とんがった山に登ろう! 見るからに登りたくなる鋭峰大集合!
2017年10月12日(木)
 
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絵に描いたような三角錐の山の頂上にあるものは?

人はなぜ山に登るのだろうか? 「そこに山があるから(©ジョージ・マロリー)」という言葉どおり、登りたくなるような山があるから、という意見に集約される。

会津のマッターホルンの愛称を持つ蒲生岳 写真/大野鳥さん

 

有名・無名に関わらず、見るからに登りたく山は確実に存在する。そのひとつが「見た目が山らしい尖った山」だろう。頂上が天を衝くような三角形の山を見ると、登山者なら頂上に立ってみたいと思い、いてもたってもいられなくなる!? のではないだろうか。

そこで今週は、いかにも登りたくなるような山容を持った「とんがり山」を紹介する。

山陰のマッターホルン、こと烏ヶ山。背後には大山が聳える 写真/Ototoya さん

 

尖った山の代表といえば、世界的にはマッターホルンだろう。そんなマッターホルンの愛称を持つほどの鋭峰、垂直にそそり立つ岩峰は、日本全国に数多く存在する。その代表が、北アルプスの槍ヶ岳や剱岳だがだが、ここではもう少し標高の低い山に注目。

どこから見ても尖った山から、ある角度から見ると尖った山まで、見事なとんがり山をピックアップしてみた。

 

Vol.1 随一の美しいとんがり山。「上越のマッターホルン」大源太山

周囲には谷川岳や巻機山などの名山が存在し、標高だけ見ると決して高い山ではない大源太山。しかし、その存在感は周辺でも随一の山で、とくに巻機山の井戸尾根から見ると、そのとんがり具合は見事だ。

巻機山の井戸尾根コースからの大源太山 写真/Tomoの奥利根山歩きさん

 

山容どおり山頂付近の登山道は険しく登りごたえがある。そして鎖場やロープの張られる箇所を登ると、素晴らしい展望が待っている。

登山・下山中に目の前に迫る大源太山の姿も美しく、天気が良ければ満足感いっぱいの行程を楽しめるはずだ。

 

■行程
【日帰り】旭原から大源太山に登り、シシゴヤの頭を経て下山
■総コースタイム 9時間40分、累積標高差 +1470m、-1470m
旭原(08:00)・・・林道終点(09:00)・・・分岐(09:20)・・・大源太山(11:40)・・・七ツ小屋山(12:50)・・・分岐(13:40)・・・シシゴヤの頭(14:40)・・・分岐(16:30)・・・林道終点(16:50)・・・旭原(17:40)
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Vol.2 せり上がるように立つ、只見のマッターホルン蒲生岳

「只見のマッターホルン」や「会津のマッターホルン」と呼ばれるのが蒲生岳だ。標高こそ1000mに満たないが、見事な三角形の山容は、登りたくなる気持ちいっぱいになるだろう。

只見町蒲生集落からの蒲生岳。美しい三角錐の山容が見事!

 

登山道は北側から回り込んでも、南側から直登しても登れるが、いずれも険しく厳しい鎖場などが待ち受けるが、標高以上の充実感と展望を楽しめる。

なお、アクセスは2017年10月現在は、只見線が運休のために車でのアクセスのみとなる。

 

■行程
【日帰り】 総コースタイム: 2時間40分
総歩行距離: 3,500m  上り標高: 456m  下り標高: 456m
会津蒲生駅・・・分岐点・・・蒲生岳・・・ブナ交流広場・・・小蒲生登山口・・・会津蒲生駅


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Vol.3 最近話題の「山陰のマッターホルン」、烏ヶ山

伯耆大山の背後にそそり立つ「山陰のマッターホルン」として知られる烏ヶ山。最近は、サントリーの「奥大山の天然水」のテレビCMで、歌手の宇多田ヒカルが登っている山として、とくに注目されている山だ。

大山槍尾根から見た烏ヶ山は最近は各方面で話題

 

その愛称の通りの見事なとんがり山で、威風堂々という言葉がぴったりの山容は、見るからに登りたくなる。

登山道の崩落により長い間登山禁止措置が取られいたが、2016年夏に解禁。しかしその直後に(10月21日)、再び地震により登山道が崩落。現在は新たな道が付けられているが、新小屋峠側(東側)のルートを通ったほうが無難とのこと。キャンプ場からの直登ルートは崩落場所にロープを張ってある箇所があり、通行には危険な状態が続いている箇所もある。

登山道は険しく危険も多いので、「聖地巡礼」の名の下に登山初心者が訪れる山ではないことは理解してほしい。

 

■行程
【日帰り】 総コースタイム: 2時間5分
鏡ヶ成キャンプ場・・・南峰ピーク・・・烏ヶ山・・・南峰ピーク・・・1230.5mピーク・・・新小屋峠・・・鏡ヶ成キャンプ場


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  • 休暇村 奥大山
    2018年01月17日(水)

    先週は寒波襲来で猛吹雪。今週は気温上がり春先のような天候です。冬の大山はかんたんではありません。装備をしっかり整えて



Vol.4 1時間で登れるけれどあなどれない、房総のマッターホルン・伊予ヶ岳

標高は500mにも満たない小振りな山で(337m)、登山口から1時間程度で山頂に立ててしまう山ながら、決してあなどってはいけない。「房総のマッターホルン」とも称される伊予ヶ岳は、その愛称と見た目どおり、険しい山として知られる。

富山町平群・平久里川畔からの伊予ヶ岳。標高以上の登りごたえのある山だ

 

鋭い岩峰となっている山頂付近は、岩場が続きロープがかかり、意外と手強い。スリルを味わいながら岩場を超えて立つ山頂では充実感を味わえること間違いない。さらに、晴れれば東京湾越しに富士山が望めることもある眺望も見事だ。

 

■行程
【日帰り】 総コースタイム: 1時間50分
総歩行距離: 4,000m  上り標高: 280m  下り標高: 280m
国保病院バス停・・・天神郷・・・南峰・・・北峰・・・南峰・・・車道・・・国保病院バス停


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Vol.5 威圧感のある「鎧と兜」を一挙に登れる鎧岳・兜岳

険しい山容と共に、山名まで登山者の気持ちを高ぶらせてくれるのが奈良県の曽爾村(そにむら)にそびえる鎧岳と兜岳だ。鋭く天を突く鎧岳と、その隣では迫力ある岩肌を覗かせる兜岳の様子は、登りたくなるに間違いない雰囲気を醸し出す。

宇陀郡曽爾村からの鎧岳(右)と兜岳(左)

 

鎧武者を思わせるところに由来するとも言われる威圧感ある山容は、標高は1000mに満たない高さの山ながら、登りがいがある。

この「鎧・兜」を一挙に縦走のが一般的だが、見た目と違って兜岳のほうが厳しい登りとなる。

 

■行程
【日帰り】 総コースタイム: 3時間35分
総歩行距離: 7,000m  上り標高: 755m  下り標高: 765m
曽爾横輪バス停・・・目無地蔵・・・兜岳・・・峰坂峠・・・鎧岳・・・峰坂峠・・・ヒダリマキガヤ群生地分岐・・・葛バス停


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Vol.6 鋭く尖った鋭鋒の先端にあるものは? オボコンベ山

宮城県仙台市の西側に、見るからに手強そうな鋭峰を見せている山がオボコンベ山だ。標高は600mにも満たない高さながら、急角度で天を突く山容は異様で、登るにも躊躇するほど。

林道跡末端の広場からのオボコンベ山 写真/JAC三上さん

 

ちなみに奇妙な山名は、「赤ん坊(おぼこ)をおんぶした姿に見えること」が由来とも言われる。

見た目どおり登山道は手強く、山頂周辺は切り立った崖・急登が続く。登山道も不明瞭な場所もあるので十分に注意したい。山頂からの眺望は全方向に開けているが非常に狭い。

 

■行程
【日帰り】 総コースタイム: 2時間50分
総歩行距離: 4,500m  上り標高: 366m  下り標高: 380m
林道登山口・・・流木の堆積地・・・尾根取付・・・尾根上分岐・・・オボコンベ山・・・廃林道終点・・・林道下山口・・・登山口


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Vol.7 スリルと眺望を楽しむ阿波のマッターホルン・黒笠山

地元の登山者の間では「阿波のマッターホルン」とも呼ばれている黒笠山。遠くから見ると広い三角錐の山の突端部だけ、鋭く尖っている山容が確認できるが、マッターホルンには似ても似つかない気がする。

しかし山頂付近は鎖場も設置されていてスリルがあり、山頂からの展望も素晴らしい。

山頂付近が盛り上がるようにせり立つ黒笠山 写真/マローズ さん

 

標高は1700mをわずかに越える高さ(1703m)があり、登りごたえは四国でも随一の山となっている。

 

■行程
【日帰り】 総コースタイム: 6時間5分
総歩行距離: 6,500m  上り標高: 975m  下り標高: 975m
登山口・・・鳥居・・・黒笠神社・・・尾根・・・矢筈山分岐・・・黒笠山・・・矢筈山分岐・・・尾根・・・黒笠神社・・・鳥居・・・登山口


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