| 赤岳鉱泉
2024.01.18
赤岳鉱泉付近で積雪25cm程度。防寒対策を入念に、良識のある雪山装備でお越しください
「山開き」「開山祭」の様子が、テレビのニュースなどで見かけるシーズンになってきた。5月下旬から7月初旬にかけての週末は、山開きイベントが各地で集中している。この時期に登山して、偶然イベントに参加した読者もいるだろう。
実際にイベントに参加したことがある人はご存じとは思うが、なかなか興味深いものが多い。機会があればぜひ一度参加して欲しい。
さまざまな催事が開催されるので山の歴史を知ることが出来るほか、記念品をもらえたり、軽食が振る舞われたりと、登山以外のことも楽しめる。
例えば白馬連峰の開山祭「貞逸祭」(2016年は5月28日に開催)の様子を見てみよう。オープニングのアルペンホルン演奏に始まり、安全祈願祭、豚汁・山菜の天ぷら等のふるまい、抽選会、トレッキングツアー参加など盛りだくさんだ。
また、ここで貰えるピンバッヂは、毎年、ここだけで配られる限定バッヂなので、収集マニアにとっては是が非でも参加したいイベントとなっている。
ということで、今回は、6月初旬に開山祭が行われる予定の山を4コースピックアップ!
なお、山開きと言っても、この行事が行われる前は登山してはいけない、というわけではないケースがほとんどだ。
逆に、山開き以降は安全に登山できるようになる、という意味でもないので、事前に山の状況を確認して、必要な装備で登山を楽しんで欲しい。
まだ残雪のある山でも、山開きが行われることも多い。気温も低いので、登山道の状況の確認と装備の充実は忘れずに行ってほしい。
八ヶ岳の開山祭イベントは、南八ヶ岳と北八ヶ岳の2会場で行われる。
南八ヶ岳は最高峰の赤岳山頂で、北八ヶ岳は北横岳の山頂で行われる。
例年、開山祭の前日は各山小屋で盛大に前夜祭が行われている。さまざまな特典があるばかりか、山小屋のご主人や常連の登山者も集まり、色々な山の話が聞けるチャンス。
宿泊を伴った登山計画をお勧めしたい。
また、ここで配られる開山祭限定ピンバッジは、マニアの間では最高のコレクションとなっているので、見逃せない。
高低図
| 赤岳鉱泉
2024.01.18
赤岳鉱泉付近で積雪25cm程度。防寒対策を入念に、良識のある雪山装備でお越しください
| 北横岳ヒュッテ
2024.04.25
例年より早く雪解けが進んでいますが、記録的に少雪だった昨年よりも残雪は多い状況です
| 黒百合ヒュッテ
2023.04.27
森のなかは雪があります
| オーレン小屋
2024.04.24
小屋より上は積雪あり。日差しが強いので日焼け止めとサングラスがあった方がよいです
| 硫黄岳山荘
2023.12.24
積雪は標高2500m付近で5~20cm前後、夏沢鉱泉周辺で5~10cm。冬山登山装備が必要です
鳥取の大山は、出雲神話の中では「偉大な神のおわす火の山」として崇められている。
毎年6月最初の週末に、麓の大神山神社奥宮で開催される「大山夏山開き祭」は、日本一の長さを誇る石畳の参道に、神の火を持つ2000人が松明行列を行い、「一日だけ流れる炎の河」として人気を集めている。
高低図
高低図
越後駒ヶ岳の2016年の開山祭は6月26日(日)。駒ヶ岳山頂付近の「駒の小屋」にてお守りを配布しているので、ぜひお守り目当てに登ってみては?
なお、お守りは限定150個。まだ残雪も多く残るので、雪対策必要。
高低図