山と渓谷山旅BOOK/かごしま山めぐり街あるき
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しろくま餅に刺された竹串が、武士が腰に差した刀に似ていることから「両棒(じゃんぼ)」という。仙巌園のある磯地区の名物。砂糖醤油か味■ダレで鹿児島を代表する銘柄の黒豚は、味が濃く身が柔らかいのが特徴。飼料にさつまいもを使うことでさっぱりとした脂に。ぜひ分厚い肉をとんかつで鹿児島の黒豚は約400年前の江戸時代に琉球から入ってきた。厳しい基準で育てられ、高い品質が保たれる。しゃぶしゃぶは出汁で食べるのが特徴「つけあげ」ともいう。島津斉彬がはんぺんやかまぼこを鹿児島の気候に合わせ揚げたのが始まりだとか。各家庭や店オリジナルの味を食べられるほぐした鶏肉や干ししいたけ、錦糸卵などをご飯にのせ、鶏ガラスープをかけて食べる奄美地方の郷土料理。お祝いごとやもてなしの席で作られるかき氷「しろくま」の発祥は1947年創業の「天文館むじゃき」。大きさにたじろぐが、さっぱりしたシロップでぺろりといける。焼酎みぞれも捨てがたい開聞岳の山麓に湧く水の郷百選の冷水で食す流しそうめん。川に囲まれた涼しげな空間で味わおう。指宿市開聞十町5967 ☎0993-32-2143全国和牛能力共進会で日本一に輝いたこともある高級肉は、きめ細かな美しい霜降りのまろやかなうまみが特徴。焼き肉やせいろ蒸しなどは絶品江戸時代、闘鶏が盛んだった鹿児島ならではの名物。居酒屋では定番メニューで、生姜醤油で食す。■摩汁や鶏飯などさまざまな鶏料理を楽しめる豚骨ベースのスープが特徴で、鶏ガラ、エビなど、各店独自の味が楽しめる鹿児島ラーメン。お昼に夜の締めにと一日2度はいけそう!19両棒餅黒豚とんかつ黒豚しゃぶしゃぶ唐とうせんきょうさつま揚げ鶏飯船峡そうめん流し黒牛の焼肉鶏刺し鹿児島ラーメン鹿児島の豊かな大地が生んだグルメは、素材の味を楽しみながらいただこう。醤油や出汁は甘めが特徴。芋焼酎も忘れずに。お土産には、さつまいもや黒糖のスイーツを!米村奈穂=文 後藤武久、公益社団法人鹿児島県観光連盟=写真お腹ひとつじゃ、とても足りない!とっておきのかごしまグルメ

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