ravinaの女性向け登山用ヘルメット「FLUQUE」を岩場の連続する妙義山で試してみた
What’s ravina
アウトドアで活躍する「女性」を守り
快適にし笑顔にするブランド

 国内最大手の産業用のヘルメットを手掛ける「谷沢製作所」が2016年に立ち上げたアウトドアブランド。
 アウトドア分野における「女性のため」に特化した製品であることが特徴だ。女性が我慢や妥協をせずに使える製品を提供している。FLUQUE(フルーク)は、86年間にわたり培ってきたノウハウと技術を生かし開発した、登山用ヘルメット。


山畑理絵
登山、ボルダリング、スキー、キャンプなど、四季を通して各地を彷徨っているアウトドアライター。2年前に自宅の庭に小さなログハウスをハーフビルドし、山道具に囲まれながら鋭意活動中。
中之岳の山頂直下は、高度感のある岩稜歩きが味わえる
中之岳の山頂直下は、高度感のある岩稜歩きが味わえる
日本三大奇景、妙義山へ

 ヘルメットのテストということで、今回選んだのは妙義(みょうぎ)山。独特の景観から日本三大奇景とされる山で、岩場の連続した中級~上級者向けの山として知られている。かねてから挑戦してみたいと思っていた妙義山・中之岳での登山に、フルークを使ってみることにした。

 スタート地点は、中之岳駐車場。見上げると、迫力のある急峻な岩壁がそびえている。「あのてっぺんまで登るのか」と、その険しい山容に緊張感が走るが、同時に「どんな景色が見られるのだろう」と、期待も膨らんだ。日差しが強かったので、まずは同じラヴィーナのアウトドアハット「アルピア」をかぶって歩きだした。

 中之嶽神社の鳥居をくぐり抜けると、石畳の長い階段が続く。「いきなり登りかぁ……」と少々足が重たくなる。それを登りきるとさらに樹林帯の登りになった。

 歩きだしてから30分、見晴台までやってくると初めて展望が開けた。岩肌が目前に迫る。駐車場から見たときも充分な迫力だったが、間近で見ると、ダイナミックさはケタ違い。この先には難度の高い鎖場が出てくるので、ここであらためて気を引き締め直す。

1 駐車場からは、表妙義の岩峰が一望できる2 見晴台付近までは、豊かな樹林帯の中を進んでいく
1 駐車場からは、表妙義の岩峰が一望できる  2 見晴台付近までは、豊かな樹林帯の中を進んでいく
なくてはならない、ヘルメット

 見晴台を過ぎると、徐々に険しさが増してきたため、早めにヘルメットをかぶることにした。今回のような岩場歩きをするときは、ヘルメットがあるかないかで安全性が大きく変わる。なくてはならない装備のひとつだ。

 ただし、ヘルメットなら何でもいいというわけではない。そもそも、自分の頭に合うものを正しくかぶらなければ、安全効果が得られない。フルークは、フィット感の調整がしやすく、かぶったときに頭を上下左右に動かしてもずれることがない。さすが、日本人の頭に合うように設計されているだけに、装着感は上々だ。

3 道中には注意を促す看板がいくつも立てられていた。特に鎖場での滑落事故が後を絶たないという。気が引き締まる
3 道中には注意を促す看板がいくつも立てられていた。特に鎖場での滑落事故が後を絶たないという。気が引き締まる
4 急な岩場が出てきたら、ためらうことなくヘルメットの出番。安全な場所でしっかりと装着を
4 急な岩場が出てきたら、ためらうことなくヘルメットの出番。安全な場所でしっかりと装着を

 山頂直下まで来ると、いよいよ核心部。切り立つ岩場の鎖場だ。それを越えると中之岳の山頂が待っているのだが、ここがなかなかスリリング。手元と足場を注意深く確認しながら、一歩、また一歩と、慎重に岩に取り付いていく。

 アクティブな体の動きになるが、フィット感の高いヘルメットはその存在を忘れるほどで、違和感がまったくない。登りに集中できるというのは、危険箇所において最も重要な点だろう。

5 たとえ滑落の危険性は低くても、先行者の落石等による事故も考えて行動したい
5 たとえ滑落の危険性は低くても、先行者の落石等による事故も考えて行動したい
着いた?!

 山頂には360度の大展望が待っていた。これまでの緊張を一気に解き、しばし体と心を休める。目前の絶景と達成感が相まって、とても解放的な気分だ。

 ここまで安全かつ慎重に行動できたのも、ひとえにヘルメットの心強さがあったおかげ。自分に合ったヘルメットというのは、本当に頼もしいパートナーだ。ブレイクタイムを楽しんだのち、再びヘルメットを装着。一層気を引き締め、私は来た道を引き返した。



Product Information
ravina / FLUQUE
ラヴィーナ/フルーク
ravina / FLUQUE

 頭の形は人ぞれぞれだ。男女差もあれば、人種によっても大きく異なる。西洋人の頭の形状は奥行きがあるが、日本人は横幅が広い。そのため、海外製のヘルメットは日本人の頭にジャストフィットしないことも多かった。「フルーク」は、安全に登山を楽しみたい日本人女性に向けて誕生した、メイド・イン・ジャパンの登山用ヘルメット。

フィット感の高さに加え、高い安全性、使いやすさ、疲れにくさにもこだわって設計され、登山での心強いパートナーになってくれる。また、花をイメージしたデザインとポップなカラーリングもかわいらしく、かぶるのが毎回楽しみになる。これまでのイメージを覆す、ヘルメット界の新星だ。

F1mds
F1
バックデザインがカーブしているため、髪の毛と干渉しにくく、結んだままでも違和感なく装着できる。こういった機能は、まさに女性目線。後ろのシルエットも美しく、細部までぬかりない。
F2mds
F2
スライダーを前後に動かすだけで、頭まわりのフィット感を簡単に調整できる。自然な動作で素早く行なえるため、こまめに調整したいときでもストレスがない。着脱もスムーズにできる。
F3mds
F3
色の組み合わせは、なんと100パターン以上。自分だけのお気に入りのカラーリングにカスタマイズできる。この春、シンプルなネイビーとホワイトの2色が仲間入りし、コーディネートの幅がアップ。
F4mds
F4
内側のクッションパッドは、ワンアクションで簡単に取り外しOK。丸洗い・パーツ交換もできるため、汗をかいても衛生的。直接肌に触れるあごひもも、本体から外して洗える仕様。
F5mds
F5
ハットの上からでも窮屈なくヘルメットがかぶれるように、ストラップを通すファスナーを設けたハットも展開。表地は撥水加工で、裏地は速乾性に優れる。携行時はたたんでコンパクトに。全6色。
Specs
フルーク
フルーク
価格=カスタマイズオーダー品 12,960円~、おすすめカラーセット10,800円~*
重量=320~330g(バックルの種類による) 
サイズ=フリーサイズ ※頭周52~59㎝
*おすすめカラーセットは、登山・スポーツ用品店での取扱限定
アルピア
アルピア
価格=5,400円 重量=90g
サイズ=フリーサイズ(頭周最大59㎝)




問合せ先 谷沢製作所 TEL03-3552-5232 http://ravina.bz/