースは現在、通行できないので、尾根コースから約2時間30分で山頂に登頂できる。

1,564m

たかどやさん / Mt.Takadoya

古くは水戸浪士が通過したといわれる清内路街道より梨子野峠を経由して、山頂を目指す。国道256号線の清内路より入山し、約3時間で山頂に到着する。
 
登山道入口の目印は、毎年秋に手作り花火が奉納される下清内路諏訪神社から観音山公園、西へと進む。

1,397m

おおかわいりやま / Mt.Okawairi

恵那山の南東約7kmに位置し、恵那山から続く稜線上にある。阿智セブンサミットでは、2番目の標高となっている。
 
治部高原登山口からのルートは横岳を経由する縦走ルートで、春はマイヅルソウやイワウチワなどの山野草が咲く。あららぎ高原スキー場からも入山可能。

信州百名山 | 1,907m

じゃとうげやま / Mt.Jatouge

大川入山から治部坂峠を挟んで南東に位置する山。治部坂観光センターから保養地を抜け歩きたい。
 
山頂周辺には、国土地理院の電子基準点や、電波塔、雨量計などが設置されている。山頂には笹原に覆われた中に、鉄柵の展望台がある。付近には武田信玄も使ったというのろし台があり南アルプスの展望が良い。

50名山 | 1,664mm





天の岩戸を開くために知恵を出したとされる神様・天思兼命(あめのおもいかねのみこと)が祀られている由緒ある神社。

昼神温泉郷近くにある前宮と、恵那山から流れる本谷川と清内路から流れる黒川が、阿智川となって合流する場所の高台にある奥宮とで構成される。

奥宮は吾道(あち)大神宮と呼ばれ崇敬者が足繁く参拝に訪れたと古文献にその名を留めている。






7世紀初頭、朝廷が地方支配のために整備した東への幹線道のうち、海側を走る道を「東海道(とうかいどう)」と呼んだのに対し、山をつないだ道は「東山道(とうさんどう)」と呼ばれた。海側は河川が広く、大雨などでは渡れず、天候に左右されたのに対し、険しいながらも安定して移動できたのが東山道で、橋や船の技術がない時代から拓かれ、人と物が行き交っていたという。

陸奥国(今の宮城県)まで伸びた東山道の中で、もっとも標高が高く、難所とされたのが、阿智村にある「神坂峠(標高1536m)」だ。その険しさゆえに人々の印象にも残り、古事記、日本書紀、万葉集、源氏物語、今昔物語などの書物にも記されている。

富士見台高原から見る山並みは、古の人々も感動して眺めたに違いない。そんなことに思いを馳せながら、峠から峰への山歩きを楽しんでみてはいかがだろう。




日本にあまたある温泉地の中で、昼神温泉は、昭和48年(1973年)の鉄道敷設工事の際に発見されたという新しい温泉地。泉質はアルカリ性の硫黄泉で、「美人の湯」として有名で、宿泊だけでなく、日帰り入浴施設や足湯の施設も豊富。現在は、年間70万人以上が訪れる南信州最大の温泉地となっている。

毎日「朝市」が行われ、地元の農産品・特産品を求める観光客で賑わっている。登山の前後にぜひ立ち寄りたい温泉だ。






阿智村の浪合は、2006年夏、環境省認定のスターウォッチングで「日本一星空が綺麗に観測できる場所」と認められた。浪合だけでなく、星空は阿智村の各所で本当にきれいに見られ、ナイトツアーが開催されている。日帰りで山だけを登って帰るのではなく、ぜひ山麓に一泊し、星が降ってきそうな夜を体験してみよう。




神坂峠から東山道をつないで降りてくる園原川沿いの道には、旅人の目印となったポイントが点在。朝日松は朝日が最初に当たる松というほど大きな二股の松、箒木は箒を逆さにしたように見えたカツラの巨木だ。台風や落雷で当時とは異なる姿になってしまっているが、神坂峠越えとともに、印象に残るものとして、歌枕として、古代の書物にも登場している。

その箒木の名前をつけ、現代に東山道の歴史を紹介する施設として、2008年に建てられたのが「東山道・園原ビジターセンター はゝき木館」だ。ミニ博物館として、東山道の歴史が分かりやすく解説されているだけでなく、企画展示を行ったり、カフェも併設したりしている。地元で活動するエコトレッキングクラブの情報拠点ともなっているので、ぜひ立ち寄ってみよう。



富士見台エコトレッキング委員会

お問い合わせ:東山道・園原ビジターセンターはゝき木館
長野県下伊那郡阿智村智里3604‐1 TEL 0265(44)2011
http://hahakigi-kan.jimdo.com/
*平成28年度地域発 元気づくり支援金事業