大河ドラマ「真田丸」、ファイナル直前スペシャル!
2016年11月30日(水)
 
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真田氏ゆかりの地、ドラマ登場の山に行ってみよう!

2016年のNHK大河ドラマ『真田丸』も、いよいよ佳境だ。戦国時代の最後を飾った伝説の戦国武将として人気の高い、真田信繁(幸村)を中心に、真田一族の生涯を描いたドラマは、軽妙なやりとりとテンポの良い展開で、人気を集めている。

 そんなドラマの中で登場する場所は、登山者に馴染みのある場所も少なくない。そこで今週は、「真田丸ファイナル直前スペシャル」として、真田幸村ゆかりの地、および「真田丸」に登場した山をピックアップ。

 真田の城として知られる岩櫃山(岩櫃城)を筆頭に、真田幸村初陣の古戦場、配流の地、ドラマ中で紹介された場所など、6つの山をピックアップする。


オープニングに登場する滝は米子大瀑布(長野県須坂市)

 

Vol.1 ご存じ「真田の城」として名高い天然の要害「岩櫃城」

「真田丸」のオープニングで登場するのが岩櫃山で、真田幸村が幼少~青年期に育った場所とされる場所だ。群馬県を代表する景勝地で、とくに南面の約200mにおよぶ断崖絶壁は迫力がある。

武田の三堅城の1つに数えられる岩櫃城は、天然の要害として知られる。そのため登山道は険しく、鎖や梯子がかかり、過去には転落事故も起きているので、安易な気持ちで登る山ではないので注意。

なおオープニングで出てくる岩櫃山と実際の山とは周囲の景色は大きく違う。まず、岩櫃山の山頂には天守閣はない。手前の湖も存在せず、映像に登場するのは戸隠山麓にある鏡池だ。
また、手前の山に流れる滝は長野県・四阿山の北麓にある米子大瀑布で、岩櫃山とは大きく離れた場所にある。映像はこれらをすべてCG合成したもので、現地に行ってもオープニングと同じ景色は見られないので注意。

詳しくはNHKのホームページを確認しよう。

 

■行程
平沢登山口・・・郷原踏切北・・・古谷T字路・・・蜜岩通り登山口・・・鞍部・・・岩櫃山・・・岩櫃城本丸跡・・・平沢登山口
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Vol.2 幸村初陣の「小田原征伐」の地、八王子城址

ドラマの中では、真田幸村の初陣は徳川軍を上田城で迎え撃った「第一次上田合戦」としているが、残されている史実によると、真田幸村(信繁)の名前は豊臣秀吉が天下統一を賭けた戦い「小田原征伐」で初めて登場する。

その初陣の戦闘の1つが八王子城征伐で、前田利家、上杉景勝、直江兼続、父の真田昌幸らと共に戦闘に参加し、激戦のうえ陥落させている(最初の戦闘は碓氷峠での戦いとされている)。

一度は廃城となった八王子城は、現在は整備されて遺構が復元されているので、往時の城の一部を確認できる。山並みは陣馬山や高尾山へと続いるので、史跡散策と共にハイキングを楽しむのも良い。

(写真:あーさんの登山記録より)

 

 

■行程
【日帰り】八王子城跡を経て陣馬山へ
■総コースタイム 6時間45分、標高差+1529m、-1524m
霊園前(07:00)・・・八王子城跡ガイダンス施設(07:20)・・・八王子城跡(08:00)・・・富士見台(08:45)・・・杉ノ丸(09:45)・・・堂所山(11:05)・・・底沢峠(11:25)・・・明王峠(11:35)・・・奈良子峠(11:45)・・・陣馬山(陣場山)(12:25)・・・分岐(12:45)・・・分岐(13:05)・・・陣馬登山口(13:45)

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  • 高尾ビジターセンター
    2017年12月05日(火)

    晩秋。今年は黄色に色づく木々がまだきれいに見られますが、それも今週いっぱいでしょうか。16時半にはライト必要な夕暮れです。



Vol.3 辛酸をなめた九度山幽閉時代を偲ぶ「高野山町石道」

「第二次上田合戦」で徳川秀忠率いる徳川軍の大群を撃退したものの、石田三成率いる西軍が関が原の合戦で敗れたため降伏、配流となった真田昌幸・幸村の父子。その蟄居(ちっきょ)先となったのが、和歌山県・高野山の麓の九度山だ。

なおドラマでは初めから九度山に流されていることになっているが、史実では初めは高野山に、その後に麓の九度山に移ったとされている(妻子同伴だったので女人禁制の高野山では不便だったためとされる)。

(写真:sirouさんの登山記録より)

この九度山から高野山へは、「高野山町石道」という参道が整備されている。かつて弘法大師空海が高野山を開いた際に、参詣者の案内のために木製の卒塔婆を立てたのがはじまりで、九度山町慈尊院から高野山奥ノ院まで、180基の町石が1町(約109m)ごとに立ち並んでいる。それぞれの町石には密教の諸尊を表す梵字が刻まれている。

真田氏のゆかりの地を訪ねながら、この町石道を歩くのも興味深い。

なお、本コースは距離にして20km以上、獲得標高も1700m以上と、相当の健脚が必要となるので、高野山から九度山に下るのも手だ。

 

■行程
【日帰り】 総コースタイム: 6時間45分
総歩行距離: 20,500m  上り標高: 1740m  下り標高: 985m
九度山駅・・・慈尊院・・・展望台・・・雨引山分岐・・・六本杉峠・・・古峠・・・地蔵堂・・・笠木峠・・・矢立峠・・・展望台・・・高野山大門・・・千手院橋バス停


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Vol.4 武田家滅亡の引き金となった、裏切りの場所・岩殿山

真田家のゆかりの地ではないが、山梨県・岩殿山は「真田丸」の第一話に登場する、歴史が大きく動いた地だ。

武田氏領地への織田軍の侵攻に、武田勝頼は難攻不落の岩殿山城に立て籠もって迎え撃つことを決断。
落成目前の新府城を焼き捨てて移動するが、待っていたのは家臣であり城主の小山田信茂の裏切りだった。

勝頼一行は城内に入場できずに行き場を失い、部下の離反も相次ぎ、天目山で追い詰められ自害。領主を失った真田家は、独立して大名への道を進む――。そんな歴史が残る場所だ。

(写真:Bergen さんの登山記録より)

岩殿山は中央線・大月駅から見える岩山で、切り立った崖はひと目で確認できる。富士山を望む優れた景観がある場所として認定される「秀麗富嶽十二景」にも選ばれる場所だ。

天然の要害の場所なので、登山道は険しい。「兜岩」「稚児落とし」などの場所は特に険しく、鎖場やロープもかかるスリルある箇所もある。

 

■行程
【日帰り】 総コースタイム: 2時間5分
総歩行距離: 4,900m  上り標高: 450m  下り標高: 480m
大月駅・・・岩殿山登山口・・・岩殿山ふれあいの館・・・岩殿山・・・東登山口・・・猿橋


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Vol.5 茶々姫・石田三成が育った、浅井家・小谷城址の山

ドラマ中のキーパーソンである、茶々姫(淀君:豊臣秀吉の側室)や、石田三成が生まれ育った場所が、滋賀県・小谷城だ。

琵琶湖の東側のほとりにある、標高495mの小谷山の山中にある小谷城は、浅井長政の居城で、親戚関係にあった織田信長によって滅ぼされている場所として知られる。その遺構は現在でも僅かに残されていて、苔むした石垣が残っている。

ドラマ中では、真田幸村と茶々姫、および石田三成は大阪城内で深く関わっているが、実際にはどの程度の関係性があったかは不明だ。

(写真:小谷山登山口)

■行程
【日帰り】 総コースタイム: 4時間30分
総歩行距離: 9,500m  上り標高: 457m  下り標高: 457m
河毛駅・・・小谷城跡登山口・・・小谷城本丸跡・・・清水谷分岐・・・小谷山・・・清水谷分岐・・・河毛駅


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    小谷山

    2012年10月29日(月)


Vol.6 三度白くなると里にも雪が降る、烏帽子岳

長野県上田市にある、真田氏発祥の郷の東側にそびえる、三角錐の美しい山容の山が烏帽子岳だ。地元では「この山の頂が三度白くなると里にも雪が降る」と言われているそうで、ドラマ中でも、そんなセリフが登場するシーンがある。

真田の郷からも、上田城からもよく見える烏帽子岳、今の時期はもう3回以上は白くなっているので、登山の適期ではないが、6月の初旬ごろは全山レンゲツツジの群落で彩られるので、この時期に訪れ、真田の郷を見下ろすのが良い。

(写真:すー さんの登山記録より)

登山する場合は、真田の郷のある上田市側からではなく、東側の地蔵峠側からが近い。湯ノ丸山経由で2時間程度でピークに立つことができる。

なお、北側山麓の角間渓谷は長さ4キロメートルにわたる大渓谷で、県内随一の景勝地。真田十勇士の一人である忍者・猿飛佐助の修行の場という言い伝えもあるので、こちらを訪ねるのも興味深い。

 

■行程
【日帰り】 総コースタイム: 4時間20分
総歩行距離: 9,500m  上り標高: 735m  下り標高: 735m
地蔵峠・・・鞍部・・・烏帽子岳・・・鞍部・・・南峰・・・北峰・・・南峰・・・地蔵峠


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    2017年12月11日(月)

    今朝の高峰高原は霧氷となりました。13、14日にはふたご座流星群と流星が楽しめるでしょう

  • 高峰高原ビジターセンター
    2017年01月28日(土)

    1/23は氷点下16.9℃を観測。寒波の影響で雪が急激に増加。アイゼンやスノーシューを携行下さい。防寒装備も油断なく。

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