山にチャレンジするみなさんへ
「山岳遭難対策制度とは?
  jROのサービスを説明しよう
Sponsored contents 2021.06.10

今年の夏、初めて日本アルプスにチャレンジするというAさん。低山から山を始め、少しずつステップアップしてきた。憧れの頂に挑戦するために、ギアと装備を見直した。体力に見合った無理のない山行計画を立てた。あとは登山計画書を作成して提出するだけ。うん、準備は万全だ。……でも、なにか忘れていない?

新しい山にチャレンジするとき、登山のリスクや危険についてしっかり想定しておきたい。遭難は決して人ごとではないことを頭に入れておこう。日本山岳救助機構(jRO/ジロー)の「山岳遭難対策制度」は、万一遭難したときに、遭難した本人や家族にとって「本当に必要なサービス」が受けられる「共助の仕組み」だ。わずかな費用で大きな安心を得られるjROのサービスのポイントをまとめたので、ぜひ読んでみてほしい。一人ひとりのリスクをみんなでサポートする。「助け合い」は私たち登山者の合言葉だ。

ボクはコジロー。jROのイメージキャラクターだよ。
山岳遭難対策制度の仕組みと特徴を紹介していくよ!

 01
jRO「山岳遭難対策制度とは?

jROの「山岳遭難対策制度」は、「保険」ではない。会員で少しずつの費用を出し合い、万一の遭難に遭遇してしまった人とその家族を助ける、大きな「共助の仕組み」なのだ。

登山者が遭難事故にあった時に必要なことはなんだろう? 家族が現地に駆け付ける、捜索や救助に人が動く、行方不明になれば、それを何度も繰り返す…。遭難事故が起こった時、捜索・救出にはたいへんな労力が必要で、本人だけではなく、家族にも大きな負担がのしかかる。

遭難した人やその家族の負担を少しでも軽減したい、そんな思いで始まった「共済」の仕組みを、「保険」に関する法律の変化に合わせて、互助・共助の観点で立ち上げたのが、日本山岳救助機構合同会社(jRO/ジロー)だ。それまで他の制度では十分に補填されなかった「遭難救助にかかる費用」、遭難者本人やその家族が負う金銭的な負担を、会員みんなで分担する仕組みだ。

会員みんなで、困った人を助ける仕組みだよ!

 02
会員9万人超で、登山者のリスクをカバー!

設立から13年目となり、jROの会員は、設立当初の7000人から9万人を超えるまでに増えた。それによって、遭難時の捜索・救助費用の補填上限が「最大550万円まで」となった。会員個人が負担する費用は、年会費2000円と事後分担金(04で説明/2019年は300円と少額)で、万が一のリスクに備える登山愛好者にとっては、欠かせないサービスとなっている。

様々な遭難保険、山岳保険が登場している現在でも、jROの場合、登山に限らず、沢登り、岩登り、マウンテンバイク、山スキー&スノーボードや、山菜採り・きのこ狩りまで、季節を問わず、山での遊び全般での事故をカバーしているのが特徴だ。

また、「登山者自身が、自力で下山できなくなったら『遭難』」という見解のもと、その原因が持病や既往症などでも関係なく補填の対象とする、というのも、登山愛好者の事故例をよく知るjROの特徴と言える。

「日本3百名山ひと筆書き」に挑戦中の
 田中陽希さんもjROの会員なんだよ

アドベンチャーレーサー 
田中陽希さん 

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山に精通した専門家が、常にサービスを改良!

例えば、遭難時の捜索費用・救助(搬出)費用の補填が中心であることはもちろん、家族が事故の現地に駆けつける際の「駆けつけ費用」や、万が一のときの「遺体搬送費」、ボランティアで救助に協力していただいた方への「謝礼」さえも補填するという。金融商品を扱う保険会社ではなく、登山愛好者を代表して何が必要かを考え、仕組み化している。

遭難後の対応がすばやく、登山者やその家族の心理をよくわかっているので、捜索や救助の対策を親身になって対応してくれる、というのも心強い。捜索が長引いてしまった時、警察による捜索活動が終了となっても、各地のガイド組織、山岳会との関係で、捜索隊の派遣や斡旋ができるのも、jROならではといえる。

登山者やその家族のことで、
何が困るのかをよく知っているよ

  雪上のシート搬送訓練
(写真提供=東京都山岳連盟)

 04
「事後分担金も少額で安心!

jROは公助の仕組みなので、年間で補填した遭難事案と、補填した費用を公開し、総額を会員数で割って、個人の「事後分担金」として徴収する仕組みになっている。どこの山域で、いつ、どんな遭難事故があり、どんなケガをしたのか、その際の補填費用がいくらだったのかは、毎年、報告書とともに、自宅に送られてくる。 (2020年では、算出日までに41件の事故で会員に補填を行い、2600万円強の事後負担金総額を見込み、会員数で割った事後分担金の請求額は300円だった)

これは、事後分担金を明快にするのとともに、自分がこんな事故に遭ったらという気付きにもなり、また安全登山への意識付けにもつながっている。事後と言っても、とんでもない金額が請求されることはない。ここ数年は、会員数が増えたこともあり、事後分担金は数百円の範囲なのだ。

過去4年の事後分担金の実績

・2017年 500円   ・2019年 200円
・2018年 300円   ・2020年 300円

みんなで出し合うから事後分担金も少額で安心だね!

会員証+α
シンプルなスマホアプリが便利!
jROでは会員証の役割と+αの機能がついた、シンプルな会員証アプリも提供。

スマートフォンの複雑なアプリに使い慣れない方にも、簡単に使ってもらえる、シンプルで必要最小限の機能を盛り込んでいる。

山岳GPS地図アプリ「ジオグラフィカ」と連携し、ボタン一つで、現在地が地形図上に表示される。いざ何かあったという時も、現在地の緯度経度情報を、ボタン一つでメールで送れる機能は、素早く操作ができて実用的!

POINT
・会員番号・名前、会員の期限(年会費の更新日)を表示
・ 家族に、現在位置情報をメールできる
・ 地図アプリ「ジオグラフィカ」の地形図に、現在地を表示できる
有効期限がパッと見えるのはいいよね!
かんたんな操作で家族に現在地をメールできるよ
 05
YouTubeもスタート! 「自救力」を高める講習会を開催

jROでは、会員向けに様々なサービスを展開しているが、その中で、もっとも重きを置いているのが、「安全登山」の啓発活動だ。

「自分を救う力」=「自救力」として、会員自身が、知識レベル、技術レベルを高め、より安全に登山を楽しめるような講習会、講演会を開催してきた。2020年以降は、新型コロナウイルス感染症の拡大も鑑みて、会員向けのオンライン講習会や、会員に限らず多くの方に見てもらえるYouTubeでの動画講習も積極的に行っている。

■ 「jRO自救力アップ講習会」開催実績
第80回 2019.07 宮崎県宮崎市 講師:全九州アルパインガイドクラブ 安東桂三さん
第81回 2019.09 兵庫県六甲山 講師:ジオグラフィカ 松本圭司さん
第82回 2019.09 兵庫県六甲山 講師:ジオグラフィカ 松本圭司さん
第83回 2019.10 山口県山口市 講師:関西ガイド協会 村上伸祐さん
第84回 2019.11 東京都渋谷区 講師:マウンテンガイド協会 平川陽一郎さん
第85回 2020.01 栃木県宇都宮市 講師:日本山岳会 羽根田治さん
第86回 2020.07 オンライン 講師:マウンテンガイド協会 平川陽一郎さん
第87回 2020.08 オンライン 講師:東京山岳ガイド協会 下越田功さん
※2020年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、Zoomを使用してオンラインで開催された。
 
 
 

講習会もいろいろあるよ。まずはYoutubeを見てみてね!

 
ほかにも会員特典がたくさん! jROの仕組みを詳しく知ろう

jROの会員になると、ほかにも、山小屋での割引・特典や、提携しているJTBベネフィット「えらべる倶楽部」の所定のサービスを受けることができる。これだけそろって、年会費は2000円! 登山者の安心の仕組み、jROのサービスをぜひチェックしよう!

 

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  ジローリエゾンセンター
  TEL03-6273-1521(平日10時~17時)
  Email: liaison@sangakujro.com