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飛騨からアルプス

▷ 「飛騨から登る北アルプス フォトコンテスト 2019」 コーナーを見る

  初・中級 | 初めてでも、この夏、登れる北アルプス
  • シャトルバスやロープウェイで標高を稼ぎ、
    実際に登るのは数百メートル、
    日帰りで行けるこの2山で、北アルプスを体験しよう!
    晴れれば絶景間違いなし!

もっとも親しみやすい3000m峰

乗鞍岳  のりくらだけ/標高3026m

岐阜県の高山市と長野県松本市の境に位置する乗鞍岳は、最高峰の剣ヶ峰をはじめ、薬師岳、摩利支天岳、魔王岳など、山頂部にいくつものピークを持つ。北アルプスの南端にあるものの、その山並みからは少し離れていて、独立峰のような存在感だ。秋から春にかけて、豊富に雪をまとう姿が特に美しい。
乗鞍岳の全容。一番奥が剣ヶ峰/親子でも挑戦できる/砂礫に咲くコマクサ


 岐阜県側は平湯から乗鞍スカイラインが、長野県側は乗鞍高原から乗鞍エコーラインが通じ、標高約2700mの畳平までバスでアクセス可能だ。そこから最高峰の剣ヶ峰へは遊歩道と登山道をたどり、2時間もあれば立つことができる。そのため、気軽に楽しめる3000m峰として親しまれ、夏のシーズン中は、登山者だけでなく、親子連れや学校登山の中・高校生など多くの人が訪れる。

 日本一の高所を抜ける山岳観光道路が走るとはいえ、豊かな自然が残されていて、夏は遊歩道を歩きながら、ミヤマキンバイやハクサンイチゲ、ヨツバシオガマなどの高山植物が目を楽しませてくれる。最高峰の剣ヶ峰を目指すだけでなく、手前の小ピークに登ったり、周辺を散策したりするだけでも乗鞍岳の魅力を味わえる。

 また、乗鞍岳はライチョウの生息数が多いことでも知られている。山頂部に茂る広大なハイマツ帯がライチョウの住みかとなっているのだ。あまり人を恐れないため、運がよければ、丸々としてかわいらしい姿を近くで見られるだろう。

 乗鞍岳は登山初心者でも登れるイメージが強いが、平湯温泉から平湯尾根、金山尾根を経て6時間あまりで山頂部に通じる平湯乗鞍登山道のほか、西側の乗鞍青少年交流の家から丸黒尾根、千町尾根を経由する、避難小屋泊の健脚向きコースもある。経験者は本格登山を楽しむのもいいだろう。

 山頂部からの眺めはどこもすばらしく、天気のいい日は南アルプスや八ヶ岳の山々も眺められる。北を見れば、穂高連峰の奥に槍ヶ岳が重なり、さらに笠ヶ岳や双六岳など、飛騨の名峰が連なる。

適期/アドバイス

平湯温泉から畳平へのバスは5月中旬から運行するが、まだ山頂一帯は雪が多く、雪山経験者向き。一般的には梅雨明け直後から9月下旬ぐらいまでが登山シーズン。バスで山頂直下までいっきに来られるため、高山病になりやすい。いきなり歩き始めず、畳平周辺をゆっくり散策して体を慣らすといいだろう。

登山口までのアクセス

JR高山線高山駅近くの濃飛バスセンターからほうのき平へ向かい(約45分、1210円)、乗鞍線のバスに乗り換える(約1時間、1420円。いずれも濃飛バス TEL0577-33-7780)。高山駅から乗鞍山頂へのお得な往復切符も販売されている。

 

 初心者からベテランまで、幅広い層の登山者を受け入れてくれるのが乗鞍岳。3000m峰ならでは豊富な残雪や高山植物の花々、そして槍・穂高連峰をはじめとした山岳展望が見どころです。
 もちろん乗鞍岳のピークハントも楽しいのですが、もうひとつの私のオススメは中腹の五色ヶ原ガイドツアー。息を飲むほどに美しい滝を眺めたり、生まれたての水が流れる沢沿いを歩いたりと、ほかにない豊かな自然を体感できます。乗鞍岳の行き帰りにぜひ行ってみてください。

Chiho Kobayashi
穂高の一峰でその醍醐味を体験

西穂高岳(独標)にしほたかだけ(どっぴょう)/標高2701m

西穂高岳は奥穂高岳を主峰とする穂高連峰の一座。標高は3000mはないが、ほかの穂高の山に引けをとらない岩稜の険さを持つ。北アルプス初級者は「独標(どっぴょう)」を目標に。ロープウェイに乗って、独標からの絶景を体験し、穂高連峰、北アルプス岩稜帯の醍醐味を味わおう。
西穂独標付近から見た西穂高岳の核心部/ロープウェイがあり冬も人気が高い


 岐阜県側からはロープウェイを利用して、標高2156mの西穂高口まで上がることができる。北アルプス南部の山では稀なアクセスのよさだ。上高地から登る道もあるが、登山者のほとんどはこの西穂高口からスタートする。

 ロープウェイのおかげで手軽に登れるイメージがあるものの、日本第一級の険しさをもつ穂高の一峰であることに変わりはない。足元のわるい場所も安定して歩けるよう、岩場歩きの基本的な練習をしてから臨むようにしよう。

 西穂高岳をめざす多くの登山者が宿泊する西穂山荘前のテント場周辺はお花畑になっていて、夏はハクサンフウロ、クルマユリ、サラシナショウマなどの花が見られる。丸山まで行くと森林限界を出て、焼岳や笠ヶ岳が眺められ、足元には上高地が見下ろせる。

 岩場となるのは「独標」といわれるピークの手前から。北アルプス初級者は「独標」を目標にしよう(独標とは「独立標高点」の略)。西穂高岳の稜線は北へ進めば進むほど険しくなり、難度が高くなる。帰りは登ってきた岩場を下らなければならず、より高度感が強くなるし、技術的にも難しい。独標で展望を楽しんだら、目標は達成だ。元の道を戻ろう。

 独標から先は小ピークが連なり、両側が切れ落ちた岩の上を歩いたり、鎖でバランスを保ちながら岩の斜面を横切る箇所がある。特に西穂高岳山頂直下の岩場は足場が悪い。さらに、西穂高岳から奥穂高岳への稜線は国内でも最難関レベルのルート、と覚えておこう。

適期/アドバイス

丸山から先は森林限界を超えるため、悪天候時に身を隠す場所がない。悪天が予想される時は迷わずに登山を中止しよう。また、稜線の岩稜帯ではヘルメットの着用が望ましい。登山適期は7月上旬~10月上旬。10月に入ると稜線は雪になることもめずらしくないので要注意。
入山の際は登山届を提出すること。

登山口までのアクセス

JR高山線高山駅近くの濃飛バスセンターから新穂高温泉までバスで1時間35分、1570円(濃飛バス TEL 0577-33-7780)。7月中旬〜8月中旬まではJR中央本線松本駅から新穂高温泉までの直通バスも運行している(2時間35分、2880円、アルピコ交通バス TEL 0263-35-7400、濃飛バス TEL 0577-32-1688)。新穂高温泉から第1、第2ロープウェイを乗り継いで西穂高口に行く(約25分、往復2900円、新穂高ロープウェイ TEL 0578-89-2252)。

 

 西穂高岳は穂高岳のひとつですが、ジャンダルムや天狗ノ頭、間ノ岳などの険しい岩場でほかの穂高の山々と隔絶され、独立したイメージ。それでも独標から先では奥穂高岳や北穂高岳と同等の岩稜となります。初級者は独標を目標にしましょう。
 私は登るごと、背後に広がる焼岳や乗鞍岳の眺めが大好き。岩場にはイワツメクサやウサギギクなどの花も見られます。ぜひ、景色や足元の花々を見る心の余裕を持って、岩稜歩きを楽しんでください。

Chiho Kobayashi
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