2007年に惜しまれつつ廃線となった「くりでん」こと「くりはら田園鉄道」。2017年春、旧若柳駅周辺が、体験型観光スポット「くりはら田園鉄道公園」としてオープンした。「くりでんミュージアムゾーン」では、かつての車両や貴重な資料が展示されているほか、運転シュミレーターが楽しめる。「くりでんアトラクションゾーン」では、気動車乗車、レールバイク乗車が体験できる、子どもから大人まで楽しめる施設だ。見て、ふれて、体験しよう!
詳しくはこちら宮城・岩手・秋田の三県にまたがる栗駒山(1626m)は、全山紅葉の山としても知られ、9月下旬から10月中旬まで紅葉シーズンを迎える。
もちろん山麓の温泉も豊富で魅力的!この秋、栗駒山の紅葉を見に行こう!
奥羽山脈のほぼ中央に位置する栗駒山は、宮城・岩手・秋田の三県にまたがり、宮城では栗駒山、岩手では須川岳、秋田では大日岳とも呼ばれている。標高1,626mの山頂からは、鳥海山、月山、蔵王連峰、岩手山、早池峰などの東北の名峰の数々が見渡せる。
「花の百名山」のひとつに数えられるほど夏は高山植物が豊富。ブナやミズナラ、カエデ類の落葉広葉樹林が広がり、新緑、紅葉ともに美しい。
『日本百名山』の深田久弥氏も、そのあとがきで「栗駒山も百名山に入れるべきであったかもしれない」と記しているほどの名峰なのだ。
宮城県側から6つ、岩手県から2つ、秋田県から1つと、登山コースが豊富なことも魅力のひとつ。紅葉のシーズンは、日照時間も短いため、コース計画は慎重に。いわかがみ平から中央コース、東栗駒コースを往復するのが一般的。紅葉の斜面が広がる柔らかな印象を受ける宮城県側の景観に対し、秋田、岩手県側は、火山活動の痕跡が色濃く残り、火山地形も体験できる縦走コースも魅力的だ。自身の力量を見極めて計画しよう。
「神の絨毯」とも称される全山紅葉は、9月中旬、山頂付近から始まり、山腹、山麓へと広がり、10月中旬にかけてが紅葉シーズンとなっている。
今年の秋は、ぜひ栗駒山の紅葉を見に、山旅を計画してみよう!
2017年9月1日から2018年3月31日までの期間に、レンタカーを利用※し、宮城県栗原市内の登録店で観光、買い物、食事、宿泊された場合、利用額に応じてスタンプが押されます。スタンプの数に応じてキャッシュバックサービスが受けられます。
*レンタカーは宮城県内または岩手県一関駅周辺にある、JRレンタカー、ニッポンレンタカー、トヨタレンタリース宮城、トヨタレンタリース仙台、タイムズカーレンタルで借り受けた場合が対象になります。ミヤコーバスでは今年も、栗駒山の紅葉シーズンに合わせて、臨時バス「栗駒山 紅葉号」を運行。期間は9月22~25日、9月29日~10月2日、10月7~9日、10月14、15日の週末中心の計13日。東北新幹線・くりこま高原駅から、登山口のいわかがみ平までを約70分で結びます(1500円)。
2007年に惜しまれつつ廃線となった「くりでん」こと「くりはら田園鉄道」。2017年春、旧若柳駅周辺が、体験型観光スポット「くりはら田園鉄道公園」としてオープンした。「くりでんミュージアムゾーン」では、かつての車両や貴重な資料が展示されているほか、運転シュミレーターが楽しめる。「くりでんアトラクションゾーン」では、気動車乗車、レールバイク乗車が体験できる、子どもから大人まで楽しめる施設だ。見て、ふれて、体験しよう!
詳しくはこちら栗駒山の楽しみは、どの入下山口にも豊富な温泉が湧いていること。写真は、宮城県側の登山口に近い、標高約600mにある「新湯温泉 くりこま荘」の露天風呂。また昨年9月には東北道・築館IC近くに日帰り温泉「天然温泉たかもりの湯」もオープンした。
岩手・秋田県側の須川高原温泉は強酸性温泉で、古くから湯治場として知られている。
栗駒山麓の耕英地区は、イワナの養殖発祥の地とされ、清流が育てたイワナは「栗駒耕英岩魚丼」として提供される栗原の名物。昼夜の温度差が大きい山間地の花山地区では、香りの高いそばも名産。「花山そばの里」では3軒のそば店が味を競っている。最近では、新たな郷土料理として「そばだんご」も栗原の名産品として、飲食店、旅館等で提供されている。
栗駒山からの清らかな水に育まれてきた食文化。平野部は米どころとして「栗原米」を生み、ずんだ餅、くるみ餅に始まり、じゅうね餅、ふすべ餅など、50種以上ある餅料理を産み出している。水と米が美味しいので、酒造りも盛ん。栗原市内に6つの蔵元が存在する。
サクラソウの仲間「ヒナザクラ」で田中澄江選定の「花の百名山」に選ばれた栗駒山。
150種ともいわれる高山植物によって、見事なお花畑が広がる。
東北新幹線を使えばアクセスもよい栗駒山。新緑、高山植物の季節にも訪れたい。