山と渓谷山旅BOOK/かごしま山めぐり街あるき
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大株歩道安房森林軌道三本槍杉三代杉仁王杉翁杉ウィルソン株大王杉夫婦杉高塚小屋縄文杉宮之浦岳へ携帯トイレブーストイレ、携帯トイレブースあり白しら谷たに雲うん水すい峡きょう歩行時間計 4時間30分レベル 中級トイレありトイレあり太鼓岩辻の岩屋楠川分れへ房安杉小大杉橋大山祇神社楠川分れ小杉谷山荘跡大株歩道入口0.10.50.200.300.300.201234北沢南沢0愛子沢川00.4550縄じょう文もん杉すぎ歩行時間計 9時間50分レベル 上級information山と渓谷本誌3月号 別冊付録 011左 縄文杉_2 C M Y K 78×52.5979太鼓岩白谷雲水峡へ辻峠小杉谷休憩舎小杉谷橋谷荒川登山口600mトイレあり尾立ダム屋久杉自然館へ宮之浦へ弥生杉白谷雲水峡入口620m管理棟白谷雲水峡0.20白谷雲水峡さつき吊橋二代大杉0.45三差路道標白谷山荘七本杉0.400.35くぐり杉苔むす森辻峠979ヨウジガ高岳白谷山荘白谷雲水峡1.501.301.200.40 縄文杉コースは往復で約22㎞、標高差約700m、所要時間は10時間にも及ぶハードなコース。登山口を6時に出発して16時くらいに戻るというのが一般的なモデルケースだ。技術的には難しくないものの、充分な体力と気力が必要な、本格的登山であることを承知して入山してほしい。ガイドツアーが多く催行されているので、登山初心者はツアーに参加するとよい。自然に詳しい地元ガイドの解説が聞けるので、登山上級者にもおすすめだ。 白谷雲水峡は入口から最高点の太鼓岩まで往復約10㎞、標高差約400mの中級コース。入口付近には遊歩道が整備されていて、二代大杉や弥生杉などは比較的手軽に見に行ける距離にある。 標高850m付近にある「苔むす森」までなら往復約3時間程度と、日程や体力に合わせてアレンジできるのも魅力。ただし、コース上に複数の徒渉点があり、沢が増水すると閉鎖されることがあるので注意が必要だ。登山情報縄文杉や白谷雲水峡は通年歩けるが、12〜2月は降雪の可能性がある。雨が多いので、レインウェアは防水透湿素材のしっかりしたものを用意したい。縄文杉、白谷雲水峡ともにガイドツアーに参加して、より深く自然に親しもう。縄文杉登山は山岳部環境保全協力金1000円(日帰り)、白谷雲水峡では森林環境整備推進協力金500円が必要。観光・宿泊情報トレッキングはもちろん、ダイビング、シーカヤックなどさまざまなアクティビティのガイドツアーが催行されている。観光協会のウェブサイトなどでチェックしよう。島内には宮之浦や安房を中心とした各集落に宿泊施設がある。リゾート感あふれるホテルやコテージ、郷土料理でもてなして山と渓谷本誌3月号 くれるアットホームな民宿など、選択肢が豊富だ。011右 白谷雲水峡_2 問合せ先:屋久島観光協会☎0997-46-2333C M Y K 32×52.5縄文杉1 船の安全を守り続ける屋久島灯台 2 浜辺に湧く海中温泉で開放感に浸ろう。写真は湯泊温泉 3 大川の滝は滝壺の真下で迫力を感じて 4 島の特産・首折れサバとトビウオの姿揚げ空港リムジンバス55分、1300円南国交通☎099-245-4001高速船2時間、1万1600円種子屋久高速船☎099-226-0128バス48分、980円まつばんだ交通☎0997-43-5000バス30分、560円まつばんだ交通☎0997-43-5000バス35分、700円※3〜11月のみ運行種子島・屋久島交通☎0997-46-2221島へはほかに飛行機やフェリーの便もある。島内の移動はレンタカー利用が便利。13761km500mアクセス鹿児島空港鹿児島本港宮之浦港屋久杉自然館荒川登山口白谷雲水峡11trekking course魅力いっぱい山麓スポット 屋久島は、里にも多くの魅力的なスポットがある。島の西部には車で行ける世界自然遺産登録エリアが広がり、永田岬の先には1897(明治30)年以来100年点灯している屋久島灯台が目を引く。「日本の滝百選」にも選ばれている大おお川この滝は、落差約88mで大迫力。また島の南部には湯ゆ泊どまり、平ひら内うちと2つの海中温泉がある。近海ではゴマサバ漁が盛んで、首をポキっと折って鮮度を保った「首折れサバ」の刺し身は絶品だ。名物のトビウオ料理も味わいたい。

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