深田久弥の『日本百名山』に「浅間山は煙と共に生れ、今も煙によって名を博している」とあるように、現在も火山活動を続ける浅間山(2568m)。入山規制は時期によって異なりますが、レベル1の今は(2019年12月9日現在)前掛山(2524m)まで登れます。
浅間山の火山活動は豊かな自然を育み、周囲の黒斑山、高峰高原では四季折々の魅力があるハイキングが楽しめます。冬季には、スキー場がオープンし、初心者から楽しめるスノーシューハイキングのエリアになります。
黒斑山(2404m)は、浅間山の絶好の展望地としても知られている浅間山外輪山。シラビソなど針葉樹林の樹氷の向こうには、雪で白く輝く浅間山が浮かび上がります。初冬や残雪期には山肌に雪の白い縦縞が入った浅間山が美しく、その姿を収めようと多くのカメラマンも訪れます。
黒斑山と車坂峠を挟んで反対側にある高峯山(2106m)も、手軽にスノーシューが楽しめる山です。コースタイムは車坂峠からの往復、あるいは高峰温泉からの往復でどちらも2~3時間ほど。山頂からは、小諸市街や八ヶ岳が見渡せます。
山麓には高峰高原ホテルや高峰温泉などの温泉もあり、下山後には温泉に浸かれるのも魅力。また、スノーシューハイキングツアーや、用具のレンタルもあり、スノーシューデビューにもおすすめのエリアです。