北九州市八幡東区皿倉山から直方市の尺岳（608m）、南に下り、福智山から牛斬山（580m）、香春岳（かわらだけ　511m）と連なる福智山地は、ふもとに菅生、七重、白糸などの美しい滝がある。山体は主として古生代の塩基性変成岩からなり、山頂付近は草原状で、巨岩も露出する。視界は360度で東は平尾台から西は筑豊の平野まで見下ろせる。山頂には豊前の福智神社と、筑前の鳥野神社の上宮の石祠がある。
　山頂を北に少し下ると、山小屋荒宿荘があり、湧水もある。西の鷹取山（633m）には城跡があり、福智山との鞍部から南へ下ると、陶器の里上野に出る。
　登山道は★直方市から★西鉄バスで内ヶ磯バス停へ。鳥野神社を過ぎ、大塔ノ分レから上野越へ上がる。急な斜面を登って、内ヶ磯から2時間。北の尺岳から縦走し、福智山から牛斬山に至るコースもよい。